差出人:	Osamu Ichiyoshi <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2019年8月11日日曜日 13:14
宛先:	'
件名:	各種研究提案

転送歓迎
配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信
または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国どこでも働き、生涯豊か
に生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀世界を実現しましょう。

各種研究提案
私は本MGの目的の為に次の研究課題をいつも心の隅に置いていますが、力不足のため大半はそのままになって
おります。皆様の力をお借りして少しでも進められないかと願っております。

国として食糧、エネルギーの自給
[1]	国内森林資源の利用
戦後全国的に植林された国内の森林資源は今や収穫期ですが、輸入に押されて放置されています。国内林業の
衰退は山地の荒廃と水害の深刻化、大量の木材輸入は世界的な森林面積の減少と環境破壊を引き起こしています
。国内森林資源の活用は以上の問題解決に役立つ一挙両得の事業でありそのために以下の課題と研究を提案し
ます。
(1) 木材の熱分解技術
木材の液化が可能ならば使い勝手の良い燃料が得られます。必要な熱を発生するためにはエネルギーが必要で
すので課題は
  a.EPR(Energy Profit Ratio)
    得られる液体燃料のエネルギーとそれをを得るのに必要な作業エネルギー比。  
    EPRが悪いと事業は無意味ですので、見究めが大切です。もっと一般的に
  b.合成と分解のエネルギー収支に一定の法則があるのか
    有機物の合成には光合成の日光のように外部からエネルギーを与える事が必要ですが、逆に分解には外部
    へのエネルギー放出が必ず得られるものなのか。
  c.臨界状態によるセルロースの糖化
    糖は有機合成化学の出発点ですのでもしこれが実用化できればトウモロコシやサトウキビなど食糧との競合
    なしにアルコールによる石油の代替が可能になります。この場合どれくらいのEPRが達成されるのか。 

[2]家庭設置の燃料電池
  (1)上の方法で大量にアルコールが得られるとしたら家庭設置の燃料電池の燃料が得られます。これが実現す
     れば端的な分散型エネルギー形態の社会が実現可能になります。
     自動車の動力源としても使えるでしょう。
    
障害者でも暮らし易い社会
[1] 電子眼
     入射光の光度(明るさ)を音の高さに変換する器具を数年前に購入しました。目的はディジカメの画像を
     なぞって目の見えない人が物を見る技術の開発です。それを二人の視覚障碍者に験してもらいましたが、
     うまく行きませんでした。問題は入光部が広すぎて細かな画像の識別精度が低すぎたためだと思います。
     そこで
  a.0.1mm以下の細い穴から入る光を増幅して上の変換器に入力する
    ものがあればうまくいくのではないかと思います。極細の光ファイバーの光を増幅する光増幅器の開発、
    もしくはそのような製品をお知りであれば連絡願います。
[2] 階段を自由に上り降りできる車椅子
   これは単に階段だけでなく通常の家でも段差の有る所を越えるのに使えます。車椅子の人が自宅のベランダ
   へ自由に出入りできるだけでも車いす生活は随分改善されます。
[3] 車の衝突防止
    高齢者に限らず自動車の安全運転の為には先ず必要な機能です。自動運転よりも先に必要な機能では
    ないでしょうか。

人が全国どこでも暮らせる社会
    少子高齢化により年金医療等の社会福祉の受け手と支え手の比がかっての1/30からやがて1/2以下に
     なりそうな趨勢です。社会福祉制度の維持のためには受給の比率の低下は免れないでしょう。しかし徒に
     悲観する事はありません。対策としては
(1) 社会の生産力を上げる
     ビール工場を見学すると自動化が進み、人手がいるのは最後の搬送だけという状態です。これはあらゆる
     業種で進んでおり、少子化の根本的な対策は自動化だと言う事を示しています。人が必須なのはその自動
     化システムの発明、開発、事業化、販売等です。
(2) 人が働き易い環境を作る
     人が子育てしつつ、あるいは定年退職後、あるいは全国どこに居ても働きやすい環境を作る事が必要です。
    その為の方法としてSOHO連合、遂行団など、従来の組織中心の仕事から仕事中心の組織への働き方の
    変換を提案しつつ私は何も実行に到っておりません。しかし今アルバイトで行っているある不登校児の家庭
    教師などはこの方法の仕事の一形態であるとも言えます。この子に普通児に劣らない学力をつける事により
    、高校からでも通学可能になれば私のこの仕事は終わるわけです。
    この夏は孫宅に台湾からの大学生が一か月滞在して日本語学校に通いました。大学二年生ですが既に日
    本語は日常生活に困らない水準に達しています。将来は日本で働く夢をもっており、とても頼もしく感じました。
    今や日本全国に限らず世界全体に視野を広げなくてはならないと思います。
(3) 収入の範囲で暮らせる生活
    もう一つの生き方は生活方法の変革です。経済評論家の森永卓郎氏は所沢市に住み、家庭菜園で食費を
    節約しつつ年金が現在の月平均20万円から13万円に下がっても生活できる生活様式を提案しておられま
    した。家庭菜園で夫婦二人には十分なほどの食べ物が取れるそうです。

田舎の交通手段の確保
    日本の地勢上谷沿いに分散した集落形態が自然の姿だと思います。田舎暮らしはゆったりとして良いので
    すが現実には多くの人が人生の最後の年月を慣れない都会に引っ越して送っている状態です。理由は交通
    の不便です。雪国では冬季の雪掻きの困難が大きな原因です。そこで雪国では雪掻きをしなくても新雪上を
    も走行できる自動車その他の地域では
  −汎用的な自動運転車
  −軽軽自動車、軽自動車よりも小型で使いやすい自動車。二人乗りで衝突しても死亡事故には至らないような

人が全国どこでも学べる社会
   現在の社会問題の原因の多くは硬直した教育制度にあると思います。
   この問題については下記HPの「ガクモンのススメ」をご覧下さい。

以上の問題について情報や意見をお持ちであればご教示願います。また問題の発見が学問の出発点ですので何
なりと疑問、質問、問題提起をお願いします。
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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    
* Human Network for Better 21 Century      
*  http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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