◆◆◆幻影闘技◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | 幻影闘技 | ||
発売日 | 1996年9月20日 | メーカー | バンプレスト |
定価 | 5,800円 | ジャンル | 3D対戦格闘 |
廉価版 | なし | ||
関連商品 | サントラCDあり | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | サンデー系の漫画家、皆川亮二がキャラデザしてますが、パッケ裏の キャライラストはちょっと・・・。 |
★★ | |
超越世界観 | 格闘技大会に出場して、参加者全員とガードロボと主催者倒すだけ。 |
★ | |
声優度 | 椎名へきるが格闘ゲーのボイスやってます。 勝ちセリフもアーティスト。 |
★★★ | |
演出度 | 地味。ポリゴンが泣いてます。 エンディングもビル屋上からヘリに乗って離陸するだけのシンプルさ。 |
★ | |
時間報奨 | アリーナモードで勝ち抜き、稼いだマネーで必殺技をカスタマイズした オリジナルキャラを作ることができます。 |
★★★ | |
牽引力 | エンディングやゲームの背景に惹きつける何か、がない。 |
★ | |
ゲーム性 | シンプルな格ゲーですが、ストZEROで言うところのオリコンの元祖? なのでこの評価。 |
★★★ | |
快楽性 | ポリゴンの造型を犠牲にしただけあって、キャラの動きはいいです。 |
★★★ | |
芸術点 | シャドウスキル発動(後述)とアリーナモード、やりたいことをこの2つ だけに絞って見た目を犠牲にしたコンセプトは間違ってないと思う。 |
★★ | |
所有価値 | 格ゲーがあり余っている今となっては、おすすめできません。 |
★ | |
総合評価 | 見た目は3Dポリゴンだが、ゲームシステムは出来の悪い2D格闘と いうギャップがすごいです。 |
40点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
格闘技大会パワーオブソリッド・・・ここに8人の参加者が集まった。ある者は賞金目的で、ある者は名誉のために、またある者は自身の目的を達成するために。果たして優勝するのは誰なのか? と、あっさりしたストーリーですがホントこれだけです。一応、キャラの紹介。 ・岩瀬 圭:拉致された師匠の救出と己の実力を試すために参加した熱血主人公。 ・ボビー・ロギンス:スラムで生まれ育った自己流の格闘家。妹の手術費用が欲しい。 ・一宮 ちあき:圭の師匠の娘で実力あるが普通の生活がしたいヘソ出し女子高生。 ・漢 緋藍:以前、弟子を殺めたことのある中国拳法家。自分の後継者を求めて参加。 ・ハリー・ホプキンス:姉御肌でパンクスタイルのルポライター。参加目的は金と特ダネ。 ・マーク・スタンフォード:財閥の御曹司。大会の主催者であるマリーに恨みあり。 ・レイモンド・ノーマン:軍の教官。自国兵士への喝と賞金で銅像を建てることが目的。 ・ニール・マクダネル:プロレスラーにしか見えない流浪の空手家。道場を開く金欲しさ。 この8人で勝ち抜くと、中ボスにバーサーカーというロボット、そしてラスボスにマリーという女格闘家(一宮道場の一番弟子らしい)が登場。彼らに勝てばエンディングです。 |
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レビュー | |||
これだけ良い点と悪い点がはっきりしている格闘ゲームもめずらしいです。 まず良い点ですが、キーレスポンスがよく、キャラはかなり軽快に動きます。通常技から必殺技へのコンボも決まるので、とりあえず動かしてるだけで楽しいです。また、オリジナル要素としてシャドウスキルというものがあり、これは試合中の行動でゲージが溜まると発動可能、ゲージが残っている間は通常攻撃が全てキャンセル効くというものです。ストZEROのZ-ISMやストαのエクセルを想像してもらえればわかると思います。良い点は以上。 悪い点。見た目がかなりヘタレですが、これは反応のよさを重視したと思えば相殺できます。しかし見た目3Dなのに、2D格闘のルールで戦うのは違和感ありすぎです。まずリングアウトがありません。どんなに追い詰められて吹っ飛び攻撃食らっても、透明なナニカによってバトルフィールド上に残ります。2Dみたいに、画面端というものが存在するのです。もちろん2Dルールですから、奥や手前へ移動することもできません。その割にコマンドは3D格闘同様、PとKのレバー入力(と若干の必殺技)しかありません。ですから、絶対的に技のバリエーションが少なすぎです。2Dと3Dの不自由な部分を組み合わせた仕様になっています。 他に、アリーナモードというものがあり、CPUと戦って得たファイトマネーで必殺技のカスタマイズ(他キャラの持つ必殺技を装備)できるモードがあります。でも、2回戦っただけでやめました。というのもPPPを連打してるだけでCPU戦勝ち抜けちゃうのですから。難易度をハードにしてもこれだけで勝ち抜けます。必殺技なんて飾りでした。 総評: とにかくシンプルな作り。トレーニングモードすら、ないです。もうちょっとユーザーに媚びた作りにしてもバチはあたらないと思うのですがどうでしょう。 |
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攻略ガイド | |||
「一宮ちあき」を選んで、PPP連打。これだけ。 あと、隠しキャラ情報です。 難易度をノーマル以上にして全キャラクリアするか、ノーコンティニューをするとバーサーカーとマリー(それぞれ、中ボスとラスボス)が使えるようになります。また、エンディングを30回以上見るか、難易度ハードで3本勝負を5回以上ストレート勝ちかつノーコンティニュークリアをすると、ハガネ(組織にさらわれた主人公の師匠)が使えるようになります。 |
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出演声優 | |||
椎名へきる、まるたまり、石井直子 | |||
関連ソフト | |||
格ゲー野郎(PS/インクリメントP) |
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