マサラ日記     previous«  »next

12月20日(水)           

 朝、昨夜作った「鶏ブツ、レンコン、ゴボウのトマト煮込み」をタイのジャスミンライスと合わせてピラフを仕込んで食べる。ピラフというからには、私が調理するのは炒めのフライドライスではなく、炊き込みご飯だ。

 煮込みの作り方は簡単。鶏の骨付きブツ切り、レンコン、ゴボウのそれぞれ乱切り、つぶしたニンニク少々を生トマトでサッと煮る。タマネギを炒めて入れたりはせず、水も加えない。味付けはあえて塩とたっぷりの胡椒のみ。そうすると肉はジューシー、レンコンとゴボウはホクホクに仕上がるのだ。骨付きチキンを頬張ると、少しばかりパキスタンの「チキン・カラヒ」という料理に似た味わいとなる。


 これは西新宿にある「カラチ」という店のチキン・カラヒ。タマネギは使わず、トマトで骨付きチキンを煮込む。水やお湯はあまり入れない方が風味が濃縮されておいしい(というより、私の場合、水は入れない)。

 29日のチェンナイ行き航空券が昨夜送られてきた。今回はえらく高かった。よほど中味の濃い旅にしないと意味がない。目的は当然「食」、そして「音楽とダンスの一流芸術家による公演」だ。今、チェンナイは「ディセンバー・シーズンあるいはマッド・シーズン」と呼ばれる古典音楽と古典舞踊の一大祭典の季節なのである。ホントは1ヵ月程度滞在しないと十分エンジョイできないが、そうも行かない。ともあれ、短いものの目一杯楽しんで収穫もたっぷりという旅にしよう。

 昼はよく行く中華屋で坦々麺と半チャーハンのセット(850円)。すりゴマとラー油がきいて、やけに坦々麺がおいしく感じられた。

 夜、鶏ブツとレンコン、ゴボウの煮込みを今度は細かく刻んでライ麦パンではさみ、ホットサンドにしてみる。
 手がベトツきカロリーも高くなるので、いつもバターは一切塗らない。
 ホットサンドは好きだ。ただしマヨネーズが大嫌いなので、これまた断じて使わない。おいしいチーズと無添加のハム、それにピーマンやトマトでもあれば、それでいい。

 ホットではなく、ふつうのサンドウィッチで最も好きな具はキュウリの薄切り。バターを薄く塗ったトーストブレッドにマスタード、キュウリのスライス、そして塩。ここでもマヨネーズはご法度。で、作ったら間髪入れずに食べる。水気が出てキュウリがシナシナになっては魅力も半減だ。ベジタリアンのサンドウィッチもなかなかおいしものである。

 クレージーキャッツの歌詞などで大好きだった青島幸男さんが逝去。寂しい。合掌。

日記を書いているときのBGM:FUTONの『GIVE ME MORE!』