差出人: Osamu Ichiyoshi <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時: 2019年6月8日土曜日 23:34
宛先:
件名: 札幌よさこいソーラン祭りと幼児虐待死
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札幌よさこいソーラン祭り
今日孫達を保育園に迎えに行ってから大通り公園でど迫力のある踊りをみました。日本全国から来た各地の団体
の踊りは迫力満点、踊り手、太鼓、旗振り何れも大変な運動量と派手な衣装の華麗な動きは正に見ものでした。
二歳半の孫達は目を丸くして見ていました。結局夕方最後の公演まで見ました。
幼児虐待死
私は踊りを見ながらどうしても同じ札幌で先日起きた幼児虐待死の事が頭を離れませんでした。
北海道新聞によると
2歳の女児の頭や顔などに長期間にわたって暴行を加えたとして、札幌南署などは6日までに、傷害の疑いで、
母親の飲食店従業員池田莉菜(りな)(21)=札幌市中央区南10西13=と交際相手の飲食店経営藤原一弥(24)
=同市中央区南12西8=の両容疑者を逮捕した。女児は5日午前、搬送先の病院で死亡が確認された。道警捜
査1課によると、死亡したのは池田容疑者の長女の詩梨(ことり)ちゃん(2)。体には複数のけががあり、道警は両容
疑者が日常的に虐待していたとみて調べている
亡くなった女の子は私達の孫と同年ですが体重がわずか6kgしかなかったそうです。私達の孫は既に12kg近くあり
抱っこして動くのは大変なので今は保育園に迎えに行く時は二台の幼児用自転車を押していきます。祭りの踊り手
、見物人の笑顔、幸福に満ちたこの町にこの世の地獄に落ちて短い命を終えた幼児の事を思うと全く心が晴れませ
ん。
虐待の構図は上述の新聞記事の通りで野生動物の子殺しを思わせ、人間とは何かと考えさせられます。私達が孫
育ての支援でもう一年半自宅を離れて札幌に住んでいるのは双子の子育てが大変な仕事であるからですが何より
遠く離れて孫達の事を思うと心配でならないからです。少なくとも孫達が言葉による意志の疎通、大小便、着替えの
習得を完成しもう外の助けが不要となるまでは一緒にいるつもりです。
人間社会にこのような悪行が起こる事が私には理解困難です。この鬼のような親とその交際相手の心の荒廃には
恐怖を感じます。またその親達は一体何をしていたのでしょうか。自民党が憲法草案に書き込んでいる家族主義の
虚偽と危険を改めて注意喚起します。
今回も児童相談所の無責任ぶりには怒りを禁じえません。警察が母親に面会した時児童相談所にも同行を求めた
ら「人くりがつかない」との理由で同行せず、事件後には「警察が面会しているから大丈夫だと思った」などと弁解し
ている始末です。ここに決定的に欠けているのはこの世の地獄に落とされた幼児への思いやりです。思いやりこそ
人間性の根源です。素粒子から宇宙に到るまで人間が知識を蓄積してきた原動力は対象に心を置く思いやりの力
、想像力であると思います。
今の日本に弱い者への虐待が絶えないのは思いやり精神が欠けてしまったからだと思います。三十年前に海外勤
務の前に受けた研修で自動車事故など起こしても絶対に”I am sorry”と言うなと聞いて驚きました。当時の日本人
同士どうしなら相互に「すみません」というのが常識でしたが、今は外国と同様ひたすら自己主張をする文化になっ
てしまったようですね。
近隣の住民も普通でない子供の泣き声がしょっちゅう聞こえたと言っていましたが、警察に連絡をとるだけでなく何故
、訪問して助力しないのか不思議でなりません。
幼児虐待や人身事故という言葉で片付けられている「飛び込み自殺」の多発は現在日本の欠陥の現れです。
自民党的家族主義ではなく人道社会主義に基づき次の提案をします。
1.地域親制度
子育てを親だけに任せる事はできません。病院などで子供が生まれたらその住んでいる地域の住民が誕生祝い
から始めてその子が成人するまでその子の育て支援を行う。家族が引越した場合は新住所の地域親に引き継ぎ、
とぎる事なく支援を行う。
2.子育て支援金
子は成人するまで基礎的な生活費を公的に支給する。人は子供を持てば生活ができるくらいに。公的支援実施者
は定期的に子供本人と会って、生活状態を確認して支給を行う。
上の財源は予算の無駄を削って捻出する。
例えば防衛費
F35戦闘機に二兆円もかけるのは愚行そのものだと思う。専守防衛の我が国にStealth戦闘機は全く不要である。
必要なのは敵のStealth飛翔体を検出する能力であり、外国を侵略しない我が国の戦闘機にstealth機能は全く必
要無い。
同様の理由で戦車なども我が国には全く不要である。
航空母艦も同様。
専守防衛に徹するだけで上の財源のかなりの部分が出ると思います。専守防衛技術は輸出により我が国の経済だ
けでなく世界の平和にも寄与すると思います。
国内外の災害支援で自衛隊が最も感謝されているのは仮設風呂です。侵略ではなく防衛と復興こそ自衛隊の本
務である事を忘れてはなりません。
その他にも行政の無駄は多いと思います。公的財政に徹底的にメスをいれて見ませんか。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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