熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2024年03月29日(金)
 工房着:午前9時35分  作業開始:午前9時55分−作業終了:午後3時25分
 工房の気温:15度

 昨日はワイフのエスコートで大学病院に行きましたが、人為的に目眩を発症させる機材が不調という事で別の検査をしたようでした。2時間弱掛かりました。おかげで本をかなり読む事が出来ました。しかし、目眩を起こさないのだからエスコートはいらなかったような・・・。

 昨日は曇天の一日で夜から雨に成りました。そして、今日も雨でした・・・。本当に良く雨が降ります。梅雨以上に降っている感じがします。
 今日は予定通り『手甲鉤』の爪を鍛造します。24本鍛造しますからおよそ4時間かかると踏んでいました。まずはコンテナにコークスを補充しました。そして、火床の掃除をして、コークスが無駄にならないように耐火レンガで火玉が大きく成らないように調整しました。

 実際鍛造作業をスタートさせたのは10時半頃でした。そして、鍛造終了は2時半でした。やはり4時間かかった計算です。今日はここまで、次回は3つ組み立てる事にしてその際に爪を整形する事にして居ます。でも、左右ペアーにして作るつもりだから、4つ組み立てた方が良いかな? 組み立てだけだったら6つ作る事出来るかな・・・?


部品が揃った手甲鉤 6つ分

 部品が揃ったところで、鋲やリベットを確認しました。そうしたら、握部を接続させる『平頭の銅リベット』の数がギリギリしかありませんでした。これは発注を掛けておかなければなりません。しくじりました・・・。
 鍛造を終えた時には天気は回復して青空が広がっていました。今日は朝から15度もあって火床に火を入れての作業ですから暑いくらい、背面の大型扇風機強にして作業しました。

 片付けを済ませてから公園に桜の状況を見に行きました。咲いているのは2〜3輪という感じでした。来週半ばが見頃になりそうです。

 
裏の公園の桜が詐欺はじめました

 31日(日)は初孫に会いに名古屋に行って来ます。31日は次男達との都合が合わず、初孫に会うのは1日(月)です。いった日は名古屋を少し観光してこようと思って居ます。1日(月)孫を抱っこするのが楽しみです。

 2日(火)あたり公園の桜はどんなでしょうか・・・。4日有るから3〜4分咲きには成っているかな? 何処か1日は作業しないで、兄貴も呼んでお花見を楽しもうと思って居ます。
2024年04月03日(水)
 工房着:午前9時40分  作業開始:午前10時00分−作業終了:午後4時00分
 工房の気温:13度

 4月になりました。なんと今日も雨です。今年の春は雨が多すぎます。桜は自宅近くは4分咲きくらいですが、上尾はまだまだという感じです。
 畑を見回ったら玉ネギが随分大きく成っていました。来週あたりから収獲できそうな感じです。

 そうです、今朝9時少し前(8時58分)に台湾東方沖を震源とするM7.2の地震が有りました。台湾では震度6強の地震だったという事です。亡くなった方もいらっしゃるという情報、地球の地下では大鯰の大運動会が開かれているようですね。津波も起きたという事です。地震だけは起きて欲しくないですね・・・。東京にもいずれ来るのでしょうね・・・。

 31日(日)に名古屋に行き、1日(月)に初孫に会ってきました。『孫は無条件に可愛い』 と聞いていましたが、まさしくその通りでした。生後3週間目、新生児期間はあと1週間です。ちょっと抱っこするのが怖いくらいでした。人間として大きな心を持ち、誠実で優しい男の子に育って貰いたいです。そしてこの子の人生は世界が平和で地球環境も悪くなっていない事を祈りたいです。
 2時間ほど滞在しましたが大泣きする事なく本当静かな可愛い子でした。次男は『寝てると天使 なくと怪獣・・・』と話していましたが、滞在中は本当に静かでした。外面が良いのかな・・・?
 昨日は『独り言』を綴っていたので工房お休みにしちゃいました・・・。『熊公の独り言 W』の方も読んでやって下さい。

 
初孫 本当に可愛いです

 一泊二日の旅、初孫に会って、名古屋飯を楽しみ、小さな旅行をして、本当に良い『旅』が出来ました。帰りの新幹線の中で、現在飾っていない『ミニ兜』が有る事を思い出しました。もともと『鍬形』がなくなっていた物なので真鍮板で『鍬形』を作って初孫にプレゼントする事を考えました。初節句は目の前ですが、どうせなら考証された甲冑模型(五月人形とは一線を画す甲冑)をプレゼントしたいです。
 熊公は部屋に常に飾ってあるかなり正確に考証されて作られた『大鎧』を持っているのですが、これは熊公の形見として誰かに受け継いで貰う事にして、初孫にもそういう感じの物を贈りたいです。という事で、それまでの繋ぎにこの『ミニ兜』を贈るつもりです。ということで、今日は本来なら『手甲鉤』の組み立てをする予定でしたが、『鍬形造り』にしちゃいました・・・。
 1/2サイズの大鎧の模型もあります。兜・鳩尾の板が無いの(実際の鎧の写しのため)が残念です・・・。孫が小学校に入学する頃に着せる事が出来ると思います。七五三(5才)では大きすぎるだろうな・・・。

 
           鍬形を新しく作る               爪の成形を終え組み立てるだけになった『手甲鉤』

 本当なら0.5mm厚の真鍮板を使いたかったのですが、工房には厚さ1.0mmと0.3mmの物しか有りませんでした。1.0mmでは厚すぎますから、0.3mmで作る事にしました。左右同じに作るのは結構大変です。なにしろ薄い真鍮板なのでヤスリ掛けもかなり慎重に行いました。この『ミニ兜』は1/4サイズ位ですから、0.3mm厚はスケール的にはあっていると思います。
 最終的に1500番までの紙ヤスリを掛け、金属磨き液で磨き上げました。作業が終わったのは1時半近くに成っていました。

 このまま帰っては依頼品制作が滞ってしまいます。しかし、『手甲鉤』組み立てには中途半端な時間なので『爪』24本を全て成形する事にしました。爪の成形を終えたのは3時半過ぎていました。爪の成形が終わりましたからあとは組み立てだけです。ヒョッとすると1日で6丁全て作れるかも知れないです・・・。

 明日は『手甲鉤』の組み立て作業です。全部作れると良いですが・・・。そうそう、『伊蔵』さんから更なる追加発注が入りました。全部作り終えるのは5月過ぎちゃうかも知れないです・・・。
2024年04月04日(木)
 工房着:午前9時35分  作業開始:午前9時55分−作業終了:午後3時45分
 工房の気温:15度

 今日は『手甲鉤』の組み立てです。当初は3個ずつ造ろうと考えて居ましたが、昨日『爪』を24本全部成形し終えたので一気に6個組み立ててみる事にしました。
 以前、組み立て用の治具を作りましたからそれを使って組んでいきました。でも、結構時間が掛かり1つ組み上げるのに30分少々掛かりました。

 
治具を使って組み立てる                   鋲止め溶接を終えた『手甲鉤』

 6つ鋲止めを終えた段階で歪みが出ないように爪を簡単に溶接していきました。こうしておくと『握部』を加工する際にスムーズに作業出来ます。ただ、昔は溶接なんかなかったわけです。どうやって歪みを防いだのでしょうか・・・。

 溶接し終えた時刻は2時45分頃でした。今日の作業はここまでにして、ノラボウ菜を収獲、そして、長ネギ最後の収穫をしました。

 収穫後水汲みをしがてら公園の桜を見に行きました。桜はまだ2〜3分咲き状態でした。やはり上尾は寒いようです。戻ってきたら『コッ子』が近づいてきたのでエサをやる事にしました。

 
     桜は2〜3分咲き                      最近可愛くなってきた『コッ子』

 明日は『握部』の加工です。明日は早めに終えて帰って来られたらと思って居ます。お花見は来週月曜日かな?
2024年04月05日(金)
 工房着:午前9時30分  作業開始:午前9時50分−作業終了:午後3時00分
 工房の気温:9度

 今日もまたまた雨でした。『菜種梅雨』なんでしょうがそのまま梅雨本番になっちゃうような気がします。昨日と打って変わって寒くなりました。工房に着いてビックリしたのは一晩で桜が一気に咲いた感じだった事です。4〜5分咲きになった感じでした。明日あたりが見頃のようです。

 さて、今日は『手甲鉤』6つの仕上げです。火床に火を入れての作業ですから寒くても平気でした。

 
作品No.1815・1816                        作品No.1817・1818


作品No.1819・1820

 まずは握部分を輪にする作業です。これが終わったら握部分を接続するための銅鋲を打ち込む為の穴開け、そして、鋲止めをします。
 続いて火床に再度火を入れて手首部分・握りの甲側にアールを付け、爪にアールを付けてやります。一応セットにして作ったので、ペアーになる『手甲鉤』は揃えるように作りました。爪にアールを付け終えたら爪の先2〜3cmに焼きを入れて、少し強めに焼き戻しを掛けて終了です。ワイヤーブラシを掛けて黒染めして完了です。

 今日の作業は3時間30分でした。握部を輪にして焼き入れ・黒染めするのは1つ35分という計算です。

 日曜日は元職場のOB・OG会です。コロナ禍で2年集まれず、去年再開したのですが去年は熊公の都合でいけず、4年ぶりに先輩方とお会いする事になります。この4年間で先輩お二人が鬼籍に入られました。次は熊公のような気がします。飯能でヴァイオリンを作られている先輩の工房に集まります。先輩の工房は鍛冶屋と違って作業室がとっても綺麗です。という事で月曜日はヒョッとするとお疲れさん休みになっちゃうかも知れないです・・・。

 次の作業としては『伊賀流十字手裏剣』を制作する事になります。これまた30枚も作らなければならないので、暫くは手裏剣だらけになります。2日で3枚ずつ造っていくから20日掛かってしますます。依頼品全部作り終えるのは5月中は無理のようです・・・。

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