隠し部屋へようこそ vol.19

徒然なるままに U 水って見た目だけでは成分がわからないから怖いよね編


[水換えのペース]

ちょっと水換えのペースと量について考えてみたいと思います。

シクラソマ飼育の場合、週に一度に半分の水換えという話をよく耳にします。

話を単純にする意味で硝酸塩のみについて考えてみますが
ここで濾過がきちんと機能していて毎日硝酸塩が10mg吐き出される水槽があるとします。
ゼロからのスタートしたとして水換えの7日目には70mg溜まっていることになるのでしょうか。
そこで半分の水を換えたとして35mgは水槽内に残る?
そして次の7日目には70+35で105mg
また半分換えたとして、50mg残る。
次の7日目には120mg
後はこのまま同じペースで水換えを続けてもまったく硝酸塩増える一方ですね。
この単純な考え方は間違っているのでしょうか?

私は普段は水を抜いてから入れるという方法ですが、
たまに少し長い時間、水を入れながら抜くという水換えをしています。

[カルキ抜き]

ハイポ、コロライン、熱帯魚飼育では常識になりつつあるカルキ抜き。
水道水の塩素を中和するためのものですね。
私も浄水器を使っていないため、ある液体製品のお世話になっています(笑。
しかし、1/3程度の水換えなら使いません。
なんと塩素を中和してくれる物質はカルキ抜きを入れなくてもすでに稼動している水槽内にはいっぱいあるらしいです。
大量に水道水を入れたときには、ほんの気持ち程度容れますが。

入れすぎたカルキ抜きは水槽内に蓄積し、結構毒性が高いらしいですよ。
みなさん、気をつけましょうね。


[二酸化炭素]

冬場に大量の水換えをすると、水槽内に大量の気泡が発生します。
これは外の水道水の温度が低いために夏場よりも大量の二酸化炭素が溶け込んでいるせいらしいです。
二酸化炭素というのは水温が低いほど水によく溶け込みます。
ぬるいビールは炭酸がゆるくなりますね。
湯沸かし器で水温調節をしても、その二酸化炭素は同じ濃度のまま水槽に水が送り込まれます。
そして水槽内の水温が高いために、溶けきれなった分が気泡として現れるんでしょうかね。
まぁ実際にはこの気泡は二酸化炭素だけではなくて、空気という表現が正しいのかもしれません。
愛魚の鰓に大量の気泡がつけば…
怖いですね。
とはいってもたくさんの水槽がある我が家でもどうすればいいのか悩み中です。
水槽内のエアレーションを強化するぐらいですかね。
小さい水槽では汲み置いた水をエアレーションしてから水換えするのが良いですね。

最近、大阪のアクアリストのこじんまりとした集まりで、ときどきはこういう話をしています(笑。