差出人: OsI
[osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2012年7月29日日曜日 23:42
宛先:件名: 人間社会のエネルギーと物資源の全体像
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日本のエネルギー構想
前回次の構想を述べました。
<1> 山間地は森林資源で電気と熱を自給自足、沿海地域は浮体風力発電で家庭と産業の電気を賄う。
<2> 交通機関は自動車と航空機はアルコールを燃料として使う。鉄道は電気。
<3> 家庭用には電気と熱のCogenerationとして燃料電池が有望。
その他、太陽電池、小水力など身近な所にいくらでもエネルギー資源があります。
上の構想のうち調べるとエチルアルコールの利用可能な量は高々600万KLであり、現在の日本のガソリン消費量6,000万KLの一割も満たせないようです。
そこで以下のように構想を変更します。
[1] 内陸部の家庭1,000万世帯は森林資源を燃料とするエネルギー地産地消。
[2] 沿海部の家庭と産業のエネルギー源は洋上浮体風力発電。
[3] 電気の遠隔送電は最小化し、エネルギーはできる限り地産地消。
[4] 自動車は電気とアルコールのハイブリッド。
- アルコールの駆動力の弱さは電気モーターでカバー、加速性能を確保。
- 運転距離を伸ばすにはアルコールを使用。
100km程度までは電気だけでも行けますがそれ以上に距離を伸ばすには一次動力発生機関が必要。
- 太陽電池は昼間の電力の余剰を蓄電し夜間の使用に供する。
- 家庭用木質チップCogeneration system, 先月秩父の吉田元気村で見学した装置は115kWの大型設備でしたがその1/100の出力の家庭用発電及び熱エネルギー発生装置は何が良いでしょうか。皆様のお考えをお聞かせ下さい。
私が最も魅力を感ずるのは家庭用エネルギー自給システムです。
太陽電池と蓄電装置、電気自動車、木質チップ=ガスエンジン=発電及び発熱システムで電気と熱を自給自足できれば送電線が不要になり、今回否応無く課せられる電気料金の値上げ問題も無くなります。化石燃料は今後高価になる一方なので早晩国内にある資源を活用する事は不可避だと思います。
沿海部の大都市圏では主力のエネルギー源は浮体洋上風力発電を用いる。原発はゼロ、既存の火力発電、送電システムはそのまま再利用する。風力は昼夜ほぼ一定の電力を発生すると考えられるので電力使用量の少ない夜間は蓄電し、それを昼間使う。
以上の考察から蓄電技術が一つの鍵になるようです。蓄電手段の一つは電気自動車が有用です。今回の東日本大震災でも被災地の電源供給に自動車が広く用いられました。
捨て場が逼迫しているゴミ、水質汚染の問題が深刻な畜産し尿、容易に分解しないため環境汚染を引き起こすプラスチックなどの厄介者がエネルギー源として利用できれば貴重な資源になります。
日本は地下資源は乏しいかも知れませんが地上資源は世界一豊富です。明治維新まで鎖国をしていた日本は当時既に3,400万人の大人口が完全に自給自足していました。その頃に比べたら遥かに発展してきた今日の科学技術を用いれば日本が食料、原材料、エネルギーを自給自足できない筈が無いと思います。
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市吉 修 Osamu Ichiyoshi
二十一世紀を楽しく生きよう会 Human Network for Better 21 Century
http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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