自分の知り合いに顔がよく似ていて、しゃべり方や性格もそっくり、でも、やっぱり知らない人。
そんなやつが、親しそうに近寄ってきたら気味わりぃよね。
そんなようなことが実際にあったんですのよ、奥さん。
その日、おいらは代々木駅の近くの「めしや丼」に入ったのです。 何食べようかなとメニューを見たところ、「煮魚定食」っちゅうのが目に止まりますた。写真を見ると鯖の味噌煮な訳で、さばみそはおいらの好きな料理の一つであるからして、当然の如く「こりは一つ、さばみそでも食いましょか」ということに相成るわけですよ、はい。
で、お盆にのった「煮魚定食」が運ばれてきたから、早速ぱくぱくと食べ始めた訳なんだな。ところがところが、なんか変。確かに、鯖に似た味なんだが、なんか違うのよね。どうも、これは鯖ではないぞと気付いた訳ですよ。
で、ここでやっとこさ「煮魚定食」というネーミングの意味が理解できたわけ。 調理方法はおそらく通常の鯖の味噌煮とほとんど同じなんだろう。が、肝心の魚が鯖ではないから、「鯖の味噌煮」ではないというわけだね。おそらくノルウェーだかアフリカだか、遙か遠くの海で採れた、名前も知らないようなお魚ちゃんなのだろう。
それにしても、外見も味も鯖によく煮た魚を「鯖の味噌煮」っぽく調理して食わせるとは、いかにも外食チェーンのやりそうなことだね。 こんな風にまんまと騙されても、リーズナブルだからとまた食いにいっちまうんだろうなぁ┐(´〜`;)┌
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