採卵&ET

とうとうその日がやってきてしまった。
毎日遅刻しそうになりながらどうにかこの日までたどり着いた。
この時点でタマゴは前回よりも少しだけ少なく、内膜は前回と同じ10ミリ前後。
もしかしたらうまく行くかもしれないと期待感がつのる。
そして残る問題は腰椎麻酔の効きだ。
今回こそはどうか腰椎だけで採卵が出来るように・・・。

そして採卵。
私は朝9時半からの手術予定で3人目。
夫も手術する事になり、夫は午後の手術となっている。

そして3人目の私の番が来た。
腰椎はまた外れてしまい効きレベルは最低で、今回は最初から静脈も併用となった。
1本半の静脈麻酔が入り、寝ている間に採卵が終った。
しかし本当に麻酔を併用してて卵には影響がないんだろうか?
今回取れたタマゴは19個。
前回よりも取れている。パーロデル効果か?
そしてこの中から顕微ができるタマゴは10個。
結局前回とそう変わらないような気が・・・。
そして夫は1番絞りで良いのが取れたそう。
この中から一体どれほどの受精卵が出来るのかが、1番の不安となった。

そして採卵の翌日は夫が退院。
その翌日は私がETしたあとに退院する予定。
そして体調もよく、ETの日がやってきた。
前回出来た受精卵は6個。
そして今回は10個顕微して、そのうち3個は死んでしまったり、壊れてしまったり、成長が止まってしまった為、7個になった。
なんだか前回と1個しか変わらない。
でもとてもグレードのいい卵が3つ、結構いい卵が1つ、そして普通のタマゴが3つとなった。
前回は3つ戻してダメだったので、今回は上位4つを戻す事になった。
もう多胎はOK!「いくつでも全部面倒見るからついて頂戴!」的な気持ちだった。
先生からは減退手術の話までされて、もしかしたらこれでやっと卒業できるかもと思った。
今回のルテウムは高くても体が楽なほうをと思い、近くの産婦人科で打ってもらう事にした。
なるべく安静に、なるべく心健やかに、なるべく負担を掛けずに生活がしたい。
そのために買い物にも行かないで良いように、食材の宅配も頼んだし、全ての準備が整っていた。
残るは子供だけ。
無事に着床してくれるのを待つだけだ。