鷽(うそ)かえ神事


鷽かえ神事は、毎年1月7日夜、鬼すべの神事に先立って、
19時から境内の広場で行われます。
参詣者が、各自買い求めた木うそを手に、
「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、お互いの木うそを交換し合います。
終了後、神官が発表した番号と一致した木うそを持っていた人は
金鷽と交換してもらえます。
金鷽に替え当たった人は、この一年大いに幸福が得られると言われています。
鷽かえは、一年の嘘を神前で誠に取替え、
罪をほろぼすためであると言われています。


鷽かえ神事に参加するするためには、
天満宮境内にある「木うそ授与所」で「木うそ」買い求めます。
「木うそ」は、鷽の鳥が木にとまった形をしており、
朴(ほと)を材料に作られた郷土色豊かな逸品です。

19時前には、心地池のすぐ側にある広場に
参加する人々が集まります。

神官の合図で、参加者は「木うそ」を持って、
広場中央に集まります。

開始の合図に、「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと
それぞれの「木うそ」を交換し合います。
大勢の人で、おしくらまんじゅう状態になります。

「鷽かえ神事」が終わりかけるころには、
「鬼すべ」に使われる松明が参道を上がってきます。
神事は、「鷽かえ」から、「鬼すべ」へと引き継がれていきます。