差出人: Etsuro Mori [etsuromori@jcom.home.ne.jp]

送信日時: 201248日曜日 11:36

宛先:

件名: RE: タイ旅行

 

市吉さん

森です。

 

タイ人から「ターマ」について教えてもらったことがありました。

「ターマ」とは仏教の教えのひとつで、不幸は永遠に続かない、幸せも永遠に続くわけではない。だから平常心を持って日々の生活をおくるようにしなさいという教え(失意泰然得意淡然)だそうです。タイの国立大学でタマサート大学というのがありますが、「ターマ」を学ぶ大学として設立された由。ターマが日本でダルマとよばれるようになったようです。

 

-----Original Message-----

From: OsI [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]

Sent: Sunday, April 08, 2012 12:09 AM

To: 'OsI'; 'Etsuro Mori';

 

Subject: タイ旅行

 

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タイ旅行

私は仕事、家内は観光で3/29-4/4Bangkokに旅行しました。

 

タイの印象

気候は常夏で年に4回米が取れ、マンゴー、ココナッツ、バナナなどの果物も豊富です。人間は肌の色、身長、顔立ちが様々で日本より多様な人種で構成されているようです。言葉は一月前に本を買ってにわか勉強を始めましたが、日本語とも漢語とも共通する語は少ないようです。特に文字はサンスクリットを元にしたもので表音文字のようですがとても複雑に見えます。大半の国民は仏教徒ですが日本の仏教とはかなり異なります。お寺はカンボジアのアンコールワットに似たとうもろこし型の石の塔が特長ですが表面に陶器の破片がびっしり埋め込まれているのはアラビアの影響が感じられました。また宮崎の平和台の塔も東南アジアの影響があるように感じました。そう言えば中国の寺院の塔も屋根が小さくてとうもろこし型に近いですね。タイの踊りは手による表現が豊富なのは日本の踊りにも通ずるものを感じました。

 

IPSTARの印象

IPSTARはアジア、オセアニアの14カ国で事業を展開しているので単なるタイの会社ではありません。従業員の国籍も多種多様で内部の共通語は英語です。それぞれのお国なまりはありますがみな英語を母国語のように話しています。英語を話せば思考も英米流になります。私はまるで英米の会社にいるように感じました。

 

屋台食文化

Bangkokは屋台の町です。タイ人は食事はほとんど仕事の行き帰りに屋台でするそうです。屋台の多さは博多や釜山にも通ずる文化を感じました。「屋台を引いてでも生きるさ」という文句を何かの小説で読んだ記憶があります。明治時代には「人力車を引いてでも生きるさ」でしたね。「うまいものは食わせられねえがひもじい思いはさせねえ」とは私が住んでいる相模原地方の何と女が男に言う言葉だったようです。養蚕が盛んで女が確りと働いていた土地柄だと思います。

 

人生と因縁

釈迦の思想の根本は因果と縁起だと思います。人生で逆境に落ちると一体どこで道を踏み外したのか、何の因果でこうなってしまったのかと自問自答を繰り返します。私がIPSTARで働くきっかけはある展示会でのほんの五分間の会話でした。その元はNPO法人のSTFでの活動ですがこちらも横浜での産業展での出会いでした。誠に人生は因果と縁起に成り、それに囚われるか、それを生かすかの違いはどこから来るのか二、三日考えて次の駄文にまとめました。

 

くもの巣にかかれる虫の

ごと、人は

因果と縁起の網に囚わる。

一寸の虫にも五分のたましい

人には人の心があるなり

己が心によりて立ち

求めよ、道を

道を歩みて世に出でて

より良き世のためはたらけば

因は応じて果を報じ

縁は起こりて広がらむ

人は心が定まれば

因も縁も生きるなり。

 

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      市吉 修                                Osamu Ichiyoshi

 

二十一世紀を楽しく生きよう会  Human Network for Better 21 Century http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

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