差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2013610日月曜日 15:25
宛先:

件名: RE: 報告もろもろ

 

森さん、

 

貴重な情報をありがとうございます。

 

そして日本は立ち直ります。

その方法の一つとして次の道があるのではないでしょうか。

 

[1] 国の機能を外交、防衛、立法、司法、国民福祉、貨幣発行管理、国債処理に限定し、一般行政は基礎自

治体(市町村)が行う。

[2] 全国規模の行政は基礎自治体が連携して行う。

 

特長

[1]国の行政費用を削減し、また 都道府県を廃止する事により従来生じていた市町村との二重行政費用を大幅

に削減できる。その節約分だけでも社会保障の維持、拡充が可能だと思う。è 皆様、研究しましょう。

[2] 基礎自治体の行政役割は従来の都道府県と国が果たしていた分を受け継ぐので今より遥かに重要になる。変革に伴い役人も異動するがその活動舞台が従来の霞ヶ関から市町村に移動するので政治が国民に非常に近くなる。住民の政治参加が容易になり、将来は直接民主制も可能になる。

[3] インターネットと衛星通信を用いれば国レベルでも国民の直接政治参加は容易に実行できる。

 

各国とも財政赤字問題を抱えているのは従来の政治体制の欠陥を証明しているのではないでしょうか。すなわち政治が国民から遠い所で行われている限り財政破綻が生じるのは避けられないと思います。役人や政治屋が扱うのは所詮他人の金ですから。これに対して直接民主制では支出(給付)と収入(負担)は国民に直結しており、自分の金で自分のために行う事業体制ですので財政破綻は生じないと思います。

また国債の償還は毎年20-30兆円のお金が国民にもどることなのでそれこそ経済成長の資本として活用可能です。そもそも国債が累積して来たのは究極の公共機関である国が国債を発行し、それに勝る投資先が民間に無かったからです。国が国債の新規発行を止めれば毎年償還分の資金が直接国民の手にもどります。これによって事業がやりやすくなるはずです。中央集権は国が国民をばらばらに分離支配することによって成立しますが、直接民主制は国民が相互に連携することによって機能します。直接民主制によって国民は自立心が高まり、自主的な事業が数多起こって来ると予想しています。

 

以上の変革は明治維新にも匹敵する根本的な国家の枠組みの変更ですが、そのために現行憲法を改正する必要はありません。皆様、よく憲法を読んでもし私が間違っていたら指摘して頂きたいのですが、現行の憲法は国のあり方の根本的な規範を定めているものであり、ここで提案する機構改革も日本国憲法の枠内の変革であると考えています。

 

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    

* 二十一世紀を楽しく生きよう会                   

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From: Etsuro Mori
Sent: Monday, June 10, 2013 2:40 AM
To:  Subject: RE: 
報告もろもろ

 

市吉さん

 

いつも教えていただき有難うございます。

安倍内閣はイノベーションを成長の柱の一つに据えていますが、DIGITAL DEVIDEの解消は最もこれに該当するものでしょう。「昇龍道」という観光キャンペーンが先日TVで紹介されていましたが、これは愛知、岐阜、富山、石川県が海外の観光客を呼び込むためのインターネットの活用です。九州山地は殆ど東京ではしられておらず、もし日南海岸から天草まで自転車で横断できる道があれば、美しい風景、新鮮な食物、伝統芸能、温泉など日本人にも外国人にも魅力ある観光地をPRできると思います。サイクリングを楽しむ人たちは険しい山道に挑戦するのがなによりも喜びです。

 

安倍内閣は押し付けられた憲法だから改正が必要だと言っていますが、これはMISLEADINGです。現在の憲法は帝国憲法の第73条の規定に沿って制定されたものであり、19464月の総選挙後の帝国議会で衆議院に憲法改正案が提案され、衆議院、貴族院の議決、天皇の裁可により施行されています。これをマッカーサーが押し付けた憲法だと言い張るのは当時の国民と昭和天皇が腰抜けだったと誹謗することです。現在の衆議院は1票の格差が違憲状態であるとの判決がくだされており、先ずこれを正すのが筋です。今の内閣も議員諸侯もこういうことをやろうというインセンティブがなくマスコミも興味がないようです。これは日本の政治のガラパゴス化現象であり、違憲状態の議会が憲法改正を議論するなど笑止千万です。

 

「世界はこうして財政を立て直した」という本に日本人が迎えようとしている将来が書いてあります。財政赤字の累増は着々と続いており、長期金利が上がり出せばアウトです。プライマリーバランスを黒字化したところで時すでに遅し、歳出、特に社会保障支出は削られます。年金も医療も介護も財源がありません。すべて国債の元利償還に当てられます。役人も無給。しかしこれは我々自身がまいた種を刈り取ることです。民主主義や基本的人権というプラットフォームがありながら、このような体たらくで我々世代の愚かさは歴史に残ります。民主主義の原理である最大多数の最大幸福は今や最大不幸になろうとしています。佛は作ったが魂の入れ方が分からなかったのです。これが何時おきるかは誰もわかりません。日本に対する海外投資家の信頼はあつく、経常収支の赤字化程度ではびくともしません。そもそも土地も住宅も高すぎる。コツコツと真面目に働いてうさぎ小屋のローンの返済がまだ終わらないのに財政破綻で家を失うとは情けない人生です。政治家はフランス革命の様に全員人民裁判です。全員財産没収し風呂敷包み一つで追放です。そして日本は立ち直ります。

 

 

 

From: OsI [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp] 
Sent: Sunday, June 09, 2013 11:20 PM
To: 

Subject: 報告もろもろ

 

転送歓迎

配信無用の方はお手数ですが返信願います。MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会です。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀社会研究会とは「人が全国どこでも働き、

生涯豊かに生きられる社会」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一世紀社会を実現しましょう。

 

九州から大阪旅行

5月末から6月始めにかけて福岡、宮崎、大阪を回って来ました。

報告を故郷振興のHPに載せましたのでご覧下さい。

http://heartland.geocities.jp/osamu_ichiyoshi/

 

Digital Divideの深さ

今回田舎に帰った一つの目的はインターネットを用いた故郷振興を提案する事でした。色々な人と話して分かったのはインターネットを使う人が少ないという事です。携帯電話はほとんど完全に普及していますが電話としての使用だけでメールを使っている人は少ないです。ましてやインターネットを使いこなしている人は極めて少なく、HPMLを活用する故郷振興計画は理解してもらえませんでした。

 

活動計画

 Internetセミナー

[1] 地域の住民にInternetPCの原理と使用法を伝授する一日程度のセミナーを実施。

[2] GoogleYahooを利用するeMailの開設

[3] Yahooなどに無料のHPを開設

 

Internet seminarによって国民の情報格差を解消しませんか。

皆様の地域、故郷で開催希望のところがあれば連絡願います。

また講師をやって頂く方があれば連絡願います。

 

行政や政治活動にも、日常生活、学問教育にもInternetは必要不可欠です。情報格差の是正は21世紀の今日には必要不可欠ではないでしょうか。

 

古事記を読みましょう

前回報告した記紀編纂1300年事業に触発されて古事記を読んでいますが実に面白い。

日本人には必読の書です。

(1)     古事記の神代偏は平和な直接民主制の社会を反映している。権力闘争や人()殺しは全く無い。

(2)  天照大女神が突如中つ国の横取りを言い出してからの行動が国家すなわち権力機構の成立過程をよく表

している。すなわち軍勢なるものが初めて出現する。

(3)     神代の最後は「かむやまといわれひこ」即ち神武天皇であるが、侵入者に従わない国神80柱をだまして食事に招き、合図とともに皆殺しにするなど卑怯かつ残酷な手段を取って恥じること無し。

(4)     神武天皇以降は人代偏となるが天皇の後継争いは血にまみれた権力闘争が多

(5)     当時の各豪族の出自が天皇家から分かれたと説明されている。

 

要は天皇家も権力闘争においては世界中どこでもそうであったように血まみれの歴史を刻んで来ました。戦前の皇国史観ではこういう所は学校で全く教えませんでしたね。古事記は天皇家に都合の悪い事も隠さず登場人物も実に生き生きとして文学性の高い日本人の宝です。何らかの史実を反映しているのは確かですがそのまま歴史として信用する事はできません。其処には固有名詞が全く見当たりません。天照大女神は空を照らす偉大な女神ですし「すさのをのみこと」は文字どおりすさまじい乱暴ものです。これは西洋文学で近世に一時はやった寓意文学ですね。すなわち登場人物は固有名詞でなく「親切」だの「同情」だのの形容詞で表されました。

私が古事記や万葉集を読んで驚くのは何千年という時を経ても言葉何の問題もなく理解できる事です。これは文字こそ中国起源の漢字を取り入れましたが中国人がついぞ思いつかなかった表音文字(仮名)を早期に編み出した日本人の知恵の賜物です。

 

政治家の低レベルを表す憲法改正論議

東京新聞は自民党の憲法改正案なるものを連載しています。現憲法の格調の高さに比べて実に冗長かつ無意味な文章の羅列です。皆様比べて読んで見て下さい。

本日のNHK日曜討論で維新の会の橋本氏が現憲法は中央集権だから改正する事が必要だと言っていました。同じ改憲でも自民党と一見正反対の方向を示しているように思われますが現憲法を読んで何処が中央集権なのか私には全く理解できません。橋本氏は大阪府知事の時に学校行事で君が代斉唱の時起立しない教師を処罰したと記憶していますが、それこそ中央集権的行動ではないでしょうか。

日本の政治家のレベル低下をもたらしている原因は小選挙区制にあると思います。小選挙区制は政党本位で選ぶのに対して昔の中選挙区制では人物本位で選ぶシステムです。今の政治屋は組織に埋もれた没個性的な小人物あるいは無意味だが派手な言動で目立ちたがる人物が多いように感じますが皆様のご意見は如何ですか。

 

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    

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