T 殿

コニカ株式会社
人事部リーダー

貴殿に関する懲罰審査委員会の開催通知及び自宅待機命令

  1.  貴殿に対し、厳正なる審問を行うべく、明後日午後に中央懲罰審査委員会を開催することを決定したのでここに通告する。
  2.  貴殿は、後期事実についての認否及び貴殿の主張を記載した中央懲罰審査委員会宛の書面を作成し、記名捺印の上、明後日午前11時50分までに東京事業場総務部人事課リーダーまで提出すること。
     尚、上記文書提出にあたっては、明後日午前11時(時間厳守)に東京事業場総務部人事課リーダーに電話連絡をした上、その指示に従うこと。(人事課外線番号042−589−8121)
     貴殿が上記文書を提出しない時には、東京事業場総務部人事課リーダーは、中央懲罰審査委員会に対して、貴殿は後記事実についての認否及び主張する機会を与えられたが、貴殿は認否及び主張しなかったと報告する。
  3.  さらに会社は、従業員就業規則第39条第1項「風紀、秩序を乱し、またはそのおそれがあるとき」に従って、貴殿に対し入門を禁止し、業務命令として自宅待機(有給)を本日只今より指示する。
     併せて明後日午後4時00分に東京事業場日野受付に出社することを業務命令として指示する。
     また貴殿がこの業務命令に従わない場合は、新たに中央懲罰審査委員会に審査を求める事実として加えることをここに申し添える。

 貴殿は会社からの再三に渡る警告、注意、指導を受けたにもかかわらず、これを無視する行動に出、会社の秩序を乱す行為を行いまたは乱そうとし、自己の利益のみを追求する、極めて独善的な行動をとってきた。いまだ継続している。

  1.  約1年前、担当していたプリント作成作業において、従来は何ら問題なく独自で業務遂行していたところ、貴殿は、発売の迫った新製品センチュリアの国内発表用サンプルプリントの作成指示に対して、突然明らかに故意と思われる異常品質プリントを上司に提出した。その結果、予定していた新製品のセンチュリアの国内発表用サンプルプリント選定の為の重要な会議を急遽流会せざるを得なくなった。更に、再度プリント作成指示を出したが、今までに一人で問題なく行っていた作業にもかかわらず、いちいち詳細な指示を求め、職場での業務進捗に大きな影響を及ぼし、結果1週間に及ぶ業務の遅れが生じ、業務に混乱を惹起せしめた。また異常品質プリント作成に関し、上司から注意をされた際、貴殿は反省し詫びるどころか、逆に「新入社員でわからない」と言い放ち、いわゆる居直る姿勢をとった。
  2.  貴殿は約1年前職場において、公然と故意に「社内情報を自らの意志で必要に応じ必要な情報を規則違反でも社外に出していく」と宣し、職場の規律と秩序を乱す恐れのある行為を上司に対して公言してはばからず、さらにW、T両上司の前で前記「不穏当発言」を撤回せずと発言するとともに、公然たる機密漏洩を再度明言するに至った。
  3.  約1年半前発行のタイム誌(英文)において、会社の許可を取ることなく、社外及び世界に対し、真実を歪めた有害な流布宣伝を行い、会社の名誉信用を著しく失墜させた。また、約2ヶ月半前、配布したビラの中で、「PS版事業の販売権譲渡で約100億円の売上減」と明記しており、事業場の重大な情報・機密を漏洩した。
  4.  約2ヶ月半前、職場上司であるWリーダーに対し、「おい、こら、この野郎」「がたがたぬかすな」など従業員として許すまじき暴言をはき、脅迫的言辞で愚弄し、机を何度となく叩くなどの威嚇をした。
     また、約1ヶ月半前、職場上司であるWリーダーに対し、机を何度となく叩いて威嚇し、大声で「お前は何を言いたいのだ」「いったい何を言いに来たのか、おんどりゃ、人のことをなんだと言うのだ、やかましいや」「話を聞いていると頭にくる」などの暴言をはいた。
  5.  また約1ヶ月半前当社株主総会議事場において、株主という立場を濫用し、日頃主張している自らの利益のみのための一方的な主張に関し、公の場を利用して約40分にも亘り一人で発言し、議事妨害にも等しい行為に出た。

以上


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