隠し部屋へようこそ vol.10


関東遠征記 初日

 

さて、念願の関東遠征がついに実現することとなった。
時は平成15年11月の17〜18日。なぜか平日である。
チャッピーの東京行きに合わせて、無理やり仕事を休んでしまおうという計画である。

前日の16日から大阪にチャッピーが来てくれていたのだが
私は小学校PTAのソフトボール大会があり、監督をしているため
どうしても抜けることができず、夕方からの参加となってしまった。
昼間はフグりんと間男ちゃんが、ショップめぐりに参加してくれた。
収穫は大きいようであった(笑。

東三国で合流後、たこ焼きを食べに行く。
大阪に来て、ここは外せないようである(笑。
隣がショップになっているので、たこ焼きを食べながら
代わる代わる店へ魚を見に行く。
ある意味、[凄い魚]がチラホラと入荷していた。

夜は南怒さんを交えて、河豚宴会である。
相変わらず楽しい漢、チャッピー☆宮本である。
明日から東京へ一緒に旅行できるかと思うと心がウキウキとしてしまう。
宴会は、朝の六時からソフトボール大会の会場設営などをしていた私は
始まった瞬間から、すでに眠かった。(笑。
酒を呑むとすぐに気絶してしまいそうなので、チビリチビリとやりながら、
楽しい話題に参加した。
フグりんは運転手のため、酒を我慢してくれていた。
ありがとう。

そしてその後、私の部屋でしばし歓談。
マニィが赤くなっているのが、今回の自慢である(笑。
マニィ買い替え嫌疑をかけられたりしたのだが。
なぜか間男ちゃんが『ちくしょう!』と言っている?(地獄耳。
まあ、魚というのは突然綺麗になったりすることもあるので
大事に飼育してみるもんである。

17日の朝、8時53分発の新幹線のぞみで東京へ向かった。
座席は思ったより満杯でスーツ姿のビジネスマンで埋め尽くされていた。
そりゃ月曜の朝である。みんな仕事で当たり前(笑。
私服は我らふたりである。目立つ!
そして朝からビールである(笑。
周りの人にはどう写ったのか?
グランモデスとか、カロブレンセだとか何の話か分かる人はおそらく、
いや絶対にこの車中にはいない。

胸ワクワク、久しぶりに見る富士山。
?年も昔に東京で働いていた私にとっては懐かしい光景である。
えっ!今は、新横浜や品川にも新幹線が止まっちゃうの!という有様なので
時代は間違いなく変っている(笑。

そして東京着。
宿泊ホテルのある日暮里をめざす。
駅では洋介山さんとNさんが待ってくれていた。

洋さんとは電話で話したことは数度あるが初対面である。
格闘技好きの好漢である。
印象は雑誌で拝見した感じよりも『意外と小さいな』(笑。
ダイエットに成功したらしい。
肩に筋肉をつけ、もう少し胸を張って歩けばナイスなボディが生かされるとアドバイスしておこう。

Nさんは、あいかわらず渋い(褒め言葉。
大阪で2月にお会いして以来の再会である。
懐かしい。
突然の企画、平日であるのに参加して下さるとはありがたい限りである。
これはみなさんに共通して言えることである。

そしてコールさんもここに来てくれるらしい。
ギリギリまで日程を調整してくれて、やっと取れた時間に遠方から
日帰りで参加してくれたようである(感謝。
少し待つと、背が高く足の長い青年が現れた。
『初めまして!よろしく』と挨拶をするが何故か少し恥ずかしい。
印象は………
うーん、難しい(笑。
あまりイメージと違わなかったと言うことにしておこうかな。

クーへさんは後に合流ということでまず一軒目のショップへ連れて行ってもらうことになった。
案内されたショップはシクラソマ満載である。
店長の拘りがよく表現されていて、なにやら怪しそうな雰囲気も私好みである。
連れて帰りたい魚が何匹もいたのだが、自分の飼育スペースがないのが本当に恨めしい。
現在の私の飼育魚であるフェネストの一匹とマクリはこの店から来ている。
魚もじっくり見たいし、みんなとも話したいという葛藤に悩まされた私は
中途半端な観察力で店内をウロウロするばかりである。

次はクーへさんが合流してくれる店へと向かう。
私のビファシを送ってくれた店である。
店内は清潔で、水槽が明るく、魚が見やすい。
ここでHさんとも、初対面。
夜の飲み会に参加してくださるらしい。
喜ばしいことである。

クーへさんとの再会。
2月には大阪に日帰りで来てくださったので、ゆっくり話をする暇がなかったのだが
今回は2日間、休みを取って付き合ってくださるそうなので楽しみである。

ここから、かの有名な大型店に向かうことになるが、
途中で食事をとることに。
ランクルに6人乗車していたのであるが、荷物がたくさん積んであり
コールさんが最後部に詰め込まれて、辛そうであった。
そこからは私が座っている座席を前に倒さないと脱出できない(肝心。

東京はしかし車が多い。
どこを走っても、大阪の北や南のような渋滞である。
車の中で楽しい会話があったような記憶はあるが、何を話したかは覚えていない(笑。
テンションはまだ高かったと思う。

レストランの駐車場に着き、空腹で眩暈がしていた私は(言い訳、
後ろに詰め込まれているコールさんの存在を忘れ、
さっさと車を降り、ドアを閉めてしまった。
チャッピーが救出していた(汗・笑。

同じシクラソマという共通項を持つ仲間たちとの食事は楽しい。
会話もポンポンと弾み、時間がすぐに経ってしまう。
ここで時間を少し、取りすぎたのであろうか。
コールさんは、今夜の長距離バスで帰らないといけないのだが
時間が押し迫ってきていた。

食事を終え、今度はNさんが最後部の座席へ座り移動である。
かねてから、東京にはすごいショップがあるもんだ、是非一度行ってみたいと思っていた
ショップに到着した。
心が急いていた私は(言い訳2、またまたNさんを後部座席に閉じ込めたまま、
さっさと車を降り、勢いよくドアを閉めてしまった。
またまた、チャッピーが救出していた。
今後は彼の事をレスキュー隊員と呼ぶことにしよう(笑。

さてもすごいショップがあったものである。
魚が、どうこうではなくとにかく広い。広すぎる〜(笑。
店員さんに聞かずに、自分の欲しい魚を探すとすれば、何時間もかかりそうである。
とてつもなく、でかいマクリカウダが居た。
『ふっふっふっ。負けんぞ。そのうち私のマクリカウダも』と宣戦布告しておいた。

ゆっくりする暇も無く、次はクーへさんのお宅へ向かうことになる。
今度はクーへさんが後部座席に座り、移動開始である。
クーへさんまで閉じ込めてしまったら、洒落にならない。
私は車中、そのことに集中していた(笑。
チャッピーはさすがに連日の疲れが出ているのか、テンションが下がっている。
まあ夜の宴会になったら、酒パワーで復活するだろう。

到着後、クーへさんを閉じ込めずに降ろすことができて、満足であった。

では初日の目玉、クーへ駒井亭紹介である。

 









家に入れて貰って驚いたのは、 凄いセンスの良さである。
口では上手く説明できないが、 別世界のようであった。
お洒落とはこういうものであろう。それに書物の多さにびっくりである。 
では、1本目の水槽である。
カラフルな魚たちが泳いでいる。
シクラソマランドでクーへさんが勢力図を説明してくれている。
それを参考にさせてもらうと、一番手前がボスのシンスピである。
二番手候補は、ブレーケリィ、ロバートソニィ、フリード♀、アクチロストリス(ちゃっかり写ってる)、
というところなんでしょうか。
ロバートソニィにこんなに存在感を感じたのは初めてでした。
その向こうにお腹が赤っぽい魚、かなりのレア物なんですが、 
なんだかわかるでしょうか? シクラソマじゃないですけど(笑。
何気にプレコもでかいっすよ。



 



混泳水槽、その2である。
二匹のボコーティのでかさは圧巻である。
ビファの色合いは、うちのと良く似ている。
何気にライバル(笑)のゴッドマニィが。
単独派の私ではありますが、こういうのを見てしまうと混泳やりたくなってしまいます(汗。



















 



後、水槽が3本ありまして、ゴールデンタイガーやホガボーモルム、
将来有望な若魚などがたくさんいましたが、シクラソマランドの画像を参照していただくとして
これですよ!これっ!
これはクーへさんが書かれた絵であります。
フィッシュマガジンで写真を見たときから、実物を拝みたかったのです。
素晴らしいっすよ。
各種の特徴がきちんと現れているのは、クーへさんならではです。
もう一枚あります。
























あはは、レスキュー☆チャッピーが撮影に協力してくれました(笑。
こちらは何か賞をもらったとか、チラリと話題になってたような気がします(汗。
レアな種が描かれていますね。
ハイチ、ホガボ、シンスピ。
パントはどうなんでしょう?(笑。














美味しいお茶を頂きまして、早々に宴会会場へ。
電車で池袋に向かいました。
ここでコールさんとの別れです。
硬く握手を交わし、見送ります。
別れる段になって、ああもっとショップで魚を見ながら話をすれば良かったとか思ってしまいます。
あまり話せなかったことが本当に心残りですし、良い感じの人柄でした。
帰りの新幹線でチャッピーもそう言ってました。
かなり気を使われて半日付き合ってくれたと感じました。
でも、また会えるでしょう。必ず。今度は呑もうな。

その後、宴会場の鳥屋さんへ。
繁盛しているらしく、店は満杯。
しかし、洋さんの配慮で静かな個室へ通してもらうことができた。
酔っ払うと睡眠状態になるのが分かっている私は、酒量をセーブしながら歓談。
これぞシクラソマ談義という会話をしている間に、Hさんの登場。
業界の裏話なども、ちょっとだけ聞かせてもらったり、
メキシコへ行きたいよなあ等の話題が弾む。

あっという間に時間が過ぎ、12時閉店のため、店を出る。
Nさんは家が遠いため最終電車で帰られるが、
残ったメンバーは目をギラギラさせながら店を探す。
もちろんまだまだ話足りないのだ。
パブのようなところに入り、また談義に花が咲く。
一時ぐらいまでは楽しく聞いていた記憶があるが
目が閉じてきた。頭が寝てきた。目を開けようと思うが開かない。
記憶が……… と…… ぎ…れ。

終わったようである(汗。
タクシーで日暮里へ。ホテルに入ってチェックイン。
部屋にたどりつくなり気絶。

とまあ、こんな感じで怒涛の一日であった。
素晴らしく楽しく、趣味のための旅行、贅沢極まりない。
あたたかな人間性に触れ、またやっていけるという気持ちになれる。

2日目は、タワー水族館見学、洋介山さん個人水槽、Nさん宅見学と
画像つきで紹介したいと思う。
しかし、しばしの時間をいただきたい。
今回はここまで。

つづく。