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  = クーリングダウンとは =
激しい運動を突然中止すると、一時的に大量の血液 が脚を中心に貯留するため、脳の方に十分な血液がい かなくなります。そのため、目眩がしたり、気を失ってしまうことがあります。ほんの数分間クーリングダウンすることにより、ポンプ作用で脚の血液は心臓へ と戻され、血行が良くなり、これらを防ぐことができます。
また、血液や筋肉中の乳酸(代謝の老廃物)を速やかに除去し、疲労の回復を促進します。

  = クーリングダウンの強度 =
様々な研究・実験の結果、クーリングダウンは‘本人が軽いと感じる強度の運動’で実施し、徐々に強度を下げていくことが効果的と言われています。

  = クーリングダウンの時間 =
乳酸の除去だけに着目すれば運動時間は長いほど良いと言われています。しかし、費やすことの出来る運動時間を考えると、クーリングダウンの時間もウォーミングアップと同じく10〜20分くらいが妥当であると思われます。心拍数が100拍/分以下になることを一応の目安にするという意見もあります。       
心臓に危険因子をお持ちの方は、運動によって誘発される不整脈が主運動後5〜10分後に発生する可能性が高くなります。長めにクーリングダウンを行うことを習慣づけた方が安全です。

  = クーリングダウンとして行う運動 =
ジョギング・速歩などが一般的です。局所的に疲労するような運動を行った後では、全身的な有酸素運動のほか、主運動中の動作を軽く行うことをお勧めします。 





                                                                 
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