市吉さん
ご意見いちいちごもっともです。大嘗祭に27億円税金を使ったとは驚き、呆れます。皇室費の中でまか
なうべきでしょう、国民に寄り添うというお気持ちなら。現金で買い物をした経験もない人にはお金の
ありがたみというのは分からないでしょうね。
今や働く人の4割が非正規で、今年の夏のボーナスの平均支給額は96万円でしたが、非正規の人はボー
ナスはゼロです。今「上級国民下級国民」という本が売れています(橘玲著)。私はもちろん下級国民で
す。大嘗祭にも桜を見る会も全てカネに苦労しない上級国民の、上級国民による、上級国民のための税
金の無駄遣いです。マスコミのトップもこれら行事に呼ばれて喜んで参加していたわけで、批判などで
きるわけがありません。
野党も一向に団結せず、投票数では自民党より多くとも選挙制度により投票が死んでいます。国会議員
になったのは国民のために役に立つ仕事をしようという意思からか、それとも国会議員になること自体
が目的なのか、今の議員の7割ほどがお父さん、お爺さんの後を継いで議員になったわけですから、議
員になったことで人生の目的は達したということでしょう。
昨日のTVで辛坊治郎氏と橋下徹氏が野党もマスコミも馬鹿だと発言したそうで、TV局に「謝れ」とい
う電話があったそうですが、辛坊氏はカメラに向かって「私は誤りません」と言ったとか。こういう人
たちがマスコミにも居るというのを知ることはささやかな救いです。
森 悦郎
From: Osamu Ichiyoshi
<osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>
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Subject: 戦後の初心を忘れず゛
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日本国の基礎は第二次世界大戦の反省
にあると思います。戦後72年経ち私達は初心を忘れている事が多々あるのではないでしょうか。
大嘗祭
に27億円の国費がかかったそうです。皇位継承に伴う天皇の国事行為としては即位式で十分ではないで
しょうか。天皇の弟の秋篠宮も大嘗祭は宗教色が強い行事であり、費用は皇室費から出すべきであると
思うと公言されていました。宮のご意見に対して宮内庁は聞く耳を持たなかったと話されていました。
大嘗祭を大規模にしたのは明治政府でありそれまでは内輪の儀式だったそうです。討幕のために天皇の
権威を最大に利用して成立した明治政府は天皇の権威づけのために明治神宮などの神社の創設、全国の
土着の神社の統制化、皇国史観の創設とそれに基づく学校教育、その極限とも言える現人神、即ち世界
にも例を見ない珍説の国教化は軍国主義政策の推進に絶大な効果を発揮しました。
これが日本の伝統文化にもそぐわない事は正に皇位を巡って国を二分して争った南北朝時代に天皇の由
来を示すために一方の旗頭の北畠親房が著した「人皇正統記」の表題からも分かります。天皇を担いで
政権を争った武士達にとって天皇はあくまで人だったという事でしょう。明治憲法の体制下でも高位の
役人や軍人は天皇の事を上御一人と呼んでいました。国民には現人神説を強制しながら。明治政体には
帝国主義世界で生き残ろうとするあまり先輩諸国に輪をかけた帝国主義に染まって国の形を歪めてしま
い、その結果第二次世界大戦という世界の破滅に到ってしまいました。
戦後皇国史観の歪みを正した要素の一つは他ならぬ昭和天皇のいわゆる人間宣言でした。
「朕ト爾等国民トノ間ノ紐帯ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、単ナル神話ト伝説トニ依リ
テ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神トシ、且日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、延テ
世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル観念ニ基クモノニモ非ズ」(1946)
先日日本政府が大嘗祭に27億円もの国費をかけた事について昭和天皇は何と言われるでしょうか。
首相と桜を見る会
予算1700万円に対して5500万円もの国費を費やしたそうです。この無責任もさる事ながらこの行事自
体が無意味だと私は思います。地方議員等が首相と桜を見る会に参加したと誇らしげに報告していたブ
ログをこれが問題になると早速削除するなどとは自ら小者ぶりを実証するものでしょう。国費の無駄使
い、少なくとも大幅な予算超過を何年も続けて恥じない安倍氏は果たして首相の器と言えるでしょうか。
国民の中に「虎の威を借りる狐」根性が蔓延していないでしょうか。
教育
大学入学統一試験に英会話試験、しかも数千円もかかる民間の試験を行う事の愚は以前報告しました。
数学と国語の記述試験も同様に愚だと思います。大学はその名の通り開かれたものであるべきであり、
まるで中国の科挙にも似た大学入学試験の位置づけに疑問を感じます。インタネット時代の今日大学は
誰でも入れる所になるべきだと思います。人が働きながら所定の単位の取得を重ねて学科を卒業できる
教育体系を各大学が整備する事が必要だと思います。
戦後の学校教育においては作文に力を入れていました。そこから「二兄ちゃん」やつづり方兄弟などの
成果が生まれました。やまびこ学校、しいのみ学園など教師や社会人による創造的な教育が行われ、そ
れらが日本の高度成長の原動力になったのではないでしょうか。
文部省が教科書検定や学習指導要領など「指導」を強め出してから日本の教育は活力を失って来たよう
に私には感じられます。
戦後焼け跡から始まった青空教室の初心を思い出すべきだと思います。
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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