ベイトキャスティングリール その1


シマノ バンタム100   (210g 4.7:1 51.7cm BB2 NO3-170m)

私のベイトリールはこれから始まりました。

小型軽量で美しく、当時当たり前だったどこかのコピー商品ではありません。

バスの初ヒットもこのリールでした。ルアーはコピーのジッターバグ、

そのバッタ品はなんとも恐ろしくシンキングでした。(まったく動きません)

ワンドの奥深くキャストしたところ沈んでいたタイヤに引っ掛り、しかたなく

反対側に回ってはずした瞬間に、30cmのバスがヒットしました。

(なんか今風のテクニックですな)


当時中学生だった私の周りにはたいへん愛用者が多かったものです。

時は第一期バスブームでしょうか。あれから20年以上たったある日、

会社でチヌ用にリール貸してと言われて、適当なリールがなかったので

しぶしぶバンタムを貸したのですが、いやな予感があたりました。

レベルワインダーのギアがぶっ飛んで帰ってきたのです。バックラッシュを

解くのに、サイドプレート外して、歪んだまま無理やり回したんでしょう。


メーカーでの修理は不可能ですのでギア一枚の為に、オークションで1台

入手することにしました。それでやって来たのが左のリールです。レベルワインダーの

デザインが違います。記憶が定かでありませんがたぶん後からでたものだと思います。

理由は知りませんが、簡素化されています。(比べると非常に貧相です)

当時、私の周りも左のタイプが多かったです。

当時の国産リールに故障はつきものでしたが、バンタムで唯一発生したのが逆転

ストッパーの作動不良です。ただしこれはつめの部分を少し狭めてグリスアップすれば

解消します。故障とは呼べないようなものですが、説明書にも記載はないですし

それにリールの中をあけない人にとっては立派な故障なんでしょうね。

あけないといえばこのオークションリール、ギアの掃除がしてありましたが、

まったくのグリスなし、それにレベルワインダーにひどいサビがありました。

わたしはギア一枚あれば良かったのでかまいせんがね。


シマノ スピードスプールBB1

国産ベイトリールの草分けです。

これは当時友人の愛機です。その後譲ってもらいました。

スピードスプールは輸出仕様でルーブランドです。

国内ではBM1らしいのですが残念ながらそちらはお目にかかったことはありません。

現在でもその性能に遜色ありません。

バンタム100より少し大きなスプール径ですがオフセットが

しっかりとってありよく手によくなじみます。

かっこいいし良く出来たリールだと思います。

当時バンタムは8千円位で買えましたが、こいつは2万円以上しました。

欲しくても買えませんでしたね。



ダイワ ファントム

黒いほうです。うーんデザインがねぇ好きになれませんでした。

友人から安く譲ってもらったのですが、ほとんど使わずじまいでした。

私のスピードスプールのハンドルはオリジナルではありません

少し曲がっていたので、このファントムのを移植してありました。

なのでファントムには、あのツマミの独特なハンドルを付けていました。

そんなの忘れて、ファントムはだれかにあげちゃいました。

アブ 2500C

バンタムの次がこれです。私のメインリールとして、その後永く活躍します。

エビスシール付き、80からはじまるシリアルです。高校生になりましたが新品は高くて

買えなかったので中古で購入しました。バス以外にもさまざまな魚をこれで釣りました。

いまはひん曲げたのか、スプールエッジがフレーム当たってひどい音が発生します。

サイドにネームプレートのあるモデルでしたが、剥がれてありません。

思い出のリールなんですがその後、雑誌の売買コーナーで2500C4台と

共にオマケで売りに出しました。ところが理由はわかないのですが、

なぜかオマケのところが削除されて掲載されいて、いまでも手元にのこっています。

私はサムバー式リールを使いません。理由はこの2台です。

親指を乗せるプレートがついています。長年の使用でなにかと手をここに固定する

のが癖になっているのです。キャスト時はここが動いてはコントロールが不安ですし

リトリーブ時も親指の付け根をここに固定します、なのでサムバー式では、

ファイティング中に誤ってフリーにしてバラシてしまう始末です。

トーナメントでも5台の2500Cを揃えて使用しました。

私は10lb以上を使うベイトタックルでドラッグを使いません。ドラッグが

ゆるんでいてバラスことが多いからです。だからかなり締めこんでいます。

大物の突進にはクラッチフリーで対処します。そのような場合にもサムバー式では

フリーにしにくのです。この2500Cのドラッグ、音をたてながら糸が出て行きます。

魚釣りの醍醐味はあのスプールから「ジーー」ですよね。

今時のリールはどれも音がなりません。それもドラッグを使わない理由です。

ドラッグレバーのカチカチなんていらないのでドラッグ音を復活してください。

アブ 5000   (270g 4.7:1 BB- NO4-170m)

古いパーミングカップモデルです。黒のエビスシールです。

1985年ごろだったと思います。当時あこがれだったスーパーストライクを

購入しました。BB1をつけて使用と思ったのですが、BB1はそのままでは

グリップに干渉して取り付けることができず、それではと購入したのがこのリールです。

本当はパーミングカップでない5500Cが欲しかったのですが予算の都合で廉価版に。


リアルタイムでパーミングカップモデルを始めて見た時は

「えぇこんなんアブちゃうやん」と思いました。今ではこのシンプルモデル、

私のお気に入りになっています。

このリールもバス以外にも海のエサ釣りからジギングまで酷使しました。

スプール軸の受けはブッシュで、軽量ルアーは苦手ですがその理由は

ベアリングではなく、大きく重くなるスプールの為だと思っています。



アブ 4500CS  (330g 5.3:1 60cm BB3 10LB-170Yds)

98年に購入した並行物です。クラシカルですがウルトラキャストデザイン、

瞬間ストッパー、ハイスピードの最新装備です。本当はシルバーのモデルが

欲しかったのですが、赤と緑しかありませんでした。

このリールでのんびりトップかと思いきや、トーナメントからパワーハンドルを

付けてジギングまで出撃しました。私は手が小さいので、6000・5000を経て

待望のナロースプールでしたが、握力のないわたしは、親指1本しか入らない

その幅のせいで根掛り時のスプールロックが出来ずジギングからは退役しました。

アブ 2500C IAR 2500CSrocket

私の初代トーナメントセットです。右端がエビス物、2番目がCSでスペシャルトリートメント

しぶめのカラーが気に入ってました。左3台はIARです。瞬間ストッパーやハイスピードに

なっています。これらをトーナメント毎に分解掃除するのもわたしの楽しみのひとつでした。

分離式レベルワインドではありませんが、まめに手入れしてやれば軽量ルアーも良く飛びました。

この写真は雑誌の売買コーナー掲載のものです。たいへん気に入っていて性能的にも問題ないのに

左巻きへ移行の為売ってしまいます。

BM2(マグネット付)アブ6000Cウィンチ アブライト アブSM1600C

BM2はワゴンセールで見つけて思わず買ってしまいました。

6000Cウィンチは海仕様パワーハンドルが標準装備です。

アブライトこれシンプルでかっこいいですね。

SM1600Cは2500Cの後継機の検討に1台購入してみました。コンパクトで

良いのですがスプールの開口部が狭くバックラッシュが解きにくい。

相変わらずサムバー式はわたしには合いませんでした。みんな売ってしまったリールたちです。

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