８月１４日（月）
お盆の東京、少しは人が少ないようである。こりゃいいやと思っていたが、大停電で地下鉄などが止まって大混乱。
私の場合、サリン事件以降、こういう都市機能の異常があると、テロや作為的なものではとまずは疑ってしまうクセがついている。しかも、このクセは9.11事件からさらに加速した。何か自分の中に病んだものが無理矢理持ち込まれたような気がして、非常に嫌な気分だ。
人が少なくていいやと思ったのだが、予想以上に人の多い場所に遭遇して面食らった。
ひとつは書店。紀ノ国屋、ジュンク堂など、ふだんよりごった返しており意外だった。ジュンク堂で女優、中谷美紀さんのインド旅行記の文庫を買おうとしたが、在庫なし。「えー、そんなに売れてるのか？」とびっくりする。
もうひとつ混んでいたのが、家の近くのスーパー。夕食時に行ったら、すごい人の数で辟易した。特に、できあいの惣菜売り場に人が殺到している。精進の天ぷらセットなど売れているのは納得であるとともに、お盆の習慣がなくなっていないことに少しばかりホッとした。
そんなことをいっているわりに、このところノンベジな食生活だ。昨日は鶏手羽先の唐揚げに焼き鳥三昧、今日は昼がトウバンジャンのきいたピリ辛チャーハン(卵や金華ハム入り)、夜がコブミカンの葉がたっぷりの地鶏と野菜のナンプラー煮込みだった。ちょっとだけ反省(ウソ)。
★日記を書いているときのＢＧＭ：フランク・ザッパ&マザーズ・オブ・インベンション『バーント・ウィーニー・サンドウィッチ』（１９７０年）。