マサラ日記     previous«  »next

4月1日(金)

 もう4月だ。いや、まだ4月と考える人もいるだろう、人生いろいろである。
 私自身は当然、前者の印象だ。やっていないこと、やらねばならないことが山積みで困ってしまう。
 
 つれあいがインドで買ってきた、ブライアン・アダムスのムンバイでのライブ盤カセットで聞いてみた。いかにも永遠の青春ロッカー的なさわやかなサウンドは、入社式や入学式まっさかりのこの日にふさわしい(?)。
 
 この人、カナダ出身だが、実は大のインド好きである(余談だが、ただ今来日中のリチャード・ギアも大のインドファン、というかダライ・ラマの信奉者としてしょっちゅうインドを訪れている)。
 菜食主義者でインド料理が大好物、インド公演もかなり早い時期から積極的に実施しているし、インドのMTV系テレビ番組でビデオクリップが流れる頻度も半端でない。かなりのインド密着度の高さである。

 そうやって彼と接しているうち、最初はよくいるブルース・スプリングスティーン系フォロアーかと思っていたのが、なかなか好感の持てるいいミュージシャンだなという評価になってきた(これまた余談だが、私はトム・ペティとかジョン・クーガー・メレンキャンプもけっこう好きである。とくに元暴走族の親玉だったという後者は最近もいい枯れ具合で頑張っていて、いい)。

 かつてのツェッペリンや、最近ではクーラ・シェイカー〜ジーバスのクリスピアン・ミルズとはまったく違うアプローチでインド化しているのがブライアン・アダムスである。音楽自体はぜんぜんインド的ではないが、彼を聴くとインドを思い出す。興味のある方はこちらをどうぞ