◆◆◆ディアブロ◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | ディアブロ | ||
発売日 | 1998年7月9日 | メーカー | エレクトロニック・アーツ・ スクウェア |
定価 | 5,800円 | ジャンル | アクションRPG |
廉価版 | たぶんなし。 | ||
関連商品 | 元は、PCからの移植。攻略本はPS版もありますがPC版でも流用可。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | ジャケットは西洋人が想像する悪魔とか魔人とかそういう感じの。 裏のゲーム画面はフォントのでかいカタカナが違和感出しまくり。 |
★★ | |
超越世界観 | 舞台となるのは住人が8人しかいない町と、その下に鎮座する 16層のダンジョン、これだけなんだよねぇ。 |
★★★ | |
声優度 | 何気に、住民と会話はフルボイスだったりします。 クエストクリア時にボソッとしゃべる主人公もグッド。 |
★★★ | |
演出度 | OPとEDにムービーあり。それ以外はムービー等でプレイの進行を 一切妨げないのも、一種の演出かも。 |
★★★ | |
時間報奨 | メインストーリーは敵が復活しないんですが、キャラデータのみを セーブしてニューゲームで、いくらでもレベルアップに勤しめます。 |
★★★★★ | |
牽引力 | 奥に眠る強力な武器や防具を求めて、より深層のダンジョンへ・・・。 やめられません。 |
★★★★★ | |
ゲーム性 | シンプルなシステムにランダムのもたらす展開が見事に調和して、 ゲーム性に起伏をもたらしています(自分で書いてて意味不明)。 |
★★★★★★ | |
快楽性 | アクション部分の操作系は非常によろしいんですが、 いかんせん、セーブロードやマップ読込みが絶望的に遅すぎ。 |
★★ | |
芸術点 | PSへ移植しても、その面白さを見事に体現できている点を評価。 |
★★★★★ | |
所有価値 | PC版を持っている人でも、パッドで遊ぶディアブロは、一度体験して みる価値あり。 |
★★★★ | |
総合評価 | オリジナルの完成度に加え、PSへの好移植で、いい出来に 仕上がってます。 |
76点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
遥か昔に封印されたはずの悪魔、ディアブロが復活した。しかしその肉体はまだ完全ではない。彼が完全な肉体を得、地上へと侵略を開始する前にトドメをさすのだ! とかそんな感じのストーリーだったと思います。要は、街の地下に作られた16層から成るダンジョンを潜っていき、最下層に居座るディアブロを倒せばクリアです。攻略の大筋は一本道ですが、ところどころにサブクエストがちりばめられており、これらをクリアすることで強力なアイテムや能力値アップのオマケがもらえたりします。 プレイヤーが選択できる職業(クラス)は、以下の3種類。 ・ウォリアー:接近戦が得意な戦士です。魔法は苦手だが強力な武器・防具を装備可。 ・ローグ:素早さを真髄とする女弓使い。接近戦や魔法もそこそこいける万能タイプ。 ・ソーサラー:魔法のプロフェッショナル。遠くから魔法でビシバシ。接近戦は超苦手。 なお、PS版だけの特徴として、1台のマシンで2人マルチプレイができます。シナリオ進行を含めた全ての要素を保存するセーブゲームとは別に、キャラクターデータだけをセーブすることができるので、育てたキャラを持ち寄って2人で冒険することが可能です。もちろん、マルチプレイ中にアイテムの受け渡し交換もできるので、レアアイテムを持ち寄って品評会を開いても面白いでしょう。 |
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レビュー | |||
ゲームジャンルはアクションRPGですが、高度なアクションテクニックは一切要求されません。未知の領域へ踏み込んでいくときに必要な慎重さと、多くの敵に囲まれないクレバーな位置取り、そして引き際さえ身についていれば楽に進められます・・・もっともこれらはギリギリの死線をかいくぐるか、無惨にもやられてゲームオーバーになることしか習得できないのですが。 武器攻撃や魔法によって倒されたモンスターは、その場にチャリンとゴールドやポーションや装備品(武器・防具・指輪・アミュレット)を落とします。それにつられて迷宮の更に奥へ誘い出されると、一斉にモンスターが沸いて出てきて・・・単純ながらもリアルタイムで展開されるその駆け引きは、飽きがきません。 また、モンスターが落とす装備品には何らかの特殊効果が付随しています。それはプレイヤーキャラのパラメータアップだったり、特殊攻撃に対する抵抗値上昇だったり、攻撃速度や耐久値や防御力等の、装備品そのもののパラメータアップだったり・・・それらの組合せはランダムによる無限の可能性があり、より優れた装備品を求めて今日もまたダンジョンの奥深くへ、冒険者たちは潜っていくのです・・・。 総評: とまぁ、ディアブロを既に知っている人には何の意味もないレビュー内容になってしまいましたが、改めてディアブロの良さを説明しようとすると難しいですね。当時は一つのエポックメーキング的な作品であったことは覚えています。このゲーム以降に、似たような操作性のゲームが乱立した時期がありました。 その(マウスによる)操作性の斬新さがこのゲームの売りの一つでありながら、PSへの移植は成功しているのか? これがまた、いい具合にアレンジされています。PC版ではマウスによる操作がメインで、攻撃ターゲットや拾いたいアイテムをマウスポインタによって指定していましたが、PSではターゲットを指定しません。コントローラの十字キーはキャラの移動に割り当てられ、○ボタンで攻撃、×ボタンでアイテム拾得(またはドアの開閉)、△ボタンで魔法(スキル)の発動になります。これによって、通常のアクションゲームに近い感覚でプレイできます。特にローグを使った場合、ターゲットは自動認識されるので、暴走(敵ではなく地面をクリックしてしまったためそこへ走ってしまう)の危険性がなくなる点は、かなり大きいです。 |
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攻略ガイド | |||
このゲームでは倒した敵が復活しないため、ゴールドや経験値が頭打ちになって手詰まりになる可能性がないとは断言できません。しかし、途中まで育成したキャラクターのキャラデータだけをセーブし、そのキャラでニューゲームを選択して始めると、成長したキャラでストーリーの初めから遊ぶことができます。地下2階に登場するブッチャーは強敵ですので、これを一回やってレベルの底上げをオススメします。 レベルアップの際のパラメータ割り振りも基本的には自由ですが、自分のクラスと縁遠い能力値(ウォリアーならMAG、ソーサラーならSTR)は意外と早く能力限界が来るのであまり上げすぎないように。VITへそれなりに、あとは専門特化した成長のさせ方で問題ないと思います。 |
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出演声優 | |||
不明。 | |||
関連ソフト | |||
ロードス島戦記 邪神降臨(DC/角川書店) |
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