熊 公 鍛 冶 工 房


熊公の工房における鍛冶作業の日誌
特別な事柄は印を付け『鍛冶作業記録』にも書き込みます

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2023年07月31日(月)
 工房着:午前9時30分  作業開始:午前9時45分−作業終了:午前11時45分
 工房の気温:33度

 今日で7月もお終いです。今年の7月は猛暑日が13日も有りました。しかも8日連続です。居間のクーラーが交換出来たので一安心ですが、これがスムーズに交換出来なかったらと考えるとゾッとします。
 工房に行くのは3日ぶり、植えたキュウリの苗が心配でした。工房に着いてすぐに見に行くと、なんとグッタリと萎れていました。水遣りが足りなかったようです。そこで着替えをしたらすぐに散水作業に取り掛かりました。

 
    萎れてしまったキュウリの苗                 師匠を真似して畝の間に水溜まりを作る

 畑の師匠がやっているように畝の間に水溜まりが出来るようにしてみました。萎れてしまった苗ですが北側の苗の葉っぱはチョット元気になってくれました。南側は駄目かも知れないです・・・。とにかくタップリと散水してやりました。シソはまったく大きく成ってくれません。やはり日陰を作った方が良いようです。


カボチャ?

 植え付けしているキュウリの苗はチョット高いですが接ぎ木してあるものを買って植えています。その接ぎ木した土台の植物、おそらくはカボチャだと思いますが、キュウリの棚の地面を這うように伸びてきています。大きな花も咲きました。カボチャは雄花・雌花が有るから実をもつかどうか分かりませんが、面白いのでしばらくそのままにして観察しようと思って居ます。

 1時間以上かけて畑全体に散水して、その後は液肥を撒いてやりました。萎れてしまったキュウリの苗にはカンフル剤として『HB−101』を撒いてやりました。11時過ぎになっていました。今日も枝豆を4株収穫してみました。今日は種から育てた物を収穫してみました。234.5g収穫出来ました。

 休憩室に戻り身体を冷やして、早めのお昼を食べました。そして、この後どうしたものか考えました。長男のフィアンセ用の包丁の鍛造をしなければ成りませんが、ATS−34を鍛造する気持ちにはなりませんでした。
 また、ワイフの同僚に包丁の依頼を受けています。この方はヤスキ鋼 『白紙2号』で作る予定です。でも、鍛接をする気持ちも出てきませんでした。こういう時は作業しても上手く行かないでしょうから、早めに帰路に着くことにしました。

 先日、伊蔵さんから忍具の発注を受けました。12種類 30点の依頼です。これも作っていかなければならないですが、とにかくこの暑さ、気持ちがのってきません・・・。(-_-;)

 今日はキュウリ15本も収穫出来ました。我が家だけで消費しきれないので今日もケーキ屋さんに届けに行きました。もの凄く喜んでくれました。この前差し上げたキュウリ、「瑞々しくて美味しかった!!」 と言われました。熊公のキュウリは形はいまいちですが、鮮度だけは良い訳です。喜んで貰えるのは嬉しい事です。

 明日はいよいよ長男の婚約者の親御さんと顔合わせという事になりました。場所は東京タワーの近くです。お昼に会食しながらご挨拶をすることになっています。帰りは東京タワーに昇ってこようかと思って居ます。いよいよ長男もゴールインです・・・。(o^_^o)
2023年08月02日(水)
 工房着:午前9時25分  作業開始:午前9時40分−作業終了:午後0時15分
 工房の気温:30度

 8月になりました。昨日は長男のフィアンセのご両親と会食してご挨拶をしました。場所は芝の『とうふ屋 うかい』でした。熊公家からは都営三田線一本で行けますから便利です。芝公園駅から公園を抜け、プリンスパークタワーの公園を通り、増上寺の駐車場に繋がる路を通って『東京タワー下』の交差点に出ました。入道雲がモクモクと湧いていて、雷雨必至という感じでした。

 会食開始20分前に熊公とワイフが到着したときには、長男達とご両親は既に来られていました。案内されて二階のお部屋で日本庭園を眺めながら食事をしました。先方のお父さんもお酒がお好きでした。お仕事は『歯科技工士』をなさっています。物造りという点で共通する部分があって、話が弾みました。美味しい日本酒と食事を堪能しました。

 会食開始してしばらくしたら雷雨に、雷が東京タワーに落ちるのだと思いますが、光と雷鳴がほとんど同時でした。安全なところに居て雷鳴を聞くのは好きなのでなんか楽しかったです。雨もかなり激しく降り、気温が下がってくれました。
 会食が済んだ頃には雨はあがって、少し涼しくなっていました。日本庭園を少し散策して、最後に喫茶バーでコーヒーなどを飲んでまたまたお話をして帰って来ました。傘は持って行きましたが、結局使うことは有りませんでした。初めての会食の時凄い雷雨になったことはズッと忘れない良い思い出になると思います。

    
初顔合わせの会食 芝の 『とうふ屋 うかい』で

 落語の『芝浜』はこの近くが舞台の話、人間失敗することがあっても、支え合う夫婦の愛情によって良い道が開けていく人情話ですが、きっと新しい人生を歩み始める二人も『愛情』によって困難なことを乗り越えて行ってくれると思います。先方のご両親は長男から聞いていた通り気さくな方で本当に自然に仲良くなることが出来ました。( ^^)/\(^^ )
 長男達は東京タワーのチケットをプレゼントしてくれました。天気が良ければその日のうちにでも登ったのですが、あいにくの天気ですからまた別の日にすることにしました。このチケットは期限がないのでいつでも行けます。

 さて、今日は昨日の雨で畑は潤っているものと思って行きました。しかし、畑の土はパサパサ状態、師匠が居られたので昨日の雨の様子を聞いたところ、そんなに降らなかったということでした。ガッカリです。
 すぐにキュウリの苗を確認したところ、二本ともなんとか頑張っていてくれました。一昨日タップリ水を畝の間にためておいたことが良かったようで、畝の間の土は水気を保っていました。今日も同様に水をためてやるようにしました。また、里芋やピーマンの畝の間にも水溜まりを作ってやりました。

 
    湿気が残っていた畝間                  今日もタップリと水をためてやりました

 水を溜めながら除草作業をしました。三角鎌の刃を付け直してやったので気持ち良く除草出来ました。長ネギの畝は手で抜き取ってやり、土寄せをしてやりました。土留め板はずそうかと考えましたが、暑くなってきたのでやめにしました。

 ピーマン・里芋の畝も除草してやり、畝の間に水溜まりを作ってやりました。ピーマンは沢山実を付けていますが、なかなか大きく成ってくれません。やっぱり暑さの為のようです。シソもまったく大きく成ってくれません。今週は床屋さんにはシソは届けられそうにないです。

 
       除草してタップリと水をやる              キュウリの根元から伸び出したウリ科の植物の花

 キュウリの元の部分から伸び出したウリ科の植物、今日は花が咲いた後でした。師匠に尋ねたところ『カボチャ』ではなさそうと言うことで、『冬瓜』の可能性があると言うことでした。これは確り育ててやろうと思って居ます。はたしてこの植物はなんでしょうか・・・?

 畑の作業はお昼近くまで掛かりました。とにかく水遣りに時間が掛かります。作業着はグショグショで気持ちが悪いですから、着替えをして昼食にしました。午後ヤッパリ作業する気持ちにはならず早めに帰路に着きました。

 次回、畑はキュウリの収穫と水遣りだけにして、すぐに鍛造作業に取り掛かるようにしようと思って居ます。そうすれば作業のモチベーションを保つことが出来ると思って居ます。
2023年08月04日(金)
 工房着:午前9時35分  作業開始:午前9時55分−作業終了:午後2時05分
 工房の気温:32度

 1日・2日と猛暑日は逃れましたが、昨日・今日はまたまた猛暑日です。工房に着いて着替えをしたらキュウリの収獲をして、水遣りをしました。とにかく1〜2分水を撒いた程度ではアッと言う間に乾いてしまいます。一応全体に水撒きした後は里芋の畝に水を出したままにして鍛冶作業に取り掛かりました。10時半過ぎからスタートでした。作業着はいつもほどグショグショにはなっていませんから、作業する気持ちは失われていませんでした。鍛冶作業するときはこの程度にしないと気持ちがのってきません・・・。

 鍛造を始めると背面の扇風機から届く風は熱風になりました。そこで、背面の窓を開けて新鮮な外気を取り込むようにして作業をすることにしました。

 まずはグリップ部分を打ち延ばし、先端部分を少し窄めるように鍛造して、そこからアゴの打ち出し、そして、ブレードを打ち広げて行くように作業をしていきます。

 およそ2時間の作業でした。とにかく『ATS−34』は可鍛域が狭くて、空冷で焼きが入ってしまいますから、下手な打ち方をするとヒビを入れてしまうことになります。火床の火はフルパワーで赤めては打ち、少しでも赤みが消えたら加熱し直すという繰り返しです。

 
グリップ部分を打ち上げ先を窄める                        鍛造終了       

 アゴを打ち広げる際に打ち広げる道具で変な凹みを付けてしまいました。これが仕上がったときに残ってしまうような気がしています。チョット残念です。消えてくれますように!! (-_-;)

 鍛造を終えて、コンテナにコークスを補充、コークスは残り7袋になりました。そして、ハンマーに注油してから火床のコークスを取り除き、ロストルに木炭を敷き詰め、その上に前回の包丁と折れてしまったもの、そして、今回鍛造した物を載せて更に木炭を載せます。ある程度埋めた状態で木炭に火を付けて、更に木炭を被せて火床の口を閉塞しました。

 
   木炭の上にブレードを置く                 ブレードを木炭で埋め火を付ける

 
火を付けた木炭の上に更に木炭を被せる              耐火レンガを使って火床の口を塞ぐ  

 火床の口を塞いだ後、里芋の畝に流していた水をキュウリの畝に移して、水溜まりを作るようにして、師匠の畑のミニトマトを収穫させて貰い、枝豆を収穫しました。明日は板橋+戸田の花火大会なので長男達が顔を出すことになっています。長男達は高島平に花火を見に行くのですが、その際に枝豆を持たせてやろうと考え、いつもの倍収穫しました。採り立ての枝豆を茹でるわけで、本当に甘くて美味しいです。

 枝豆を収穫した後はキュウリの畝に30分水を出しっ放しにして水溜まりが確り出来たところで、もう一度全体に水撒きをしてやりました。本当に雨が欲しいです・・・。

 
来有利の畝間に出来た水溜まり                 全体に火が回った火床の様子

 散水をし終えて火床を覗いてみると全体に火が回っている感じでした。火が燃え移るようなことがないことを確認して、今日の作業は終わりにしました。今日は久し振りの鍛冶作業、背面の窓を開けて作業したので気温は45度くらいでした。しかし、久し振りなので少々しんどかったです。公園に行って顔を洗い帰る準備をしました。今日は作業意欲を無くすことなく最後まで出来て良かったです。

 
残りわずかになった『ATS-34』                    台風6号の進路予想  

 いよいよ使える『ATS−34』も残りわずかになって来ました・・・。ヤスキハガネは今後どうなることでしょうか・・・。日立金属は外資会社に完全に売り渡してしまうのでしょうか・・・? いずれにしろこれを使いきったらもう手に入らないと考えなければなりません・・・。残念です。

 次回は月曜日、焼き鈍しが済んだブレードを成形して、ヤスリ掛けまで終わらせようかと思って居ます。来週は台風6号が接近してくるような気配、どうなることでしょうか・・・。9日・10日とワイフと一泊旅行を計画しています。福島県の舘岩に行くつもりですが台風がどうなるか心配です・・・。
2023年08月07日(月)
 工房着:午前9時35分  作業開始:午前9時55分−作業終了:午後3時20分
 工房の気温:31度

 今日は今年の作業100日目です。今日は包丁の成形をします。でも、梨園に先週幟が立ったから11時からの販売に合わせて行く事にして、まずは畑に水遣りをして、液肥を撒きました。10時40分に工房を出て、梨園に到着したのは10時50分頃でした。販売待ちの列に並んだのは4番目でした。
 今年は暑さと雨の少なさから梨が火傷した感じになり収量が少ないそうです。今日は13人分しか収穫出来なかったと言う事でした。その為1人1袋だけの販売でした。11時に販売開始、ものの数分で完売でした。11時に来た人達は購入する事出来ませんでした。名古屋の次男に送ってやろうと思いましたが、今年は送る事は出来ないと言う事でした。残念です。

 
やっとゲット出来た梨 

 工房に戻り、木炭に埋めて焼き鈍しを掛けた火床の閉塞を外しました。良い感じに焼き鈍しかけられた感じです。包丁を取り出して歪取りをして、お昼にしました。

 
    焼き鈍しをし終えた火床の様子                  焼き鈍しが掛かった包丁   

 そこからは成形作業です。まずは切り出して、その後はコバを整え、ブレードを削って行きました。かろうじて打ち広げの際に付けてしまった凹みは消す事が出来ました。ただ、その部分がほかの部分よりも削られているのでそれを整えるように削って行きました。まだ充分ではありません。

 
80%成形し終えた包丁

 現在刃の部分はアルミ型よりも3mmくらい広くなっています。次回もう一度全体を削って、その後刃の部分を削ります。その後は口金やグリップの準備、固定のための穴開けをして、銘の打刻です。その次の回で焼き入れをすることになります。焼き入れは1050度を10分くらい保持するので少々大変です。

 明日は長男達いよいよ『婚姻届』を提出すると言う事で、サインを貰いに来ると言う事なので工房はお休みにします。また、9日・10日とワイフと一泊旅行で福島県の『舘岩』に行って来ます。『舘岩』ではイワナを堪能してきます。また、帰り道は須賀川の方に出る事にして、『大内宿』で一本ネギ蕎麦を食べてこようと思って居ます。伯父さんのお墓参りに行けるかな・・・?
 11日はお疲れさん休みになるだろうし、今週は工房には行かない事になりそうです。畑の水遣りは兄貴にお願いする事にしてあります。

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