熊公鍛冶屋の作品発表の部屋           
2021年1月〜2022年12月

熊公の今までに制作したナイフの紹介をします。
研ぎを掛けただけで製品化されていない作品もかなりあります。

トップへ
戻る
前へ
次へ

猫手 bP333・1334・1335・1336・1337

bP333 bP334 bP335 bP336 bP337
親指 人差し指 中指 薬指 小指
全長 69mm 64mm 70mm 69mm 68mm
爪長 36mm 32mm 38mm 36mm 36mm
重さ 32.6g 32.5g 32.3g 32.2g 30.4g
 素材 SS-400 製作日:2021年04月06日

 『やまと屋』さん依頼の物です。『猫手』作ったのは2017年6月以来だと思います。本当に久しぶりに作りました。厚さ1.5mmの鉄板を素材にしました。猫手はこの厚さが良いようです。
2021年04月06日

手甲鉤 bP338・1339

 全長 約21.2cm
 爪の先端の開き 約10cm
 重さ 左453.0g 右452.5g
 素材 爪:S45C その他SS-400
 鍛造日:2021年04月07日・08日

 『やまと屋』さん依頼の物です。1年ぶりに作る『手甲鉤』です。今回も緩み・変形が出ないように爪を簡単に溶接しました。これで20品完成しました。残りは10品です。
2021年04月08日

猿頬 bP340

 縦:21.7cm 横:17.5cm
 厚さ:1.0mm
 重さ:279.0g
 製作日:2021年04月12日

 3年半ぶりに作る『猿頬』です。今回は前回より0.5mm薄い鉄板を使いました。薄い分製作は楽でしたが、もう少し厚みが有った方が良い感じです。猿頬には1.2mm位の厚さが良いようです。
 これも『やまと屋』さん依頼の品。残りは『伊賀流十字手裏剣』を残すのみとなりました。
2021年04月12日

伊賀流十字手裏剣 bP341・1342・1343

No.1341
No.1342 No.1343
縦横の長
11.6cm
11.6cm
11.6cm
  刃の厚さ  
3.8mm
4.1mm
4.0mm
3.1mm
3.5mm
3.5mm
刃の幅
24.6mm
24.6mm
24.6mm
重 さ
73.2g
78.9g
77.0g
 素  材:S45C
 鍛造日:2021年04月13日  焼き入れ日:2021年04月14日

 『やまと屋』さん依頼の最後の品です。この2ヶ月間『打根』の研究をしたり、その他の忍具製作したりと忙しかったです。これがアメリカに渡って、資料館の展示品になると思うとなんだか嬉しい気持ちになります。無事通関をクリアーしてくれると良いですが・・・。
2021年04月14日

打根 bP344

 全長:55.4cm
 刃渡り:10.5cm
 鏃全長:28.8cm 中子長:16.7cm
 刃厚:元 7.9mm 先 5.4mm
 刃幅:20.6mm
 重さ:152.7g  鏃重さ:100.4g

 『やまと屋』さんにお送りした『打根手裏剣』は笠の中に収まる大きさに製作したので、全長は27cm位のものでした。製作するに当たり『打根』について調べましたが、本来の大きさは45〜65cm位のもののようでした。そこで、55cm程のサイズの物を作る事にしました。
 この『打根』はいつものように工房保存用です。握りの部分にエイ革を巻き、目釘には台座を付けることにしました。重心は口金下の赤の糸巻きの目釘側の部分、全体の1/3の位置にあります。重量としては打根手裏剣の4倍近く有りますから、おそらくはかなりの貫通力もあると思います。これは後ほど実際に段ボール何枚貫通するかを調べてみようと思っています。

 
    鏃の様子                             目釘の台座の様子

 刃紋も確り出てくれました。刃紋の出し方はなんとか分かった感じがして居ます。
 打根は『投げ槍』の様にだけでは無く、『鎖鎌』のようにも、勿論『槍』としても使ったものらしいです。大名の籠の中にも置かれ、万一に備えたということも書かれてありました。『打根手裏剣』の時とは違う、武器としての姿を感じることが出来ました。やはり、レプリカであっても本物と同じような状態にして確認する事は大切であること実感しました。
2021年05月03日


トップへ
戻る
前へ
次へ

 鍛冶作業記録 酔鍛磨庵日誌

熊公の独り言  熊公アニメの部屋  好きな所入り口

高山植物のページ 菊谷さんのMIDIの部屋 リンクのページ  お便りのページ