産後鬱について |
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産婦の80%が経験すると言われるが、その割にあまりオープンに語られることがない分野。 もしこれから出産を迎える人、周りに出産を迎える人がいる方は、ぜひ読んで下さい。誰にも起こり得ることなのです。 参考文献 「なでしこクリニック」戸村みゆき先生のHP 「主婦がかかる七つの鬱病」 第一段階・産後のブルー 産後一日か二日後に始まり、2、3週間続く。 至福感から気分の落ち込みまでの感情の上下 涙もろくなる
イライラする。 子供が無事に育つか心配になる 育児に自信が持てない。育児も含めて何もしたくなくなる。 第二段階・産後の鬱、産後の神経症 産婦の10から15%の人が経験。普通の鬱病・神経症の症状が産後に出てくる状態。 産後一ヶ月以内に出ることが多いが、産後一年くらいはかかりやすい時期。 気分の落ち込み
何にも面白味を見出せない(テレビやラジオも苦痛) 体重が急に増えたり減ったりする。 睡眠障害、動作が極端に鈍くなる
極度の疲労感 自分を責める。 決断力の欠如。自殺願望。 赤ちゃんに危害を加えそうな気がする。 自分の存在に現実感がない。 過剰な不安や心配をする。 筋肉の緊張。よく眠れない。 第三段階・産後の精神病 1000人に1人か2人というまれな状態。入院治療が必要。 幻覚・幻聴・妄想(間違った考え
例;「誰かに見張られている」) 支離滅裂な言動 |
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産後の情緒不安の原因 身体の変化:陣痛・分娩の身体的ストレス、血液量・血圧・免疫力・ホルモン量の急激な変化により身体的な強い不安定感。 産婦は「出産は病気ではない」ことから「休む」ことに後ろめたさを感じてしまう。 睡眠不足からくる慢性的な疲労。 産後に周囲からのサポートが得られにくい場合、とくに危険。 これまでの身体的、精神的自由を失い、適応しようとするあまり、欲求をおさえつけてしまう。 産前産後に妊娠や出産の異常、引越、近親者の病気や死などショックなできごとがあった場合、ひきがねとなることがある。 |
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治療方法 早期発見早期治療がカギ。1人で悩まず、出産した病院や専門家に相談すること。 鬱病・神経症の治療としては
、薬によるものとカウンセリングによるものがあり、組み合わせていくことが多い。 適度な運動や食事を心がけ、人間関係を活発にすること。電話やメールも可。 家事をしてくれる人を雇ったり、子どもを預けたりして、負担を減らす。 アロマセラピーや音楽を聴くなど、自分を癒す簡単な方法を思い出して実行してみる。 とにかく、家族のサポートは必要不可欠。夫やパートナーに正直に話して協力を得ること。 |
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