ビー玉と金魚とウォーターマッシュルーム

ウォーターマッシュルームと言うのだそうだ。この小さな蓮の葉のような植物は。 ゼニゴケを大きくしたようにも見える。

人差し指と親指で丸を作ったほどの葉の大きさに、ひょろひょろの茎。

どうもこういう葉っぱに反応してしまう。ナスタチウムや蓮の葉や里芋の葉っぱにも。

葉脈が好きなのかもしれない。15度ずつ時計のように放射状に伸びる。和名はウチワゼニクサ。土があっても無くても水があれば育つ水生植物らしい。

家では台所の窓辺でビー玉ではなく、ハイドロボールで育てている。

唐突に枯れてなくなる寸前になったり、どんどん生えてきたりと気まぐれな植物だ。（育て方がいけないのかも^^;）

窓辺で風にふわふわ、ゆらゆら。光りの方へ向かって茎をうねらせながら伸びていく。オブジェのようで見ていて飽きない。

ただ、うちには金魚はいない。この草と合いそうだな、と。

生きた金魚はいないけれど、布で出来た赤い金魚を旅先で買った。尾びれまでそれらしく、背びれの部分は袋になっている。

ちりめんの絞りがうろこ模様にぴったり。糸で竹の棒先に吊るされている。とても愛らしい。

名前を何となくマリリンと付けた。今もパソコンの脇でゆらゆらしている。

たぶん、マリリンの種類はリュウキンだろうと思いこの金魚にした。

貼り付けられた目は、黒目が動くおもちゃの目。だから目が似てしまった（笑)

金魚は初めて描いた。何だか欲しくなった。ぷっくりしたオレンジ色のマリリンが。

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