◆デュープリズム◆

 

 ● 製品データ
タイトル  デュープリズム
発売日  1999年10月14日 メーカー  スクウェア
定価  5,800円 ジャンル  アクションRPG
廉価版  PS one Booksシリーズ/2002年2月21日/スクウェア/2,500円
関連商品  攻略本あり、サントラCDあり
   
 ● 評価
外見衝撃度  パステル調の背景イラストに、くっきりとしたロゴ。安心感たっぷり。
 ★
超越世界観  古代人が作った遺産と人形のパワー強すぎ。
 私的には、こんな危険極まりない世界住みたくないです。
 ★★★
声優度  しゃべらないです。ガッカリ。
 −
演出度  イベントシーンのカメラワークが驚嘆。いい動き見せてくれます。
 ★★★★
時間報奨  ダメージ食らうほどHPの最大値が上がり、魔法使うほどMPの
 最大値が上がるという親切仕様です。
 ★★★
牽引力  ルゥとミント、2人の主人公が互いにリンクする絶妙のストーリー。
 ★★★★★
ゲーム性  ほどよい謎解きもあって、ゲームとしての完成度は高いです。
 ★★★★
快楽性  ジャンプアクションが、とてもとてもストレス。何度墜落死したことか。
 ★
芸術点  主人公を取り巻くサブキャラは、敵対勢力も含めて魅力的。ただし、
 魅力的過ぎて悪役になりきれてない故、インパクトに欠けるところも。
 ★★
所有価値  市場での出回りは少ないほう。興味があるなら、見つけたときが
 買い時です。次に来たときはもうなくなっていますよ。
 ★★★
総合評価  女性プレイヤーに受けがいいです。プレイしておくと将来いろいろと
 役立つかもしれません。

52点

   
 ● コメント
イントロ
古代の魔導士たちが遺した、強力なパワーを持つアイテム「遺産」。ルゥとミントはそれぞれの理由でこの遺産を求める旅に出ます。強力な遺産が眠るという噂を聞きつけてカローナの町を訪れたとき、2人の物語は始まります。

このゲームでは、主人公をルゥとミントの2人から選べます。どちらから始めてもかまいません。2つの物語は舞台・時間軸を同じとして微妙にリンクしています。選ばなかったほうの主人公は、相手の物語における名脇役として、陰に日向に主人公の冒険に絡んできます。

2人の主人公のキャラクターは以下の通り。
ルゥ:ある雪の夜、母親のような存在であるクレアを目の前で殺され、彼女を生き返らせるために遺産の力を求めている。まじめでやや頭の固い少年。モンスターに変身できる能力を持つ。
ミント:東天王国の第一王女であったが、わがままがたたって王家を追放されてしまう。その仕返しにと、遺産の力で世界征服をもくろむアクティブな少女。魔法が使える。
レビュー
適度な謎解きを伴ったアクションRPGです。2人の主人公は共通のマップを冒険のフィールドとすることが多いのですが、それぞれの特殊能力(ルゥは変身能力、ミントは魔法)が異なるために解法も異なる点は面白いです。アクション要素も、ダメージを食らうほど最大HPが増えるというシステムで、アクションが得意なプレイヤーも苦手なプレイヤーも楽しめる作りになっています。
しかし、ジャンプに癖があるため、そこでかなり損をしているゲームです。ゲーム前半の動く床を飛び渡っていくシーン、ここが嫌になるかどうかの分かれ目でしょう。ここを超えれば話の面白さも手伝って先へ進めていくと思いますが、それまで辛抱できるか(癖のあるジャンプアクションが身につくか)、微妙なところだと思います。

総評:
個性豊かなサブキャラやイベントシーンでの動きのある演出等、造形的に優れたゲームです。ストーリーに関しては、古代人の作った遺産とか人形のパワーが強すぎで、いくぶん御都合主義だと思うんですが、これは私がそう感じただけということで。
攻略ガイド
成長要素のあるアクションRPGなので、敵との戦いは時間さえかければ何とかなると思います。一部のボスで攻略法知らないとキツイのもいますが、なんとかなると思います。ルゥは結局のところ斧でごり押しするだけですし、ミントは効果のある魔法を探すのが大変ですが後半になると回復魔法覚える(かもしれない)ので、持久戦覚悟でいろいろ試してみてください。

つらいのはジャンプアクション(特にメルに会うまでにやらされるミニゲーム)だと思うので、その攻略法をちょっと記します。
まずこのゲームのジャンプですが、ボタン押してからキャラがジャンプするまでに少しのタイムラグがあります。助走つけてジャンプボタンを押したけど、反応せずに崖から落ちるのは、このせい。スーパーマリオみたいにボタン即ジャンプじゃないんです。これを防ぐには、移動しながらジャンプするのではなく、真上にジャンプしてから方向キーを押し、ジャンプの下りで左右移動するようにする。1ブロックのジャンプもこんな感じです↓

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あと、ここのミニゲームは意外と距離が短いので、制限時間にあせらず、じっくり進みましょう。充分間に合います。
出演声優
なし。
関連ソフト
ドリームスタジオ(DC、PC/ネクステック)

 

   

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