忍者。
決して表に出てくることはない影の存在。
それでいて現代でもあらゆるメディアで語られることの多い裏の主人公。
ゲームの世界でも実に多くの忍者ゲームが発売されましたが、
その中でも特に名作と呼ばれるものを当HPで7種厳選し、検証してみたい。




第1選
忍者くん 魔城の冒険
UPL/アーケード/1984



1984年に颯爽とアーケードに登場。
その後さまざまな機種に移植、また自社だけでなく他社からも続編が発売されるなど、
まさに今はなきUPL社を代表するゲームである。
忍者ゲームと言えばやっぱりこれでしょう!



主人公「忍者くん」を操り、岩山やお城に巣くう妖怪たちを全滅させよう。
忍者くんの武器は手裏剣のみ!
ハッキリ言って、連射は出来ない、射程は短い・・・と、
かなり情けない武器だが、それこそ「己のテクニックのみが頼り!」と言わんばかりの
正統派アクションゲームなのです!



「忍者くん」を語る上ではずせないのが「体当たり」と「気絶」。
ボスクラスの敵は武器を連射してきたりして、正面から手裏剣を撃ち合っても、ハッキリ言って撃ち負ける。
で、そこで重要になってくるのが「体当たり」。
下段からジャンプして敵に体当たり、また上から落下して押し潰す・・・
そして気絶した敵にとどめの一撃・・・・!という流れが
ゲーム全体を通しての攻略法となります。
とくに「ヨロイ」などは、気絶した後でないと倒せないので注意!!



忍者くん 黒子 ダルマ 獅子舞 歌舞伎
ドクロ 雷小僧 オロチ ヨロイ 鬼火

「忍者くん」に登場する個性的なキャラです。
爆弾を投げてくるもの。火を吐くもの、雷を撃ってくるものなど、攻撃方法も実に多彩です。
君は全部見ることができるか!?
(ちなみにファミコン版では獅子舞、ドクロ、オロチがいなかったりする・・・トホホ)



ステージ上空から落ちてくる光る玉を3つ集めればボーナスステージです。
どうジャンプしたら全部時間内に取れるかよく考えよう。
(パーフェクトを取らないと、次に玉を3つ集めてもまた同じマップのボーナスステージをやらされたりする)



ゲーム後半は難しい!
特にヨロイが大挙して出現するステージ22〜24辺りは絶望的難易度。
ヘタにジャンプしようものなら、たちまち弾き飛ばされ、槍の集中砲火を受ける羽目に・・・・。
ステージ24をクリアすると、これまでの敵キャラが総登場するステージに。
ステージ33からステージ1にループします。



熱中度
アクション度
気絶度





第2選
影の伝説
タイトー/アーケード/1985


江戸時代の末期、魔界の国より甦りし、魔性の者が一つの軍団を形成し、
日本の世をおびやかすようになっていた。
ある日のこと、城主の姫”霧姫”が軍団に攫われてしまった。
そこで城主の指名を受けた数々の武芸者達が、軍団の屋敷を目指したが、
誰一人として帰城した者はいなかった。
その時、ある若者が姫を救出すべく魔城へと走った!
その若者とは……伊賀の里の忍者”影”である。


オープニングで敵忍者にさらわれる霧姫。
当時としては珍しかったストーリー・デモが、
いやがおうにもプレイを盛り上げます。
森・御堀・城壁・城内の4つのステージをくぐりぬけ、
霧姫を救い出せ!



敵は忍者に火を噴く僧侶。
こちらも剣+飛び道具で対抗しよう。
ちなみに剣で敵を倒すと手裏剣の2倍の得点が得られるぞ
(ちなみにニューバージョンではボタンにオート機能が付いているだけでなく、
得点も旧バージョンの10倍に設定されている)。



21本目の木の幹にある魔笛。
これを取ると「雅の術」が使えます。
画面が光だし、敵が殺虫剤を吹きかけられた蚊のごとく、
ポトポト落ちていく様はなかなか笑えます(笑)。



天守閣に幽閉されていた霧姫を救出!
ここから脅威の大脱走劇が始まる!
なんと影は霧姫の手を引き、天守閣からはるか下の地面まで
ピョ〜ンと飛び降りるのだ!!(死ぬって)



しかしすぐさまさらわれる霧姫(笑)。
悲観にくれる間もなく、
影にはボスとの闘いが待っていた!
ボスは1周目が霧雪之介、2周目が天草妖四郎だ。
特に天草妖四郎は強敵!!
こちらの手裏剣はすべて弾かれる上、剣での闘いでも競り負ける!
どうする!?



「影の伝説」の基板には旧バージョン、ニューバージョンが存在し、
ニューバージョンではFM音源が使用されています。
メロディ合間に流れる「カーンコーン!」って音が美しかったですねぇ。
ちなみに前述の剣による得点システム、ボタンのオート化のほか、
デモ画面で影を操作できなくなった・・・という点が旧バージョンと異なります。



熱中度
ジャンプ度
ケツアゴ度



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