差出人:	OsIPortable <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
送信日時:	2018年1月20日土曜日 22:17
宛先:	
件名:	近況報告(続)

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人間への成長
孫達は這い回り、つかまり立ち、何事か声を出しています。まさに猿人から人間への数百万年の歴史を一年で歩み
つつあると思います。

人間の特長
前回子供をあやすのに歌が有効であると報告しましたが実はもっと効果のあるものがあると分かりました。それは好
奇心です。歌が利かない時にも家内が台所仕事をしている様子を見せると必ず泣き止みます。その時いつも言葉
で家内が何をしているかを説明します。冷蔵庫も名前と機能を教えながら扉を開けると中を興味深そうに見て手を
伸ばします。小児科病院の壁の絵や飾り、水槽の中の魚、窓の外の光景など歌が全く効果無い時にも好奇心を
刺激されると確実に子供は泣き止みます。好奇心と言葉は人間の本能とも言うべき特性だと思います。

言語の始まり
まだ孫達は言葉を話しませんが、こちらの言う事はかなり分かっているようです。名前を呼ぶと振り向きます。夕方
保育園から帰るとまんまと発して夕食を催促します。では夕食を食べようというと機嫌が直ります。スプーンで口に入
れてやる時こちらがぼやぼやしていると声を上げて催促します。時には言葉らしい声が聞こえる事もあります。
まさに言語の始まりを見る思いがします。

人間の言語の特長
情報伝達が言語の機能だとすると動物にも原始的な言語があると言えるでしょう。人間の言語の特長は何でしょうか
。それは人間の言語の機能が概念を表す事だと思います。概念とは事物の関係によって定義されます。
    事物の存在の認識、区別--->命名--->事物の関係の把握--->その関係に命名--->新たな概念の生成
この過程を繰り返して成長する所が人間の言語の特長だと思います。

言語そのものについては語彙と文法を持つ事です。約35年前に米国勤務の時に家の子供等は現地の幼稚園に
入りました。最初の三か月は静かにしていましたがその後は普通にしゃべっていました。その間に英語の語彙と文法
を習得したわけです。孫達も今それをしているし、私もそれをしています。外国語を学ぶと言語間の違いの大きさと
関係の深さを知る事ができます。我が母国語の日本語もその深い構造を感じます。以前日本語の人と一は語源が
同じだろうと推測しましたが、同じ事は英、西、仏語にも見られます。辞書で類語、派生語、反対語などを調べると
その言語を使う人間の世界を垣間見る思いがします。例えばうた、うつ、つたう、うったえる等は関係があるのでは
ないでしょうか。

   言語と人間
人は人との対話によりて
おのが外なる世界を知れり
人は己との対話によりて
おのが内なる心を知れり
言葉は単なる符号にはあらず
言葉は人間が作りたる世界なり
言葉は人の心を表す
人は言葉で人間となれり

雪祭りの準備が進んでいます。
今日大通り公園に行ってみました。巨大な足場を組んで周囲の建造物のような雪像の建築が進んでいました。

雪祭りを見にこられる時はご一報下さい。

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* 市吉 修   Osamu Ichiyoshi                    
* 二十一世紀を楽しく生きよう会                    
* Human Network for Better 21 Century      
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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