◆◆◆ドラゴンヴァラー◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | ドラゴンヴァラー | ||
発売日 | 1999年12月2日 | メーカー | ナムコ |
定価 | 6,800円 | ジャンル | 3Dアクション |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | 攻略本あり、小説版あり | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | パッケージ表面のリアルなドラゴンがちょっと怖い。 |
★★ | |
超越世界観 | 剣と魔法の世界です。竜と聖剣の関わりあいのエピソードが後半で 出てきますが、新鮮さは感じませんでした。 |
★ | |
声優度 | プレイ中の掛け声だけです。配役は不明。 |
★ | |
演出度 | イベントシーンではポリゴンキャラが演技するんですが・・・。 ゆで卵に目鼻口を描いただけのハンプティ・ダンプティな造形です。 |
★★★ | |
時間報奨 | アイテムによる成長要素と、前の章で受けたダメージに応じて 防御力が強化されるという調整が、よくできてます。 |
★★★★ | |
牽引力 | 大きく3つに分岐するストーリー展開は、攻略ステージにも変化が あり、飽きさせない工夫が見られます。 |
★★★ | |
ゲーム性 | アクション要素と謎解きがうまく組み合わさっています。各ステージの ボスキャラであるドラゴン戦もバリエーション多くていい感じ。 |
★★★★ | |
快楽性 | 3Dアクションとしては、操作性(特にキーレスポンス)がいいです。 |
★★★★ | |
芸術点 | ギャラリーモードのイラストがなかなか綺麗なので。 |
★★ | |
所有価値 | なぜか大暴落しましたね。あちこちで見かけます。 |
★ | |
総合評価 | ドラゴンバスターの続編としてみると、前作ファンとして首を捻る点も あるんですが、新作のアクションゲームならよくできてます。 |
50点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
ドラゴンに故郷の村を焼かれ、妹エレーナを殺されたクロヴィスは、その復讐から滅竜士となる。そして5年後、逃走したドラゴンを追って各地を旅していたクロヴィスは、ラクシス王国で竜の魔力を行使するアゼル騎士団の噂を耳にした・・・。 この物語は、クロヴィスとその子孫による滅竜士の物語です。邪悪なドラゴンとそれを討伐する滅竜士、そして滅竜士の武器であるのが神の遣わした魔剣・・・これらが世代を超えて巡りあい、一つの壮大なストーリーとなっています。全5章からなる物語は子へと受け継がれ、途中で捕らわれている女性を助けるかどうかで、最終的には3つのストーリーに分岐します。 またこのゲームは、アーケードの名作「ドラゴンバスター」の続編(オマージュ?アレンジ?)になっています。全体構成こそ3Dになりましたが、操作方法やアクション、最初に助けるお姫様の名前(セリア姫)まできちんと前作を踏襲しています。 |
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レビュー | |||
3Dアクションとしては良くできています、しかしこれがドラゴンバスターの続編って言われるとちょっと???・・・これが正直な感想。ただもうシンプルにステージクリア型のアクションゲームでよかったのに、重いストーリーや子孫に継承する成長システム(能力アップアイテムの一部は次の主人公に伝承される)をくっつけて、気軽に楽しめなくなってしまいました。脳みそ空っぽにしてドラゴンと斬ったはったやるつもりが、子孫のために伝承アイテムを探して攻略本片手にマップを隅から隅まで歩くことに。 そしてまたこのアレンジというかゴージャス化が中途半端でまた萎える。イベントシーンはアクションシーンと同じ精度のポリゴンキャラだから、アップにするとかなりキツイです。中国へ遊びに行った人がくれるお土産の人形より惨い。まぁ会話シーンではセリフの左にイラスト絵が表示されるんでそれを見ていればいいんですけど、まさかナムコのアクションゲームで「脳内変換」というスキルが必要になるとは思わなかったです。加えて、女の子との出会いや救出後にお礼言われるシーンは、もうちょっとこうなんていうのかな、萌えとかそこらへんを意識してくれると良かったなぁと。ここらへんの匙加減はコナミが上手いですね。 他に特記すべきこととして、難易度バランスが非常によろしいです。ジャンプアクションが必要なところも多々ありますが、タイミングがそれほどシビアでもないし、失敗してもリトライが容易なのでストレスは溜まりません。最初は難しいと思った戦闘部分(特に各章のラストに控えるボスドラゴンとの戦い)も、操作に慣れてくると面白いように戦うことができます。 総評: 評価が難しいソフトです。プレイして面白かったけど、これは認めんという感じ。だからといって、その認めたくない部分を自分の中で突き止めたいというほどのものでもない。単純に「良かった/悪かった」「ここが面白い/ここを直せ」と判断できない、不思議なソフトですが、それなのに印象に残らない。そこがまた不思議。 |
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攻略ガイド | |||
プレイヤーはアイテムでしか成長できないので、マップの隅々まで探索してアイテムを取り忘れないようにすることが基本です。また、ザコ敵を物理攻撃で倒すと退魔の宝石(ATK+1)が、魔法で倒すと退魔リング(MPMAX+8)が入手できます。これらは一定数の敵を倒すことで出現し、合わせて10個まで入手できるアイテムです。基本的には物理攻撃で倒して退魔の宝石を取るとよいのですが、退魔のリングも2〜3つ取っておくと回復魔法1〜2回ぶんに相当するので、ボス戦が楽になります。参考までに。 ボス戦は攻略法を知らないと苦労すると思いますが、ほとんどのボスに共通するジャンプして衝撃波を出す攻撃に対しては、ボスの背面で垂直ジャンプ(x2)で衝撃波を回避し、着地後に連続攻撃の繰り返しで楽勝です。 なお、ラスボスは倒れたときに頭部へ一撃加えないとまた復活しますが、このときの一撃はかぶと割り(等の特殊技)でないと効果がないので注意。このことは攻略本にも書かれてません。 |
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出演声優 | |||
不明 | |||
関連ソフト | |||
ファンタシースター3(MD/セガ)、ドラゴンバスター(AC、FC、PC/ナムコ) |
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