熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2025年05月20日(火)
 工房着:午前10時15分  作業開始:午前10時35分−作業終了:午後5時10分
 工房の気温:24度

 今朝は『笹目橋』を2/3位渡ったところで渋滞に遭いました。橋を渡った先の『早瀬』の交差点の手前で事故が有りました。事故は本当に注意しないといけないですね・・・。通過に10分以上掛かりました。

 腹立たしいニュースです。江藤農水相の言葉には驚きました。『我が家は米を買ったことが無い・・・。家の食品庫には売るくらいの米がある・・・』 国民を馬鹿にしているのか!! 備蓄米を放出しても米価が下がらないのは、この農水相がリーダーだからですね・・・。自分が困っていないのであれば何も急いで仕事することないですもんね・・・。江藤農水相は即刻辞任すべきです。全く国民に寄り添えない人間が政治をしているわけです。発言を撤回して何とかなると考えているのもおかしいです。石破首相もハッキリしない、なんとも頼りない首相に感じます。

 大体、去年米が不作だったわけじゃないわけで、南海トラフ地震の注意報が発令された際に、「お米など少し多めに備蓄しておくと良いです・・・」とニュースで言った直後から米の値段が上がっているわけで、現在米を大量に持っている輩がいるわけです。トランプゲームの『七並べ』で5・6のカードを出さないで周りを困らせる連中がいるのと同じです。こういう連中には制裁を掛ける可きだと思います。税金はそういう連中からガッポリ取るべきです。
 昨年の倍の米価が続くなんて『農政』の失敗でしかないです。放出した備蓄米のやっと1割が出まわった状態という事、遅すぎます。『農協』も儲けることを考えて居るんじゃないでしょうか・・・?

 さて、今日は『鉢金』を作ろうと考えて居ましたが、半自動溶接機にステンレス用のワイヤーを取り付けてありますからステンレス製品で修理しなければならないものを溶接してみることにしました。

 まずは我が家で使っているザルの底の金具の剥がれたものを修理しました。電圧・電流を最低にして作業しましたが網を焼き切ってしまったところがありました・・・。
 次に、工房に持って行っている弁当箱の剥がれてしまった金具を取り付けることにしました。こちらはちょっと汚いですがしっかり取り付けることが出来ました。

 続いて、兄貴のペティーナイフ、中子部分が折れてしまったものを修理してみました。中子の折れた部分だけの溶接では心許ないので、ステンレスの板を更に溶接して補強しました。

 続いて自宅で使っている包丁で、やはりフルタングの口金を固定する鋲を打ち込んだ部分で折れてしまったものの修理をしました。溶接してから色々叩いて見ましたが折れることはありませんでした。

 兄貴のペティーナイフを元の柄に据え付けるようにしてみましたが、こちらは力を加えたら中子の別の部分で折れてしまいました。柄から折れた中子を取り出すことも出来ない状態で困りましたが、補強したので最初に折れた部分よりは大分長いのでその状態で柄に取り付けることにしました。
 もともとこれは包丁制作時にポキリと折れたものをペティーナイフにしたものです。中子部分の組織が脆い状態のようです・・・。今回の修理で無理やり力を掛けて切る様なことをしなければ使用に耐えるものと考えています。

 
お弁当箱とざるの補修                      包丁類と十手鉤の補修

 ステンレス類の補修が終わったところで、ステンレス用ワイヤーを軟鋼用ワイヤーに交換して『十手鉤』の溶接が汚い部分を溶接し直して溶接作業を終えました。

 我が家の包丁はグリップを作り直す必要がありますから、その作業をしました。アゴ部分が気にいらないところが有ったので修正しましたが、ちょっとおかしくなってしまいました。この包丁はもともと失敗作だったものですからこれで良しとします。明日は研ぎをかけ直すことにしようと思っています。

 研ぎを掛けたあと『鉢金』は一つくらいは作れるものと考えています。頭成の矧ぎ合わせ鉢金は素材を切り出し、可能であれば制作しようと考えて居ます。

 帰路に着いたのは5時10分でした。まだまだ充分に明るくて良いです。『夏至』まであと1ヶ月ほど、帰宅時に暗くないのは良いですね!!
2025年05月21日(水)
 工房着:午前10時05分  作業開始:午前10時25分−作業終了:午後3時45分
 工房の気温:26度

 江藤農水相は辞任しましたね。当たり前です。本来なら更迭するべきところ。政治家は国民の苦しさなんか全く考えないで、自分の得になることばかり考えて居るような気がします。小泉さんが農水相になるようですが、米価を一気に下げる方策持っているでしょうか・・・。

 さて、今日は昨日修理した兄貴のペティーナイフと我が家の包丁を研ぐ作業です。兄貴のペティーナイフはそれ程でもなかったですが、意外と時間が掛かりました。包丁はもともと鎬作りで造りました。でも、やはり包丁というのは菖蒲造り風に峯から刃に向けて直線的な方が良いです。自宅で鎬部分を研いで落としました。今回もっとしっかり菖蒲造り風にすることにしたので、その分時間が掛かりました。研ぎ終えたのは1時になっていました。
 自分はこの包丁は出来損ないと思っているのですが、オフクロ様は取り回しが良いと喜んで使ってくれていました。鋲止め部分が折れてしまった時には本当にガッカリしていました。

 研ぎ上げたあとはピーマン・シシトウなどの畝の除草作業をしました。そんなに広い場所では有りませんが暑いので大変でした。

 次に『ノラボウ菜』、最後の収獲をして、株を引き抜いて耕しました。畳一枚分くらいですから鍬を使って耕しました。そして、乱暴ですが畝を立ててシソを植え付けました。

 
除草したピーマン類の畝                        新しく作ったシソの畝

 今年はシソの芽があまり出てこないことを畑の師匠に話したら、何と今日、自宅に出てきたシソの株を持ってきてくださいました。本当に優しい師匠です。感謝!!

 シソは2箇所に畝を作ってあります。上の写真の赤丸の部分に10株、そして、今日作った畝に14株です。今年は24株で頑張ります。御世話になっている床屋さんは首を長〜〜〜くして待っているし、長男のお嫁さんも「お義父さん、今年もシソ沢山下さい!! 期待してます・・・」 と、話していますから、ジャガイモ収穫した後に一畝くらい増やそうかな・・・。

 シソの植え付けの後は里芋の畝の隣に2回目の枝豆を撒きました。早く食べたいです。続いて、長ネギに1回目の土寄せをしました。今年は順調に大きく成ってくれています。

 最後にキュウリの畝を見に行くと花が咲いていました。2回目の株の植え付けの時季です。明日2株購入しようかと思っています。ただ、天気が悪いという予報、晴れるのを待った方が良いかもしれないです。

 
1回目の土寄せをした長ネギ                    今年初めてのキュウリの花

 キュウリの畝の周りもかなり雑草が生えてきていましたので、ここも三角鎌を使って除草しました。新鮮なキュウリ早く食べたいです。去年は何故か上手く収穫出来ませんでしたから、今年はしっかり収穫したいものです。

 時計は3時をまわっていました。今日も『鉢金』を作る事出来ませんでした。しかし、除草作業しましたから1週間くらいは鍛冶作業に集中できそうです。

 帰り道『ご自由にお持ちください』と書かれて色々な物が置かれている所に寄りました。本当に色々な物が有ります。水洗トイレの便器・食器棚・椅子・机・作業ランプ・垂木の切れ端・・・。数日前から行き掛けに見て居たら垂木が随分出ていました。そこでコークスの袋2袋持って行き、垂木を貰ってきました。これで半年以上焚き付けの木片に不自由しないと思います。

 明日は『鉢金』を2種類制作する予定で居ます。問題は鉄板があったか・・・手元にある鉄板ヒョッとすると厚すぎるかもしれないです。もしも鉄板がなかったら『しころ』を制作しようと思います。

 帰宅して修理した包丁をオフクロ様に見せると、「新しく作ったの? 修理したの? 綺麗だね、使い易そうだわ・・・」 と、大喜びしてくれました。なんだか嬉しい気持ちになりました。
2025年05月22日(木)
 工房着:午前10時25分  作業開始:午前10時45分−作業終了:午後3時15分
 工房の気温:27度

 昨日の天気予報では通勤通学時は雨は本降り・・・と、聞いていましたが曇り空で雨が降った感じもありませんでした。そこで工房行き掛けに『キュウリ』と『ピーマン』の苗を購入して行きました。
 昨日から、『三橋5(北)』と『大宮西警察署』の間の上下線で工事が始まりました。上尾道路の拡幅に向けての工事らしいです。渋滞が起こるようになりました。下りはまだ良いのですが、帰りの上りはかなり渋滞が酷いのでこの工事が終わるまでは『荒川右岸コース』で帰ってきた方が良いかもしれないです。

 さて、『キュウリ』は『夏すずみ』という品種にしました。『ピーマン』は現在4本植えてある物がジャンボのピーマンなので、普通サイズの物にしようと考えました。苗を見て居ると早生種という物が有って、苗に既に実が付いている物が有ったので、これを購入することにしました。

 工房に着いてまずは植え付け作業からスタートです。6株ですから直ぐに植え付け終わりましたが、『キュウリ』の棚の奥の雑草がかなりひどいので簡単に刈り払うことにしました。
 水をタップリやり、『HB−101』を撒いてやっていたらなんとお昼近くに成っていました。そして、作業着が汗でグショグショ、気持ちが悪かったです。

 最後に昨日貰ってきた垂木などの廃材を研ぎ部屋におさめて、お昼にしました。着替えをしたいくらい汗でグッショリとなった状態ですから気分が悪かったです。

 午後はまずは鋼材を取り出しました。厚さ1.2mmの鋼材が有ったので良かったです。『鉢金』と『矧ぎ合わせ頭成鉢金』の材料を切り出して、糸で縫うための穴開けをしてから、メッキを焼き切る作業をしました。ガリバリウム鋼板なのでアルミニウム・亜鉛・シリコンを焼き切ることになります。亜鉛だけなら青い炎がポポポッと燃える感じですが、ガリバリウムはかなりの勢いで燃え上がります。花火を見るような感じです。

 
     メッキの焼き切り作業                   頭成鉢金とメッキを焼き切ったの部品


作品2168 『鉢金』
 ガリバリウムのメッキを焼き切る作業は2時頃ま
で掛かりました。
 時間がかなり押してきていましたし、作業着がど
うにも気持ち悪いので、『鉢金』だけを作る事にし
て作業しました。
 『鎚目』を付けて裏側に銘を刻印して、ロットナン
バーを打ち、額のカーブに会わせてアールを付け
ていきます。シンプルな形状で、アール付け用の
アンビルで作業するだけなので作りやすいです。

 『矧ぎ合わせ頭なの鉢金』は3枚の金具のアー
ルを揃えなければなりませんし、鋲止め作業も入
ります。慌てると良いものは作れませんから明日
に廻すことにして帰路に着きました。

 『大宮西警察署』のところからの工事の渋滞は16号・大宮バイパス・上尾道路のジャンクションのところから始まりました。通過には15分位かかりました。明日は荒川右岸コースで帰ってこようと思っています。この工事いつまで続くのでしょうか・・・。
2025年05月23日(金)
 工房着:午前10時10分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後2時30分
 工房の気温:19度

 『三橋5(北)』から『大宮西警察署』の工事ですが、今日は『三橋2』の交差点から渋滞でした。試しにその渋滞に入ってみましたが17分も通過に掛かりました。次回からコースを変更しないと駄目のようです。『三橋2』で左折して『水判土』を通り『指扇駅』に出るコースか、新大宮バイパスと並行して走る狭い道に入るか・・・。帰り掛けのラジオの交通情報では渋滞3kmということでした。上り線の事は情報には出ませんでしたが、朝の状態はジャンクションから更に伸びて『内野本郷』の交差点まで延びていました。

 今日の作業は『矧ぎ合わせ頭成鉢金』の制作です。直ぐに取り掛かりました。まずは中央の稜線を打ち出すのに役立つだろう道具を作りました。受ける側をもう少し工夫をしないと駄目のようです。今回は稜線がクッキリとしませんでした。


作品2169 『矧ぎ合わせず成鉢金』
 鉢金の成形は、3枚の内の下段をアールを付け
ながら鍛造して行き、中段の板を下段のものに合
わせていきます。大体調整できたところで中段の
板の『要』部分に穴を開け、ボルトナットで仮止めし
ます。
 仮止めしたところで下段と中段とのアールを揃え
ていきました。ここで下段と中段が馴染んだところ
で『要』部分を別にして鋲止めします。

 次に、上段の板にアールを付けていき、中段の
アールに合うようにして行きます。ほぼ揃ったあ
と、『要』部分の片側を鋲止めします。
 そして、更にアールを揃えて、残りの『要』部分を
鋲止めしました。

 この状態で中段と上段の板を更に馴染ませていき、最後に全体のバランスを見ながらアールを整えて、銘を刻印、ロットナンバーを打って黒染めしました。

 この後、久し振りに斜め前の畑の『Kさん』とお話しして、枝豆やシソ・ピーマン・キュウリの畝に水をタップリと撒いてやりました。今日は早いですがこれでお終いにして、帰路に着きました。帰りのコースは勿論『荒川右岸コース』です。

 来週はまず『しころ・小しころ』と『共柄の鎖鎌』を作るつもりで居ます。来週はキュウリが2本くらい収穫出来そうです。早く瑞々しいキュウリを食べたいものです。

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