札幌七不思議

最終更新日:2003/9/2

七不思議というと大げさですが、初めて札幌に来て「おやっ?」と思ったことをあげてみました。地元の人にとっては何でもないことなんでしょうが、雪国初体験の私には一種のカルチャーショックなんです。

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1.信号機の不思議[2002/9/7更新]
2.公園の小山の不思議[2002/11/24更新]
3.物干し台の不思議
4.川の流れの不思議
5.地下鉄の不思議[2003/9/2更新]
6.タンポポの不思議[2003/6/29作成]
7.アジサイとコスモスの不思議[2003/9/2作成]

1.信号機の不思議

縦型と横型の信号札幌の信号機はライトが縦に並んでいます。上から赤、黄、青の順です。我々が見慣れている信号機は横になっているのがほとんどです。ただし、すべての信号機が縦型というわけではなく、ごく一部は横型になっています。おそらくは雪が積もりにくくするために縦型になっていると思われますが、どういう基準で縦型と横型を使い分けているのかはわかりません。

と、ここでインターネットで情報を探してみるといろいろあります。リンク1によるとこれはやはり雪対策の寒冷地仕様で、北海道では10年ほど前から順次横型から縦型に切り替わっており、縦型でもつばの長さで2種類あるとのことです。
それから、信号機の横についている表示は信号機の柱のある住所(北5条西11丁目など)をあらわし交差点名ではありません。このあたりの分析はリンク3に詳しいです。 (2002年8月8日)

札幌の郊外の道路を走っていると道路脇路肩の上方に下向きの矢印が取り付けられていることがよくあります。先日定山渓に行った時に見たのですが、しばらく走っていて、ははーん、これは道路に雪が積もったときに路肩の位置を示すものなのだなと気がついた。人に聞いてみると正解だった。(2002年9月7日)

関連リンク ||||| (検索キーワード:信号 縦型 横型 雪など)

2.公園の小山の不思議

公園の小山ソリ遊び
札幌の自宅付近には公園が多く(半径1kmくらいに5〜6カ所と)、以前住んでいたところの猫の額ほどの公園に比べて広くて遊具も比較的しっかりしているので小さい子供を持つ親にとってはよかったと思います。で、これらの公園には必ず小山があります。最初は子供も登り降りするだけでも十分遊べるので良いなと思う程度だったけど、よく考えたらこれは冬にそり遊びをするためにあるのだなと気がつきました。首都圏ではそり遊びができるほどの雪が積もるのは年に1回あるかないか程度で、あとはスキー場に行ったときだけなのでこれは冬の楽しみができた。(2002年8月8日)
札幌は11月から雪の季節。早速公園でソリ遊びをしました。
(2002年11月24日)

3.物干し台の不思議

物干し札幌に来て生活面で最初に困ったのが物干し台。このあたりの集合住宅はベランダの物干し台の位置が低い! 物干し竿の位置が腰の少し上くらい、ベランダの手すりよりも低い位置です。この高さだとハンガーにTシャツを掛けてつるすと床すれすれになり、以前使用していた傘状の物干しが使えません。タオルケットやシーツを干すのにも床に着かないようにするのにかなり気を遣います。周囲の集合住宅を見回してみてもほとんど同じ状況です。なんでこんなに使いづらくなっているのでしょう。(2002年8月9日)

その他、札幌の住宅で気がついたことあれこれ。
・窓が二重である。これは防寒のためには当然か。
・集合住宅の通路が吹きさらしでなく密閉構造になっている。しかも広い。これも防寒、雪対策でしょう。我が家の場合、外側の大部分がガラス窓になっていて、採光と風通しが最高。通路が広いのは上で述べた洗濯物事情のため通路で洗濯物を干すためでしょうか?
・入り口が階段1−2段分程度高くなっている。これも雪対策でしょう。
・部屋にエアコン設置用の金具がない。ダクトを通すための穴があるのですがエアコンを壁に設置するための金具がついていません。そのことを不動産屋に指摘すると、エアコンをつけるなら工事をして金具をつけてもらう必要があり、退去時には元通りにサイド工事する必要があるとのことです。やはりエアコンの需要は低いようで、向かい側の、ちょっと高そうなマンションでも、ベランダにエアコンの室外機をおいてあるのは1/3程度です。(8月10日追記)

4.川の流れの不思議

札幌の町を地図を片手に車や自転車で移動している際、川は重要な目印となります。ところが、この川にどうも違和感があるんです。なぜだろうと思っていたらふと気がつきました。そう、川が南から北に向かって流れている!のです。なるほど地図を見ると札幌は日本海側に近いので、川は南側に源流があり北に向かって流れるのが自然なんです。僕が生まれ育ったのは山口県の瀬戸内側。大学は広島。会社は神奈川。生まれてこの方40年で、川の流れは基本的に北から南に流れているという感覚が染みついています。その感覚が札幌の地形にまだなれていないのです。(2002年8月10日)

5.地下鉄の不思議

札幌の地下鉄はゴムのタイヤで走っている。最初はレールが平らで幅が広いなぁという感じであまり気にもとめていなかったけど、ふと反対側のホームに入ってきた電車が小さなゴムタイヤだったのにはびっくり。なるほどよく見てみると、レールの部分は三重構造になった幅40cmくらいの平らな「路」になっていてゴムのタイヤで走るのである。音も、鉄の車輪と違ってちょっと柔らかな感じです。で、平らな路の上をどうやってはみ出さずに走るかというと、その秘密は中央部分に鉄の板が魚の背びれのようにずうっとついています。この板(案内軌条)を別のタイヤで挟み込むようにして位置を保持しているようです。その仕組みはここの写真を見るとよくわかります。

これだけじゃ、つまらないので札幌の地下鉄に関して一言。
札幌の地下鉄は暑い!札幌といえども夏はそれなりに暑が、電車には冷房装置がついていないようです。従って暑い。まあこれは仕方がないといえますが。
札幌の人は電車に乗るときのマナーが悪い!これは首都圏の電車乗り慣れている人間から見ると感じます。まず、並ばない!みんな並んでいるようないないような混沌とした状態でホームにたむろしています。首都圏であればだいたい駅ごとに何列に並ぶかの規則も自然にできが、これがありません。したがって込んでいるときに後から来たときどこに並ぼうかと迷ってしまう。そして、順番を守らない!電車が来たときに横からさっときて真っ先に乗り込んでしまう。これは空いているからそんなに目くじら立てることもないともいえますが、やっぱり順番通りでないというのはいやだなと思います。(2002年8月27日)
札幌の地下鉄は高い!初乗りが200円。これは高い。しかし割引サービスは豊富にあります。まずそのまま改札を通れるプリペイドカード:共通ウィズユーカードは5000円までは10%、10000円なら15%のプレミアがつきます。子供用のカードもあります。共通というだけあってこれで市電やバスでも使えます。そのため会社から定期券でなくカードで通勤費の支給を受けれるところもあり、通勤時に使用している人も多いようです。そのほか、10時から3時まで使える昼間割引カード(地下鉄のみで20%のプレミア)、一日パスなどがあります。(2002年9月7日)
うちの会社でも交通費が定期の現物支給から現金支給に変わりました(どうやら総務の業務効率化:定期を買いに行く手間の削除:のためらしい)。そこで、定期とウィズユーカードを比べてみると、月に20往復する場合はほぼとんとん、通常はそれ以下になることが多いし、カードは融通が利くのでカードにしました。おまけに、本来の最寄り駅より一つ前で乗り降りすることにより片道40円の節約も!。(2003年6月29日)
札幌の地下鉄には網棚がない!不思議だ。空間の無駄だ(座ってる人の頭上の空間を有効に使おう)。ちなみにJRにはあったと思う。理由をネットで調べたら、
・忘れ物を防ぐ
・距離が短く乗車時間が短いので
ということのようです。
(2003年9月2日)

リンク |札幌市交通局|

6.タンポポの不思議

タンポポの花タンポポの綿毛タンポポ
5月の中旬になるとタンポポが一斉に咲きだします。そこらじゅうの空き地という空き地に咲いています。ちょうど桜が一斉に咲き始めるのに似ています。本州ではこれほど群生するのは見たこと無いのですが、北海道はよい条件があるのでしょうか?(2003年6月29日)

7.アジサイとコスモスの不思議

(ちょっと無理やりっぽいが)札幌のアジサイは7月が盛りだ。8月になってもまだ鮮やかな紫色を保っている。そうこうしているとコスモスも咲き出す。こうして、8月の札幌ではアジサイとコスモスが同時に鑑賞できる。いやぁ、不思議な気分だ。(2003年9月2日)

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