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件名: 今夏の猛暑でも電力には余裕あり;
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猛暑でも足りた電力
今年は稀に見る猛暑でしたが全国的には電力のピークは8月9日の1億5907万kWでした。これは同様の猛暑であった2010年の1億7775万kWよりも10.5%低い値です。本日(9/16)の東京新聞によると東日本の各地域では独占電力会社の容量の90%そこそこで95%を越えた日はありませんでした。猛暑がより厳しかった西日本でも95%に達したのは極く短期間でした。日本の電気は原発無しでも十分な供給容量がある事は明白です。
電気事業連合会のHP http://www.fepc.or.jp/enterprise/jigyou/japan/
によりますと日本の最大電力を記録したのは2001年度の夏の1億8200万kWでありそれ以来日本の電力消費は増えてはいません。
電気事業連合会の姿勢を問う
上のHPで「家庭用を中心に増え続ける電力需要」云々の横にあるグラフは最近の日本の電力を含めた消費量の傾向はそれとは異なる事、即ち最近ではエネルギー消費量が減って来ている事を示しています。また同じHPで示されている一日の電力消費量変動は最大と最小が2倍近い差があるのでもし平滑化ができれば必要なピーク発電力は今より20%くらいは下がると思われます。
原子力発電についてもその必要性を力説して安全性について色々書いてありますが東京電力福島原発の現状を見ると空しく響きます。また電気は溜められないのでCore電力としての原子力発電は必要なのだと主張していますが最近の電気自動車の発展に見られるように電気は溜められるものになって来ています。都合の悪い事を無視してひたすら自己主張をするのはデマ屋のやる事ではないでしょうか。
東京電力も安倍首相よりは正直
安倍首相はオリンピック招致のためIOC委員の前でにこやかに"The situation is under control."と断言して2020東京オリンピック招致に成功しましたが、国内では当の東京電力が「事態はコントロール状態にあるとは言えない」と明言しました。これに対して菅官房長官は「それは個別問題だ」とか言っていますが、いったい個別問題以外にどんな問題が存在するのでしょうか。
エネルギー自立の道
今年の夏の電力事情が示すように原発は無くとも電気は足りています。火力発電に伴う燃料の輸入のため約5兆円の代金を外国に支払っているのは確かですが安倍氏等がこれを国富の流出と呼んでいるのは検討違いだと思います。お金=富ではありません。お金を払って必要なものを買う時お金は初めて富になるのであってこれを国富の流出と呼ぶのは間違いだと思います。燃料=富ですからそれは即ち富の流入に他なりません。日本のお金が足りなくなれば輸入は困難になるので国内の資源、すなわち再生エネルギーを活用する道が開けてきます。以前に報告したように私の調査によると利用可能な日本国内の再生エネルギーの賦存量は十分にあります。
仮にエネルギーが足りないとするとそれに適応した生活をする事です。早寝早起きだけでもずいぶん照明費の節約になります。現在の日本人は食べすぎと運動不足が健康問題の元凶ですので、もっと自分の足と頭を使えば日本は十分にエネルギー自立が可能であるとかんがえています。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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