判定日まで

退院をしてからは毎日ルテウムの注射が始まる。
しかし前回と同じように、近くの産婦人科でお願いする事にした。
毎日、毎日妊婦さんに囲まれて、あたかも自分まで妊婦のような気がしてくる。
お腹はポッコリと膨れて、歩くたびにお腹の中で卵巣が動いているよな痛みがある。
下腹部を支えて卵巣が動かないようにするととても楽なのだ。
その為、完全なる妊婦のようで、少し笑ってしまう。

そして喫煙。
タバコを吸ってようがいまいが、着床をする時はするだろうし、しない時はしない。
そうゆう結論に行き着いた。
そして何よりも体重が増えるという事だけは避けたかったのだ。
体内脂肪による血行不良と、タバコによる血行不良。
どっちがいいのだろうか・・・。
しかしタバコを吸う事により、ストレスはいくらかは回避できる。
でもタバコを吸わないというストレスと、食べたくないのに食べちゃったと後悔をするダブルストレス。
ダブルよりはシングル。
まぁ、こんな単純な理由なのだが・・・。

そしてお腹は毎日痛い。
時々つれる様な痛みもある。
ともかくずーっと痛いのだ。
こんな事は初めてだった。
でも着床した時の痛みは良く聞くが、いくらなんでも早すぎる。
ちょっと残念ムードも漂う。

そして今回は判定日が31日になっている。
しかし病院はお正月休み中。
そのため1月4日までルテウムを補充する事になった。
これも先生の気合の表れか?

痛いお腹で買い物に行き、クリスマス、大晦日、お正月とイベントをこなした。
やっぱり少しは運動した方が良いだろうと、1時間ほど歩いたりもした。
そして31日の判定日に大学病院に行き、注射を打った帰り道の事だった。
もう少しで家に着くという時に、お腹の中で何かが起こった感じだった。
子宮の辺りが差し込むような痛みがあって、ヒリヒリする感じもあった。
夫に車を停めてもらい、痛さに耐えているとスッと痛みが引いた。

その後お決まりの出血。
しかも出血?なんて可愛いもんではない。
500円玉ぐらいの塊がドバァー!
今までも判定日に注射中止でそのまま生理という事はあったが、こんな塊ではない。
かなりビックリした。

でもその後は全くお腹が痛いという事も無くなり、どちらかというと快適だった。

そしてお正月明け、判定を聞く日が来た。
生理は山場を終えようとしていた。

結果はまたまたマイナス。
残念でしょうがない。
しかしフリーズがある。
そう奮い立たせるしかない。

3回というのを目標にやってきたが、少し考えてみないとという気持ちにもなった。
転院・・・それもいいのかもしれない。
しかしまだフリーズがある。
それに賭けるしかない。