マサラ日記     previous«  »next

10月7日(金)

 夜、吉祥寺のペパーミント・カフェでタイ料理をメインに飲み食い。メインにというのは、この店、ほかにもベトナムやインドネシアのほか、なぜか、ピビンパとかサンチュ、あるいはアジアン・タコス(違う名前かも?)といった韓国やメキシカン(沖縄的?)なメニューもあるからだ。

 料理は全体的にわかりやすい味わいで、マニアックな本格指向のお客様には向かないものの、手軽に東南アジアな気分を味わえる点でおすすめである。

 この店、今はビルの地下1階で客層もいかにも吉祥寺的な若者主体だが、10年以上前はもっともディープな店づくりだった。
 丸井から井の頭公園に続く通りの地上に面して位置し、すでにその頃オープンエアのカフェスタイルを一部採用しており、明らかに時代に先んじていた。客層もバックパッカー、サーファー、そして欧米人が主で、かんたんにいえば、ゴアやコバラム、プリーあたりのヒップな飲食店に通ずるもの。私も土曜の昼下がりとか、ビールに「豚肉のバジル炒めライス」などつつきつつ、ボウーッと通りを眺めてすごすことがあった。

 今の方がウケるのは明白だが、私はあのスタイルに愛着がある。店の内外装もペパーミント主体で、その色使いも往年のゴアあたりに共通するものだったし。

 そういえば、この店で、VITAMILKという豆乳飲料があって、いっしょに飲み食いしていた友人がオーダーした。味見したらけっこうおいしかったが、東南アジア全般でポピュラーとサイトには書いてある。ホントだろうか?