5日目

午前中はイエローストーン湖で釣りです。
先にキャニオン・ビレッジに寄って今日の宿泊(キャニオン・ロッジです。 レストランやギフトショップに近いキャビンがとれました)の手続きをしてから、ヘイデン・バレーを通ってブリッジ・ベイへ向います。 ヘイデン・バレーは動物観察にはもってこいの場所。 早朝だからか、イエローストーン川の右側にはバッファローの大群(午後は1頭もいませんでしたけれど)。 途中でバスから降りて対岸に望遠鏡を向けると、いました、グリズリー。 でもボートの予約時間があるので、そこそこに出発。 

ブリッジ・ベイから4艇に分かれて出発。 先頭グループは入り江から出るところでビーバーを見たそうです。 釣りは全く初めてです。 出発前にスティーブ先生からこのグループは釣れそうにないみたいといわれたのですが、何を根拠にそう思ったのか。 でも、くやしいことに当たっていました。 ルアー・フィッシング、釣るのはカットスロート・トラウトです。 釣れるかどうかは半分はガイドさん、半分は私たちの腕次第? 投げ入れるコツはすぐわかったのですが、その後の巻き上げ(っていうのかな)方が良く分からず、はじめはまったくダメでした。 他のボートでは盛んに釣リ上げているのに、私たちは草をひっかけてばかり。 それでも何度かポイント変えて、1時間くらいしたらようやく1匹目がかかりました。 ここでは大きな魚は放すことになっています。 各ボートに大きさを計るものがあって、きわどいものはすぐに計って、大きい場合はガイトさんがすぐに湖へ放します。 日本だと逆ですけれど、大きな魚のほうが繁殖能力が高いからだとか。 結局私達のボートでは同室の方が2匹、私が1匹という寂しい結果でした。 約2時間、全員で合計41匹のヒット。 なにがこの差となったのでしょうか。 でも、昼食に提供できた食用サイズ4匹の内2匹は私達のです。

戻ってからすぐに捌いてもらって、昼食の用意です。 ピクニックエリアでお料理の開始。 マスはムニエルに。 4匹だけなので、他にフランクフルトソーセージを焼き、パン、ご飯(パック入りのをお湯で温めました)、つけもの、サラダ、スイカというメニューです。 湖沿いを少し歩くとマウンテンブルーベルなどのかわいい花が沢山咲いていました。 マスも湖岸近くをゆゆうと泳いでいます。

午後はル・ハーディ・ラピッズと呼ばれるところで産卵のために川を登って来るマスたちを観察。 といってもただ立っていても見えないので、この時期に成虫になるジャイアント・ストーン・フライがマスの好物なので、盛んに飛び交っているのをつかまえて川の方へ投げてみました。すると見事にキャッチ。 ここではパーク・レンジャーがマスの調査(具体的な内容はわかりませんが)をしていました。

この後はマッド・ボルケーノに寄った後、イエローストーンのグランドキャニオン、アーティスト・ポイントからロウアー滝を見に行きました。 午後は逆光でちょっと見にくです。 高所恐怖症の気のある私は、谷底をみるのが苦手。 ミサゴの巣があるので、望遠鏡で観察。

Lower Falls
左は午後Artist Pointから 右は朝Grandview Pointから

キャニオン・ロッジのキャビンはいたってシンプル。 一棟2部屋で、ベッドに洗面台、シャーワーとトイレ。もちろんTVや電話はなし。 モーニングコールはノックです。 売店やレストラン近くのキャビンで助かりました。 広いので,遠くだと迷子になりそうです。 それにバッファローがうろうろしているので、遭遇する機会は少ない方がいいし。 朝、ドアの前に寝てたりしたら困るねなんていってたのですが、大丈夫でした(窓の下で寝ていたというお部屋がありましたけれど)。 翌日、理由はわかりませんけれどバッファローに襲われてケガした人がいたそうですが、先生からは動物に出会うたびに、距離をおくようにとくちすっぱくいわれてます。 夕食前にビジターセンターに行ったら、ちょうど女の子がジュニア・レンジャーのバッジをもらうところで、いあわせた人たちから拍手でお祝い。 子供の時からこういうところで休暇をすごせるなんてうらやましいです。

朝食と夕食はレストランで。 夕食のメインは肉・魚・ベジタリアンメニューとあり、各自好きなものをオーダー。 やはりステーキが無難みたい。 Tボーンステーキとかニューヨーク・ステーキとか日替わりになっています。


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