高齢者の移動手段

2023/09/23

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Mail Group21世紀と共に四半世紀を歩めり。

言葉は単なる符号にはあらず。言葉は人間が作りたる世界なり。

人は以言伝心、乞発信。そして返信、全員に返信して語りませう。

 

自動車を買い替える事にしました。

今使っている自動車はもう四半世紀乗っています。過去五年間の札幌在住時には四か月く

らい自宅の庭に放置された後でも問題なくエンジンがかかり、信頼度の高い車ですが、買

い替えるのは以下の理由からです。

 

(1) 新車には前方の双眼カメラにより歩行者や車両を認識して衝突を防止する機能がある。

(2) 前後にsonarがあり、壁などとの衝突防止機能がある。

(3) Drive recorder と連動したNavigation systemが備わっている。

 

新車の性能表を見ながら過去四半世紀間の技術の発展に驚きました。GPSの性能と応用範

囲の広がりは衛星通信を専門とする技術者の私も四半世紀前に予想する事はできませんで

した。移動通信についても、AI即ち人工知能、Internetについても同様。正に私が作った

標語の通りです。

今あるものは過去の発明なり

今の発明は有り得るものの実現なり

有り得ざるものの実現が未来の発明なり

 

高齢者による自動車事故が続くと運転免許証の返納を求める声が高まります。しかし自動

車事故の多くは20歳代の若者が起こしているのに若者に運転免許証の返納を求める声が起

きないのはどうしてでしょうか。ある調査によると運転免許証を返納した老人は以後老化

が早まる傾向があるそうです。新車を四半世紀使えば私は丁度百歳になります。

 

公共交通網が希薄な地方の住民には自動車は必需品です。安全運転の補助、究極的には自

動運転システムの早期実用化が必要ではないでしょうか。

 

 

高齢者の生活

今世紀の初めに高齢化社会の到来に備えて介護保険制度が創設されました。狙いは人が最

後まで住み慣れた自宅で生きられる環境を整える事でした。私は両親の最後の数年間は郷

里の宮崎市で両親と共に暮らし、介護保険制度を大いに活用しました。訪問看護、介護制

度により日常の世話の負担は大幅に減り、また費用も一割負担により大いに助かりました。

訪問看護、介護teamと茶を飲みながら話すのも楽しかったですね。また両親とも癌を患っ

ていたので医学関係の本を一生懸命に読んで貴重な知識を得る事ができました。

 

私の父は98歳までは電動三輪車に乗り、宮崎市内を走り回っていました。真っ直ぐ前を見

て精一杯ペダルを踏むので私が足車でついて行くのも大変なくらいでした。毎朝10km

く走っていたと思います。その電動三輪車を借りて私は宮崎から青井岳を越えて都城まで

行った事があります。往復約100kmです。早春の山道を走るのは何とも楽しかったですね。

 

高齢者対応マンション入居後に父は三輪車にも乗る事はなくなりましたが、私が買ってあ

げた手押し車に高いハンドルを自分でつけて曲がった腰を伸ばして押せるように工夫し、

大淀川の河原を散歩しました。最後の移動手段は徒歩ですね。腰の曲がった老人を見ると

ああはなりたくないと思います。毎朝の体操と木剣の素振り、庭木にぶらさがり、四股を

踏む、それに踵摺り足走法で真っ直ぐな体型を保てると期待しています。相撲取りが相手

を吊り出す時は踵で全身を持ち上げています。腰曲がり防止には踵すり足走法をお勧めし

ます。

 

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+ 市吉

+ 二十一世紀を楽しく生きよう会

+ HP ;   http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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