◆◆◆にじいろトゥインクル◆◆◆
● 製品データ | |||
タイトル | にじいろトゥインクル 〜ぐるぐる大作戦〜 | ||
発売日 | 1998年8月27日 | メーカー | アスキー |
定価 | 5,800円 | ジャンル | 落ちものパズル |
廉価版 | アスキー・カジュアルコレクション/2000年10月5日/アスキー/ 2,000円 |
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関連商品 | 初出はWindowsソフト。 | ||
● 評価 | |
外見衝撃度 | 初期選択可能キャラが勢ぞろい。いかにもパズルゲーなパッケージ。 |
★ | |
超越世界観 | ほえほえ女神(創造神)がさらわれて、それを助けに行く配下の 神様達が、だったらパズルで勝負よ!的展開。ありがち。 |
★ | |
声優度 | 人気声優さん達が、パズルゲーにしては多彩なボイスを聞かせて くれます。キャラをクリアすると、おまけセリフ(挨拶)も聞けます。 |
★★★★ | |
演出度 | OP、EDの一枚絵も豊富、プレイ中の背景アニメ(バストアップ)も よく動いて、パズルゲームでこれだけやってくれれば申し分なし。 |
★★★ | |
時間報奨 | 1プレイが長く、序盤の弱い敵にすら突然死することがあって、 理不尽なゲーム展開が虚しさを感じさせること多々あり。 |
★ | |
牽引力 | チャレンジモードのクリア状況に応じて、おまけグラフィック(120枚 以上)が入手できます。ルールにはまれば、長く遊ばせてくれます。 |
★★★★ | |
ゲーム性 | ルールのオリジナリティは評価します。しかし対戦モードはバクチ 要素が大き過ぎて、遊べない。チャレンジモードは攻略しがいあり。 |
★★★ | |
快楽性 | データアクセス等快適で操作性に不満はないけれど、2ボタン使う パズルゲームはよろしくないので、減点。 |
★★ | |
芸術点 | キャラデザがなんとメールチャム!の人でした。個人的に回避不能。 |
★★★★★ | |
所有価値 | ゲームモードも豊富で、トータルで見た商品の完成度はかなり高い です。その点を評価。あとはパズルのルールが良ければ・・・。 |
★★ | |
総合評価 | もしあなたがパズル好きなら、コレクションのひとつに押さえておいて いいと思います。 |
52点 |
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● コメント | |||
イントロ | |||
ここは惑星カラリニア。女神クリアドネーが創りあげた世界。 彼女は星を守護するために、カラリニアの各地に6つの門と、それを守護する6柱の神々を創造し、永い間この星を見守り続けていました。 人々はクリアドネーと6柱の神々の加護のもと、平和に楽しく暮らしていたのです。 ところが・・・・・・ 今まさに、暗く冷たい影がカラリニアを覆い尽くそうとしています。 闇と混沌の守護神ダクスが復活。クリアドネーを捕らえて、閉じ込めてしまったのです。 そして、6柱の神々がいま立ち上がります。 ダクスの野望を阻止し、クリアドネーを助け出すために。 (以上、マニュアルより) メインとなるストーリーモードでは、プレイヤーは6柱の神々の一人となって、ダクスに捕らわれたクリアドネーを助け出すため、他のキャラクターと対戦しつつストーリーを進めていきます。ストーリーモード以外にも、フリー対戦(対CPU、または対人)、タイムアタック、チャレンジ(課題をクリアしつつレベルを上げていく耐久モード)があります。その中でも特筆すべきはチャレンジモードとフリー対戦・対人モードです。チャレンジモードの最終的なスコアによってCG(おまけグラフィック)が入手できるのですが、対人モードでは1Pと2Pがメモリカードを持ち寄ることで、CGを賭けて対戦プレイができます。 あとは簡単なキャラ紹介。 ・クリアドネー:この世界の創造神だが、おっとりほえほえ〜な女神様。 ・レイド:赤の門を守護する、熱血少年(のように見える神様←以下略)。 ・ソウセイ:青の門を守護する、理知的エルフ風青年。 ・オウキ:黄の門を守護する、豪快親父。 ・グリーニャ:緑の門を守護する、大酒飲みアネゴ肌活発系少女。 ・シオン:紫の門を守護する、優しくて穏やかだけど時々電波受信する少女。 ・トウリ:桃の門を守護する、おてんばロリ少女。 ほかに闇の軍勢もいるけど省略。 |
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レビュー | |||
まずはゲームのルールについて。2個一組で落ちてくるカラーオーブは、同じ色が縦・横・L字型に3個並ぶと消えます。このとき、4個以上の同時消しや連鎖によって相手のフィールドへおじゃまであるクリアオーブを送り込みます(落下パターンはキャラによって異なる)。これが基本的なルールです。 しかしこのゲームでは更に多彩なフィーチャーを取り入れ、そしてそれが上手くまとまっていない(ぶっちゃけ破綻している)ように見えます。 それら付加ルールを上げると、 ・カラーオーブの出口が左右2箇所あり、ボタンで変更できる。この出口の両方が埋まるとゲームに敗北となる。 ・矢印の入ったオーブを消すと、その矢印の方向へフィールドが回転する。ちなみにフィールドのサイズは9x9の正方形。 ・クリアオーブ(おじゃま)は普通にカラーオーブを隣接させて消すだけでは消えない。同色のカラーオーブで挟むと消える。または、フィールドを回転させて落下させるとその衝撃(1回でヒビ、2回目)で消すことができる。 ・時たま落ちてくる光っているカラーオーブを消すと、その色のカラーオーブが全て、キャラクターの守護色と同じ色のオーブに変化する。これによって更なる連鎖が発生することもある。 ・中に★の入ったオーブを消すと、画面上のクリアオーブを一段階壊すことができる。 こんな複雑なパズルゲーム、やりたいと思いますでしょうか? 一応、丁寧なチュートリアルが付いていますが、とても直感的に覚えられるものではありません。しかも困ったことにこの複雑なルールがゲームを面白くする方向に働いているのではなく、狙った連鎖の崩壊、2ボタン制による操作のまごつき、思わぬ連鎖による低次面COM戦での突然死、オーブが消える条件が多彩なことによるプレイの長期化、といったダメダメな方向に働きまくっているのです。 総評: 多分、フィールドを回転させて更なる連鎖、という面白さがコアとなるアイデアなのだと思います。それを最大限生かすためにクリアオーブの採用、正方形フィールドが派生してきたのでしょう。しかし、消えにくいクリアオーブに挟んで消すルールを追加し、正方形とすることによって高さが低くなった(積み上がり易くなった)フィールドのために出口を2つにし・・・と、後付でルールを追加していった結果、対戦パズルゲームとして面白くないという致命的な弱点を抱え込んでしまいました。ゲームのルール以外の全ての点が良くできているだけに、これはとてももったいないと思います。 |
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攻略ガイド | |||
まずは、使用キャラの追加について。 初期登場6キャラ(6柱の神々)のうち誰かでストーリーモードをクリアすると、ダークサイドの3キャラが追加されます。これら6+3キャラ全てでストーリーモードをクリアすると、創造神クリアドネーが使用キャラに追加されます。最後にクリアドネーでストーリーモードを追加すると、オールコンプリートのCGが1枚追加されます。 チャレンジモードでは、ストーリーモードで使える10キャラに加えて、ダークサイドの使い魔3キャラも含めた合計13キャラでプレイする必要があります。チャレンジモードでもらえるCGの枚数は、最高レベル・ゲームオーバー時のレベル・最大連鎖数の3つが関係するようです。とりあえずレベルが999になったら、即座に積み上げてゲームオーバーになることをおすすめします。 チャレンジモードのレベルはプレイを続けていけば少しずつ上がっていくと思います。大きくレベルを上げるには目標を達成すると良いんですが、与えられる目標はランダム&後半はノルマが厳しくなるので、それは自分の実力と照らし合わせた上で試みてください。 それより、目標を達成できなかったときのペナルティ(クリアオーブの落下)にどう対処できるか、それがチャレンジモードをプレイするためのコツです。そのコツとはズバリ、落下する前にフィールドの両端にカラーオーブをあらかじめ置いておくこと。これだけです。クリアオーブは挟んで消すに限りますから、そのために角を先に取っておく。考え方はオセロと同じです。これさえきちんと守れれば、チャレンジモードでゲームオーバーはまず起こりません。あとはじっくりレベル999を目指してください。 |
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出演声優 | |||
丹下桜、豊嶋真千子、桑島法子、天野由梨、永野愛、吉田愛理、冬馬由美 | |||
関連ソフト | |||
対戦ぱずるだま(AC、N64等/コナミ)、パネルでポン!(SFC/任天堂) |
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