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 やかんの旅 〜大慌ての香港・深セン、そして上海へ〜

 

 

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20053月下旬 関西空港〜香港〜深センへ

 

 

 

 

 

元々は香港行きが目的だったが、「世界的な大会があるため、ほとんどのホテルの予約、取れませんっ!もし取れたとしてもものすごい値段をふっかけられるかも」旅行代理店の方からそう告げられ、宿泊先を急遽深センに変更。

 

関西空港からエア・インディナに乗って(←一番安かった)香港へ!香港経由、インド行きの機内はインドの香りが…。機内食はチキンカレーを選択。最後はココナッツヨーグルト!おいしかった〜!!

 

 

 

やかんの旅

1.上海・蘇州

2.香港・深セン

旅に出よう!

香港〜深セン

 

 

香港の空港に着いて、ホッと一息。両替を済ませ、深セン行きのバスを探すべくきょろきょろしていたら警備のお兄さんが声を掛けてくれた。が、彼は広東語、私は普通話。広東語の説明を普通話で確認しながら「あぁ、香港に来たのね〜」なぁんてちょっと感激してしまった。わはは。お礼を言って笑顔で別れてバスカウンターへ。

 

いくつかのバス会社がカウンターを並べており、各カウンターの前にはそれぞれ職員が立っておしゃべりをしていた。私がスーツケースを引っ張りながらそちらへ向かって歩いていくと、いち早く私を見つけた「永東(バス会社の名前)」のお姉さんが走り寄ってきて、いきなりシールを私の肩にペタッ!「何事?」と思った瞬間、慌てて他のバス会社の人たちも寄ってきた。が、時すでに遅し!皆、永東のお姉さんに追い払われ、私は永東のカウンターへ。行き先を告げ切符を購入。暇だったからか、「バス乗り場、分からないでしょ?」とお姉さんが連れて行ってくれた。

 

バスに乗り込み、香港の街を遠くに見ながらバスは“落馬州(香港)”へ。そこで一旦バスを降り出境手続き。またバスに乗ってしばらく走って今度は“皇崗(深セン)”で入境手続き。建物を出たら行き先別にマイクロバスが待っていて、それぞれ乗り込む。私は夫との待ち合わせ場所、シャングリラホテルへ。こちらへ向かう人は私一人だったので貸切状態でホテル前まで連れて行ってくれた。

 

 

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深センに入って一番印象深かったのが右側通行。車も左ハンドルに変わる。ここからは違うルールがあるのだ。。。

 

 

深セン〜香港〜深セン〜上海

 

 

深センのシャングリラホテルは深セン駅前にあって便利。朝、深セン駅構内からテクテク歩いて出境・入境手続きをする(レスリー・チャン、常盤貴子主演の映画『もう一度逢いたくて』に出てきた検問所だ)。無事手続きを終え、羅湖駅から鉄道で香港へ。

 

香港は思ったより緑が多いな、と冷房の効いた車両からぼんやり窓の外を眺めていたら、なんだかいい匂いがすることに気が付いた。香水の香りだ。辺りを見廻すと、こざっぱりとした女性たちが立っていた。これから出勤だろうか?それとも通学途中?彼女たちはとても軽やかにそれぞれの駅で降りて行った。

 

今回、香港のホテルに泊まることはできなかったが、せっかくなのでペニンシュラホテルでお茶にすることにした。天井の高いホールの喫茶コーナーでゆったりとソファーに座る。スタッフが忙しそうに行ったり来たりするのを横目で見ながら紅茶を飲む。

 

帰りもまたKCR鉄道で羅湖へ。ホームに降りるとたくさんの子供たちがリュックを背負って歩いている。どうやら香港からの下校途中らしい。たくましいなぁ。

 

シャングリラホテルに預けていた荷物を取りに戻り、ホテルのビジネスセンターで深セン〜上海の飛行機チケットを購入(時間がない時、大きなホテルはこういう点で便利だ)。いざタクシーに乗ろうとしたら、ホテルのボーイさんが車のナンバーを控えて渡してくれた。深センのタクシーはあまりいい噂を聞かないから、用心のためにわざわざ書いてくれたようだ(そういえば、映画『孤男寡女』で香港から深センに初めて来た鄭秀文がタクシーにだまされて連れ回されてたな)。

 

無事深セン空港に着いて上海・浦東空港へ。慌しい旅だった。

香港も深センも南の街だ。木が、花が違う。香港では雨が降って少し涼しかったが、やはり歩くと汗ばんだ。浦東に着いたとき上海も雨だったが、その寒さに早速バッグからマフラーを取り出した。北へ来たのだ。

旅はここで終わり、ここからは生活が始まる。