5月のネモフィラの丘（ひたち海浜公園）へ出かけた。

空の青と 花の青の境が、わからないような空色の丘だ。

現実感のない、浮かび上がるような不思議な光景。

観光客は巡礼のように細い小道を登り、頂上で鐘を撞く。カラーンカラーン。

丘の向こうは海。強い風が丘を吹き上げる。

ネモフィラの和名は瑠璃唐草。オオイヌノフグリに良く似ている。それを大きくしたような花だ。

花の色はオオイヌノフグリの方がずっと瑠璃色に近い。

金子みすずの詩で、女の子が青い空を見つめ続けて、青空を映した瞳が小さな花になって、

空に染まった瞳でいまも空を見ている、という詩（空いろの花）を思い出した。

本当にそんな詩のような光景だ。

…と、景色に感動したのは良かったけれど

小さな花で画面をそれらしく埋め尽くすのは（描いた花は5つ）思ったよりず〜っと難儀だった(笑)

女の子を入れた風景はこちら　→　「青に染まる」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｈ24　5月11日

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