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件名: 放射線と健康; ひとまず結論
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今回は別の本
Alan E.Walter, Radiation and modern life
高木、千歳訳 放射線と現代生活 ERC出版
に基づいた知見を報告します。
[1] 自然放射線は西欧諸国が高い
年間放射線量はFinland; 7.5mSv, Spain; 5.20mSv, France; 5.15mSv, ,,,
USA; 3.70mSv等です。米国でもDenverなど標高の高い地域は全国平均の倍くらい
の値になります。
[2] 日本の場合
日本の各地の放射線強度は下記URLに公開されています。
http://www.hazardlab.jp/?map=rad
やはり福島県は他県の4倍程度高いのですがそれでも
0.318(μSv/hour) x 24 (hours/day) x 365(days/year) = 2.8mSv
となりヨーロッパ諸国より低い値になります。
[3] 東日本大地震被災からの復興について
今まで報告した結果によって私見を述べます。
(1) 帰還可能な地域には積極的に帰還する。
政府は30mSv/Year以下の地域は帰還可能地域として積極的な帰郷を推奨していますが私は賛成です。本報告のために私が書物で調べた限りではこの程度までは健康問題を生じる事は無いであろうと思われます。
(2) 持続的に浴びる低レベル放射能の健康に対する影響は未知の領域なのでこれを良い機会と捉えて徹底的に調べる。即ち帰還された住民に協力してもらい、毎日の被爆量を記録し、定期的な健康診断を受けてもらう。その協力と引き換えに医療費は全額無料とする。
これは今後半永久的に続け、人間の健康に対する放射能の影響を医学的に検証する。
(3) 食品の残留放射線量と健康の関係
全国的に持続的に調査して放射線医学を発達せしめる。
所感
放射線は広島、長崎の原発、第五福竜丸、
幸い我が国は自然エネルギー源に恵まれていますので原発どころか化石エネルギーが
枯渇してもやって行けると考えています。詳細は下記URLをご覧下さい。
他方自然界の放射線について調査した結果必要以上に怖がるのもよくないと思います。不安定な避難生活、進まぬ除染、先の見通しの立たない事からくるストレスは耐えがたい苦痛です。従って放射線については監視、調査、研究しながら共存するより他は無いのではないでしょうか。
除染についても1mSv/Year以下にせよと要求している人がいますが、それは自然放射線より低い値であり無意味です。温泉ではラジウム温泉とかラドン温泉とか放射線の高さを宣伝している所も多々あります。ドイツのバドガシュタインRa温泉は一時間で我が国の一年分の被爆をしてしまう放射線の強さですが難病治療所として有名です。
恐れるべきは無知からくる蒙昧な苦しみと、的外れな行動です。チェルノブィリ事故以来放射線被害の救済に努力して来られた米国人医師、Dr.R.P.Galeの知見を載せた下記URLを一読される事をお勧めします。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20131211/256952/?P=1&rt=nocnt
今後の研究
[1] 放射線源強度(Bq/m^2, Bq/Kg,)と周囲環境と被爆量(mSv/year)の関係
[2] 放射線の細胞に与える影響とその作用機構
[3] 放射線の本質、
例えば何が半減期を決めるのか
ご興味のある方は連絡下さい。一緒に研究しましょう。
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* 市吉 修 Osamu Ichiyoshi
* 二十一世紀を楽しく生きよう会
* Human Network for Better 21 Century
* http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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From: OsI [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
Sent: Sunday, March 02, 2014 10:53 PM
To:
Subject: 放射線と健康
前回に続き放射線と健康の関係を調べましたので報告します。
種本は 安保徹「三大免疫力」(実業の日本社)です。
今回のテーマはHormesis,即ち放射能による健康増進効果です。
[1] 自然放射線量は大体2.5mSv(ミリシーベルト)/年であり、これに大体同量の医療用放射線量が加わり現代人は大体年間5mSvを平均的に浴びている。
[2] 世界には上の平均値よりも著しく自然の放射線量が高い地域がある。
ブラジルのカラバリ市 10mSv/Year
東京-NY間の飛行中に受ける放射線量 0.2mSv
成層圏では地上より自然放射線の強度が150倍である。東京-NY間を5往復すれば地上
の一年分の放射線を浴びてしまう。
[3] 日本の各地の放射線強度は下記URLに公開されている。
http://www.hazardlab.jp/?map=rad
やはり福島県は他県の4倍程度高い。
[4] Hormesis,即ち放射能による健康増進効果
温泉ではラドンやラジウムなど放射線の高さを宣伝している所がある。針や灸に類似の刺激効果がある様である。ドイツのバドガシュタインRa温泉は有名である。ここは古い鉱山の中に設置され人は空気浴を行う。一時間坑内にいると2mSvの放射線を浴びるそうである。
所感
放射線は極めて微量で人間を死に至らしめる危険なものである事は第五福竜丸や
福島県は他県の4倍程度の放射線強度がありますが人間の健康に及ぼす影響は不明です。感じとして自然界の数倍程度であれば福島の方々も十分な医療体制の下で故郷に帰還しても良いのかも知れません。故郷を離れて先の見えない生活から来るストレスの方がより健康に悪いのではないでしょうか。
累積2000mSvで発ガン率が2倍になるというデータがあります。人生100年とすると年間20mSvです。この範囲なら福島県でもかなりの地域が帰還可能になるでしょう。先進例としてチェルノヴィリ地域の調査を行う必要があると思います。
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From: OsI [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp]
Sent: Sunday, February 02, 2014 10:37 PM
To:
Subject: 報告と提案
放射能と健康
色々調べて大体下記の数値が出て来ました。
参考文献は 小出裕章、小林泰彦 「放射能はどこまで安全か」(幻冬舎)
[1] 一時に浴びる放射線量の影響
7Sv(シーベルト)で人は即死。
1 Svは1J/Kgですから体重50Kgの人では50J = 12 cal.
即ちその人の体重の水の温度を12 / 50K = 0.00012℃上げるだけの極く僅かの
エネルギーに過ぎません。
[2] 日常的に浴びる放射線量
自然放射線量 2.15 mSv/年
医療用(X線撮影など) 2.3 mSv/年
[3] 積算放射線量の影響
2 Gy (2000 mSv) で発ガンの危険度2.0倍
1 Gy (1000 mSv) で発ガンの危険度1.5倍
200mSvまで危険度は線量にほぼ比例
100 mSv以下では不明
[4] 環境汚染との関係
環境汚染 40,000 Bq(ベクレル)/m^2 は大体1 mSv/年に相当する。
放射能と健康の関係に関する正しい知識を持つ事は極めて重要です。第五福竜丸や
上の[2]-[4]は日常生活において徒に恐怖ばかり持つのも良くない事を示しています。
要は正しい知識を持つ事が必要です。チェルノヴィリの経験からも多く学ぶ事があると思います。
提案
放射線と健康の関係に関心のある方は一報下さい。一緒に研究しましょう。
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