可能性の世界
2024/09/22 20:02
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世界の平和と繁栄のために。
大地震直前予知
学士会講演会(9/20)に参加しました。
演題 電離圏異常検知による大地震発生1時間前予測の可能性
講演者 梅野 健(京都大学)
日本では地震の直前予知は不可能とされていますが実は可能性があるとしてその根拠が示されました。
その方法は電離層の観測にありとの事です。衛星から電離層を通して地上に到達するf1 = 1.5GHz,
f2 = 1.2GHz の電波を観測し、所定の公式で計算して得られる量が大地震の直前予知に有用な事が、東
日本大地震や熊本地震のデータを使って示されました。
課題は全国に5,000か所観測点を設置して観測網を確立する事だそうです。一か所250万円なので125
億円になりますが、大地震の被害を思えば為すべき投資ではないでしょうか。
フルボ酸による環境再生、農林漁業振興
9/21(土)に科学技術者Forum (STF)交流会に参加しました。場所は大井町の学習センタ「きゅりあん」。
日本ソフケン社の増島忠弘さんにより同社の製品について発表がありました。私は化学に疎いので詳細
は分かりませんでしたが、農林業では作物の生育、山林の再生に、漁業ではシジミの生育の効果が実例
によって紹介されました。
科学技術者Forum ( Scientist and Technologist
Forum, STF)
私は2007に会社を定年退職後しばらくして偶然STFの存在を知り、参加しました。外部から講師を呼
んで行われるセミナーと会員が講師をする交流会は毎月行われます。私はこれらの活動に参加して貴重
な知識を得る事がでました。セミナーや交流会の後では近くの居酒屋で懇親会が行われます。その他、
各地の施設や工場などの見学会も貴重な経験と良い思い出になっています。STFに参加するには資格は
要りません。科学技術に興味のある事が唯一の資格です。また今日ではInternetを通じて全国どこから
でもセミナー参加が可能です。
詳細はSTFのHPをご覧下さい。
https://www.stf.or.jp/top/index.php
可能性の世界
上の二つは世界の安全と環境再生、一次産業の発展に大きな可能性を秘めています。考えると世界は現
にある世界と目には見えないが在り得る可能性の複合体ではないでしょうか。
私は子供の時初めて自動車を見て、機械が牛馬より大きな力を出すのを見て驚きました。J.Wattが初め
て蒸気機関を実用化した事、G.Stevensonと息子のRobertが鉄道を実用化した事、Wright兄弟が飛行
機を実用化した事などは真の変革でその前後で世界は全く変わりました。私は高校生物で遺伝子を習っ
た時、宇宙に始まりがあった事を知った時、大きな知的衝撃を受けました。またP.A.M.Diracが理論的
に導入した陽電子はいつの間にか有力な医療器具PETとして実用化されていますし、長らく仮説に留ま
っていたBlack holeも実際に写真に取られてその存在は自明の事になりました。
可能性の世界
見ゆるだけが世界にはあらず
見えざる世界は更に大なり
有るべき可能性を追求し
理想を実現するは楽しからむ
発明
今ある物は過去の発明なり
有り得るものの実現は今の発明なり
有り得ざるものの実現は未来の発明なり
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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