宇宙刑事シャリバン
クイックショット
QUICK SHOT
アニメスト/ポピー


Written by T鈴木

赤射!!

日本の誇る文化、伝統芸能と呼べる域にまで達していると言われる「特撮ヒーロー」。
ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、シルバー仮面ジャイアント(何それ!?)・・・・・。その中にあって、80年代に一世を風靡したものに宇宙刑事シリーズがあります。
刑事というからには、地道な捜査、聞きこみ、犯人との追跡激などを思い浮かべるかもしれませんが、内容はいたって単純な勧善懲悪モノ。まあ仮面ライダーのような明解ヒーロー活劇と何ら変わらなかったりしますが(刑事なのに逮捕しないし)、あの洋画ロボコップもこの宇宙刑事シリーズに影響されて作成されたというのですから侮れませんよね。
閑話休題。その第一弾「宇宙刑事ギャバン」の大ヒットを受けて制作された続編、「宇宙刑事シャリバン」のゲームが登場です。果たしていかなるゲームなのでしょうか?

剣を払ってレーザーで攻撃!

男強さ優しさ

敵(名前不明)がシャリバンに向かって次々と剣を投げてきます。
シャリバンを上下に動かし、パンチで剣をはじき飛ばしましょう。
一定量剣をはじき飛ばすと、銃が使えるようになります。素早く銃を抜いて、レーザーでビビッと攻撃しましょう!
・・・・と、これだけなら通常の電子ゲームと何ら変わらないのですが、このゲームのタイトルは「クイックショット」!何と敵が手でレーザーをガードしてきます!ですので、敵が体から手を離した瞬間を狙ってレーザーを撃つわけですが、この早撃ちがなかなか熱い!!
敵のガードの隙をついて、攻撃する・・・・まるで最近の対戦格闘ゲームのようですね!(言い過ぎか?)。

それにしても、いきなりシャリバンの姿でゲームが始まるのではなく、「ウイングマン」のように人間の姿から変身させてほしかったですね〜。
それが変身ヒーローの醍醐味だと思うんだけど・・・・ポピー分ってない!(笑)

クイックショトのパッケージ

力勇気輝き

筆者はある玩具店でこのゲームを衝動買いしてしまったのですが、さすがにこの歳(2●歳)で「ワーイワーイ」と、「シャリバン」を一心不乱にプレイする姿を思い浮かべると寒くなってしまい、このレビューを書くにあたるまで未開封でした(ふぅ)。
アニメもの、特に特撮ヒーローものの玩具を買うときって、みなさん抵抗ないですか?
困ったことに、電子ゲームの中にはけっこう特撮ヒーローもののゲームがたくさんあって、ちょっと思い出しただけでも「ダイナマン」「マシンマン」「ウルトラマン」・・・・ってそんなにないか(笑)。
とにかく、こういうのをレジに持っていくのは、G&Wなどの通常ゲームよりもはるかに足が重いわけです。「何、あの人?怪獣マニア?」とか思われてそうで(笑)。

ちなみに、このアニメストシリーズですが、同本体シリーズに「ドラヤキハウス」「ミッケテキッド」「パーマン大ピンチ」「爆発ダイナマン」「妖怪大決戦」があります。
アニメストというからには、全てアニメ(特撮)を原作としているわけですが、前5つは何となく原作が分るのものの、最後の「妖怪大決戦」って一体・・・・!?
答えは「ベムベムハンター子テングてん丸」(そこのあなた、「ゲゲゲの鬼太郎」と思いましたね!?)・・・・って知らないですか?ぎゃふん!。



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