シベリア抑留と原爆芸術展報告
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2025/08/31 22:11
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相模原市、平和の集い
8/30(土)14:00より相模原市あじさい会館にて開催。
広い会場が八割方参加者で埋まりました。
(1) シベリア抑留体験
講演者
西倉 勝 (百歳)
大正14年(1925)生まれ。
戦争末期19歳で召集され満州に渡る。まもなく終戦になったがソ連軍によりコムソモリスクに送られ三
年間抑留生活。一万人の内2千人が重労働、飢餓、酷寒のため一年以内に死亡。
理容、大工、音楽など手に職のある人は室内労働につかされ遥かに有利な条件で抑留生活ができた。つ
くづく芸は身を助くと痛感されたそうです。
真に悲惨な経験をされましたが、終戦後三年で帰国した時、安政年間生まれのお婆様を含め、家族9人
全員無事だったそうです。長生きの家系なのか体つきも声も到底百歳とは思えない若々しさが感じられ
ました。呼ばれれば何処にでも行って体験談を話すと言われました。戦争を知る事は平和を守る第一歩
です。この使命感が健康長寿の本かも知れません。
(2) 被爆体験、平和のための活動
講演者
丸山 進
1939年10月生まれ。五歳九か月の時、広島市福島町、爆心地より2kmの地で被爆。現在85歳。
当時80歳の祖母と12歳の姉が原爆で死亡。当時家族は広島市の東北の田舎に疎開していましたが、広
島女学院一年生の姉は家族の反対を振り切って広島市内の奉仕作業に出て被災したものです。
井上満恵
神奈川県原爆被災者の会で平和活動をしておられる方ですが、原爆被害伝承者の資格がある一人です。
お母様が広島市松原町、爆心より2kmの地で被爆されたそうです。被爆経験者の平均年齢は86歳、如
何に正しくその体験を後世に伝えるかが極めて重要です。
8月31日(日)
原爆芸術展
「戦後 80 年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」展 2025 年 7 月 19 日(土)〜10 月 19
日(日)
場所 岡本太郎美術館
私の目当ては広島市基町高校美術部の生徒が被爆者と共同で描き上げた絵の展示会でした。これは2007
年から始まった歴史のある事業で今回はおよそ50点の作品が展示されました。スマホで二次元codeか
らそれぞれの作品の作成過程と語り手と描き手の意見を読み、作品を深く理解する事ができました。被
災者のつらい体験を言葉で聴き取り、構図を決めて一年がかりで仕上げた共同制作です。今回は三人の
作者、今は大学生や社会人に成っている方々のお話も聞けてより深い印象を受けました。
前からこれらの絵の画集が欲しいと思っていましたが今回やっとそのうちの何点かが語り手と描き手の
意見も付したものを収録した画集を買う事ができました。
岡本太郎美術館は生田緑地の中にあります。ここには我家の子供達が幼児の頃に日本民家園に来た事が
あります。もう40年も前の事です。公園の木々は大きくなって公園全体は深い森になっていました。
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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