「湿布薬には温湿布と冷湿布がある。筋肉痛を和らげ、早く治すのはどちら?」
「痛み始めは冷湿布が○!でも冷やし続けると治りが遅い」
【 血液循環をよくすることが基本 】
筋肉痛の部分の血流量の変化を見ると、血流量の増加とともに痛みが始まり、痛みがピークに達する頃、
血流量は急に減って、普段より少なくなる。これは腫れによって組織の毛細血管がつぶされ、血行不良の
状態になったため。
そこで、痛み始めの血流量が増えているときは、冷やして炎症を抑えると、血流量が減り痛みが軽
くなる。痛みがピークを越えると血流量が減っていくので、温めて血行をよくすると治りが早くなる。
運動直後は血液循環をよくするために温めるのが基本。ただし、直後から痛みや腫れが激しい場合は、
いったん冷やす方がよい。
また、入浴やマッサージは血液循環を促すので、温めると同じ効果がある。さらにマッサージや軽いストレ
ッチングはこわばった筋肉を伸ばし、回復を助けるので、積極的に取り入れると良い。