モット−「質実剛健」の由来
故 初代稲葉睦美ボーイスカウト隊隊長(神奈川県連大和第6団育成会会長)の残された理想
『少年達がいなければ、ボーイスカウト隊は成立しない。ユニフォームを着たおばけであってはならない。
自発活動の旺盛なスカウトたれ』
その言葉を胸に、当時のスカウト達は「僕達の隊は質素な隊でいいんだ。足りないところは僕達の活動で補えばいい。誰にも
負けないぞ!」との心意気を示した。事実どんなところに出かけても元気一杯、名より実を取るというような底力を発揮した。
このような中で「団のモットー」は、いつの間にか「質実剛健」となっていた。
ネッカチーフの由来
準備隊のときは、こげ茶の無地であった。発団時に「アイボリーのテープ」をつけるようになった。
(これは故 稲葉隊長の原隊(現世田谷第10団)のネッカチーフのテープを頂いた。)
「こげ茶」は、大地の土や木々の幹の色で、堅実、沈静、質素、古風を、「アイボリー」は、火や日の光の色で、健康、快活、
希望、発展を表わしている。「伝統と発展」そして「質実剛健」の願いがこめられたネッカチーフである。
ビ−バ−5(ビ−バ−スカウト隊)・カブの7つ道具(カブスカウト隊 )
@ ビ−バ−スカウト隊:ビ−バ−スカウトが集会に参加する時、“忘れものをしないよう に”ということでリーダー達が考え出した当団独特
のものです。
1、ハンカチ
2、ポケットテッシュ
3、ビーバーノート
4、筆記用具
5、雨具
A カブスカウト隊:カブスカウトが集会に参加する時、“忘れものをしないように”ということでリーダー達が考え出した当団独特のものです。
1、ハンカチ
2、ポケットテッシュ
3、カブブック
4、カブスカウト歌集
5、筆記用具
6、ロープ
7、雨具
ビ−バ−スカウト・カブスカウトがいつも持っているものの総称になっています。
岩間 矢野農園(当団キャンプ場)
1966年(昭和41年)故 矢野一雄名誉団委員長が「毎年野営及び舎営地を捜すのは大変なことである。その上借りている所では気がね
から思う存分活動できないので、スカウトもリーダーも自由に使える場所を提供しよう。」と約6,000坪(約2町歩)を購入して下さいました。
場所は、常磐線岩間駅より徒歩30分の茨城県西茨城郡岩間町大字押辺字椚山の農地です。附近は、栗栽培農家、養豚農家などが
散在する閑静な場所で、杉林に囲まれた畑地です。
団委員長は将来を考え、夏は木陰を作り、秋には実の収穫も出来る栗を約500本(現在は、約30本位)植えて下さいました。
宿舎は、古い農家の約20畳を板の間に改造した母屋と1984年(昭和59年)春、カブの宿舎用としてプレハブ8畳を4室、6畳を1室、新た
に建設して下さいました。
その後、井戸が飲料に適さなくなったため、水道も引いて頂きました。
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