夢戦士ウイングマン
必殺デルタエンド
WINGMAN
LSI MAGIC PANEL/バンダイ


Written by T鈴木

お色気&ヒーロー?

バンダイの「ウイングマン必殺デルタエンド」です。
ウイングマンと言えば、桂正和のデビュー作であり出世作でもある、週刊少年ジャンプ連載の有名マンガですね(若い人には「DNA2」「I’s」などの方が馴染みがあるでしょうか?)。
従来の悲壮感漂う変身ヒーローとは一線を画す、
「お笑い」&「お色気」(?)という要素が妙に新鮮さを感じさせた、独創的作品でした。
もちろん往年のジャンプ人気漫画らしく、「夢戦士ウイングマン」としてアニメ化もされました。
誰もが1度は
「チェイング!!」と叫んだことと思います(エニックスのパソコンゲーム「ウイングマン2」でもこのセリフを喋りますが、変な声だった・・・・)

驚愕のマジックパネル

このゲームのシリーズ名に「LSIマジックパネル」の名が付けられています。
その名のとおり、本体のスクリーンの上にパネルが付いていて、それをパカッと開くと、何と
カラー液晶画面が現われるのです!当時は独自に液晶をカラー化する技術などなく、パネルを通して液晶をカラーに見せるという、メーカーの試行錯誤する様が伺えて微笑ましいですね(任天堂のパノラマスクリーンシリーズしかり)。電子ゲームの歴史を考証する際は、こういったことにも注目してみると面白いです。
ただ、画面はパノラマスクリーンの方が綺麗でしたが(苦笑

パカッと開くと・・・・

ゲーム説明

ザ・シーバがウィングガールズ(ミクちゃん、アオイさん、モモコちゃん)に幻惑攻撃をしかけてきます。
主人公、広野健太をウイングマンに変身させて、ウイングガールズを守りましょう。
ウイングマンがいきなり登場するのではなく、人間の姿から変身させなければならないところが、
バンダイ分かってます!!
ロドムスが邪魔をするので上手くウイングマンを左右に移動させてザ・シーバを攻撃しましょう。


チェイング!

ウイングガールズを守れ!

ウイングガールズ!

桂正和作品と言えば、やはり女の子ですね(笑
このゲームに出てくるウイングガールズの面々を紹介しましょう。
(ただ、ゲーム中においては全く役に立たないだけでなく、むしろ足を引っ張っているだけのような・・・・)
あなたは誰が好みですか?

ミクちゃん アオイさん ももこちゃん

必殺!デルタエンド!!

一定時間経つと、ウイングマンの色が、青→黄→赤に変化します。
(ちなみにウイングマンの技は、青(クロムレイバー)黄(スパイラルカット)赤(スクリプトフラッシュ)と変化します。凝ってるぅ〜)
赤になったらウイングマン最大の必殺技、
デルタエンドのチャンスです!!
画面右上(アオイさんの前あたり)にウイングマンを持っていって、エンドボタンを素早く3回押しましょう。
3人に分身したウイングマンがデプスゾーン(結界)を作り、敵を閉じ込めて爆破してしまいます(このとき必ず親指を下に向けて
「ショック!」と叫ぶこと。・・・・約束だ!)。
今まで散々我慢した分、決ればなかなか爽快です!
ちなみにこの技、テレビアニメでは完了するのに
1分近くかかっていました(汗)。毎週同じセル画。ただひたすら技が完成するのを眺めている退屈な間。ブラウン管越しに敵に対して「いや、逃げろよ」と視聴者にツッこまれてしまう悲しい技でした(苦笑)

デルタァァァエェェェンンド!!!



週刊電子ゲームレビュー目次に戻る