熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2025年04月08日(火)
 工房着:午前10時35分  作業開始:午前10時50分−作業終了:午後3時50分
 工房の気温:16度

 昨日は元の職場のOB・OG会で飯能の奥で『ヴァイオリン』『ウクレレ』等を製作している先輩の工房へ集まりました。お昼から18時までアッと言う間の時間でした。話は尽きないし、旅行を計画しようなんていう事も話しにのぼりました。行けるかな・・・? 飲兵衛の熊公の為に先輩が馬刺しを取っておいてくれました。これが実に美味くて、以前、職員旅行で信州安曇野、穂高の馬刺し屋さんで食事をした話になってまた行きたいねと言う話になりました。

 
みんな笑顔 懐かしい仲間達です                    先輩の綺麗な工房    

 ヴァイオリンを作る素材で作った『ウクレレ』の音色を聴かせて貰いましたが、その音の広がりは凄かったです。一般的な『ウクレレ』の音色の3倍は素敵でした。素敵な先輩達と仕事が出来て居たことを改めて感じるOB・OG会でした。

 来年もまた集まろうと話し合い、バスで飯能駅に出て、流れ解散で帰って来ました。熊公は南浦和の先輩と北朝霞まで一緒に帰ってきました。

 さて、今日は畑作りをします。長ネギ畑をキュウリ畑にする作業です。行き掛けにホームセンターによって牛糞堆肥 2袋・鶏糞堆肥 6袋を購入しました。また、散水用のシャワーがこの冬に凍結してヒビが入ってしまったので新しいものを購入しました。

 作業の最初は分蘖したネギを植え替えました。その後、付属農園側の雑草除去作業をしました。綺麗になりました。その後、長ネギ畑に耕運機を掛けて、その後、牛糞堆肥 1.5袋分、鶏糞堆肥 1袋分を蒔いて、耕運機で攪拌しました。攪拌し終えたら畝を立てました。3本立てて、2本はキュウリ用、1本は枝豆用にします。畝立てを終えて、キュウリの棚を立てました。

 
    雑草が無くなった附属農園                 今日のメイン作業で立てたキュウリの棚

 キュウリの棚を立てた後はネットを張りました。今回も下の部分には雑草の除去をしやすくするために隙間を作りました。今朝ホームセンターに寄ったとき苗を見たらもうキュウリの苗が販売されていましたから、来週早々に2株くらい購入して植え付けようかと思っています。

 ネットを張り終えたのは2時50分少し前でした。ここから『一人お花見』です。満開を過ぎ花びらが散り始めていました。誰もいない公園で桜を独り占めしてお花見をするのは贅沢な気持ちになります。

 
 
公園の桜を独り占めして『一人お花見』を楽しむ

  
桜を見ながら畑作業が出来ます                   大きく成って来た玉ネギ  

 1月に小屋が火事になって、小屋は処分されたので畑から桜が良く見えるようになりました。畑作業をしながらのお花見もまたノンビリした感じで良いものです。
 玉ネギが随分大きく成ってきました。あと10日くらいで収穫出来そうな感じになってきました。

 明日は『武蔵流十字手裏剣』5枚を鍛造しようと思っています。仕上げは2枚・3枚で行うつもりで居ます。
2025年04月09日(水)
 工房着:午前10時10分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後3時55分
 工房の気温:18度

 今日は『武蔵流十字手裏剣』を5枚鍛造する作業です。工房に着いて直ぐに作業に取り掛かりました。気温が高くなってきているので背面の大型扇風機を『強』にして作業しましたが、それでも暑いと感じました。大体2時間半くらいで焼き鈍しまで作業できました。


焼き鈍しを待つ手裏剣

 作業は1時45分頃に終わりました。作業後は火床の掃除、ハンマーに注油して、コークスをコンテナに補充しました。コークスは残り7袋になりました。
 その後、今日の作業で『直角出し治具』の溶接が剥がれた部分を修理しました。半自動溶接機での修理は本当に上手く出来ます。また、箱箸の口部分の弱くなっているところに鉄板を溶接して補強しました。ビードが綺麗に付けられるようになってきました。

 ノラボウ菜を収獲してから、玉ネギとノラボウ菜に液肥を撒いてやりました。ジャガイモですが『男爵』・『メークイーン』はほぼ全部芽を出してくれました。発芽が遅い『トカチコガネ』はあと1週間くらい経たないと分からないです。

 『カリン』と『マルメロ』の花が咲き出しました。これが咲くと春本番という感じがしてきます。本当にそっくりな花です。実も一緒にしちゃうと分からなく成っちゃいます・・・。今年も実が付いたら虫の忌避剤を撒いてやるつもりでいます。去年は忌避剤を撒いてやったのと、強い風が吹かなかったからでしょうか、綺麗なカリンが沢山収穫出来て、ワイフのお友達にあげたりして喜ばれました。

 
 カリンの花                              マルメロの花

 明日は今日鍛造した手裏剣5枚の面を荒削りするところまで行い、その内の2枚を仕上げる予定で居ます。
2025年04月10日(木)
 工房着:午前10時20分  作業開始:午前10時40分−作業終了:午後4時10分
 工房の気温:16度

 今朝は郵便局に寄ってから出発したので家を出るのが遅くなりました。でも、道はスムーズに流れたので良かったです。

 今日の作業は昨日鍛造した『武蔵流十字手裏剣』の内 2枚を仕上げる予定で行きました。

 作業に入る前に、蘇鉄の葉を収獲しました。『復活祭』の一つ前の日曜日はユダヤの人々がキリストを大歓迎でエルサレムに迎え入れた事を記念する日です。キリストの乗ったロバの足が地面に触れないように道に枝を敷いたり、上着を敷いたりした事を記念して、ミサ中に枝を持って行列し、その枝を持ち帰って1年間保管します。
 ユダヤの人々は大歓迎したキリストが現世での救いをするのでは無いことを知って、1週間後には十字架に付けてしまう・・・。そういったことを考える日です。そして、来週は『聖週間』、教会の典礼で最も重要な3日間そして、『復活祭』が控えて居ます。

 保管した枝は、来年の『四旬節』がスタートする『灰の水曜日』の前に教会に持って行き灰にして、『灰の水曜日』に額にその灰を付ける式があります。いずれ人は土に帰ることを象徴するわけです。肉体は土に帰りますが、『霊魂』は永遠不滅です。永遠に悪魔と地獄の火で焼かれることがないように生活していかないといけないですね・・・。

 さて、枝を収獲したら直ぐに作業に取り掛かりました。まずは焼き鈍しの灰の中から取りだして冷間鍛造、歪取りをして表面を荒削りして、そこから2枚を仕上げていきました。3時過ぎに黒染めを終了しました。やっぱりこのペースが良い感じです。

 
作品2140・2141 『武蔵流十字手裏剣』                罫書きを終えた残りの3枚     

 まだ時間が有るので、残りの3枚の罫書きをし終えました。明日は切り出すところからスタート出来ます。4時前には終了できると良いですが・・・。
2025年04月11日(金)
 工房着:午前10時15分  作業開始:午前10時30分−作業終了:午後4時05分
 工房の気温:16度

 今日は『武蔵流十字手裏剣』 残りの3枚を仕上げます。罫書きは済んでいますからすぐに切り出しました。この手裏剣は切り捨てる部分が少ないので良いです。昔の鍛冶屋はできるだけ切り捨てる部分を少なく作業したと考えて居るので、どうやれば少なく済むかいつも考えて居ます。

 切り出し終えたらコバを整え、面を仕上げて鎚目を付け、刃付け作業です。刃付け作業は一枚につき大体30分位です。

 今日は焼入れしたら反りが出た物が有りました。鎚で打って修正することも可能かと思いましたが、万が一割れたらもったいないですから、再加熱して反りを取って、再焼入れしました。

 
 切り捨てる部分が少なくて嬉しくなります           作品2142〜2144 『武蔵流十字手裏剣』

 これで『武蔵流十字手裏剣』 5枚の制作は完了です。次は『伊賀流十字手裏剣』 20枚の制作です。『伊賀流十字手裏剣』は人気がありますね。確かにバランスが良くてスタイルも良いです。
 今回同様、5枚を3日で仕上げるペースで作業しようと思っています。5月のはじめに作り終えられると思います。

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