差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf

差出人: OsI [osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
送信日時: 2017年2月26日日曜日 22:57
宛先:件名: 小川町有機農業Forum報告(2/19開催)

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配信無用の方はお手数ですが返信願います。本MLは会員の紹介により加入する会員の自主研究会で

す。返信または全員へ返信により意見交換をお願いします。二十一世紀世界研究会とは「人が全国

どこでも働き、生涯豊かに生きられる世界」を提案し研究する会です。研究しながら理想の二十一

世紀世界を実現しましょう。

小川町は

JR八高線の高崎寄りの町です。この線は奥武蔵の山沿いのローカル線で一時間に一本くらいの列車

の本数です。また小川町からは東武東上線で池袋まで70分で行けますので東京への通勤も可能です。

小川町では移住サポートセンターがあり町への移住や新規就農を支援しています。

今回のForumでは小川町と千葉県の山武市から各々三名の有機農業家が講演を行いました。小川町

は山間地で山武市は平地という対照的な立地です。何れも若い就農者が老齢化の進む日本の農業を

支えようとしています。会場を埋めた参加者の多さと幼児をつれた若い人達がいるのには心強く思

いました。

開催されたのは町立図書館の二階会議室でしたが休憩時間に一階に下りて見るとこの地で仙覚とい

う僧侶が万葉集を発掘した業績が表示されていました。漢字の音や訓読みを用いた独特の万葉仮名

で書かれ、誰も読めなくなっていた万葉集を発掘して読めるようにした偉業を成し遂げたこの地の

先達です。詳細については下記URLをご覧下さい。

日本は

食料の自給も可能な国だと思います。そのためには日本の国土に合った農業が必要です。政府の進

める大規模化では米国、オーストラリア、中国などに対して最初から勝ち目が無い事は明らかです。

棚田や段々畑に適した農業機械や運搬手段の開発が必要だと思います。もし食料の自給を達成すれ

ばそれは10兆円ものGDP増加であり、数百万の新規雇用が生まれます。またそれは世界の食料危機

の解決に寄与する事にもなります。

明治時代以降大日本帝国の軍備拡張のため重税を課せられ大半の農民が小作人に転落しました。戦

争中は国策により終戦の年まで満蒙に送り込まれた開拓団はソ連軍の侵攻によって山野を逃げ惑い

20万人もの人が野たれ死にあるいは集団自決死し多くの戦争孤児が生じました。戦後の食料難時代

には国からの割り当てで強制的に食料を供出させられました。日本の農業は国によって翻弄されて

きたのではないでしょうか。私は農民は政府よりも消費者に目を向けるべきだと思います。消費者

と生産者の緊密な交流こそ日本の農林漁業を発展させる原動力だと思います。

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* 市吉　修　　 Osamu Ichiyoshi

* 二十一世紀を楽しく生きよう会

* Human Network for Better 21 Century

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