豊かな少子高齢化社会への道
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2024/03/24 23:07
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想いを語りて世に現しませう。
少子高齢化の原因
私は核家族化だと思います。私は昭和23年(1948)の生まれです。家は農家で分家でした。子供の頃本家
に遊びに行き、農家向けの雑誌「家の光」をよく読みました。人生相談の蘭では嫁と姑の関係など家族
問題が多かったですね。親類付き合い、村の共同作業や各戸への負担割り当て問題、それに世間体とい
う見えざる束縛もありました。
経済の高度成長と共に若者は故郷を離れ都会に就職し、自然に家族形態は核家族になりました。核家族
は大家族や村の束縛からは自由な代わりに不安も多いですね。私達に子供が生まれた時には母が来てく
れました。母の指導で初めて赤子を風呂に入れた事をよく覚えています。核家族で子供を育てるのは大
変です。すべてが初めてですから、戸惑う事が多いですね。子供が病気になると本当におろおろしてし
まいます。
子供が学校に上がると多くの親が教育について過度に敏感になるのは滑稽なくらいです。私の父は「勉
強時間はいくらでもあるはずだ」と仕事の手伝いをよくさせました。農繁期には父の手紙を持って登校
し先生の許可を得てから家に帰り農作業の手伝いをしました。しかしそのために勉強が遅れる事はあり
ませんでしたね。農作業の手伝いそのものからも学ぶ事は多々ありました。
少子高齢化の問題
<> 幼児虐待
は昔より多く且つ悪質なのではないでしょうか。大家族制では両親だけでなく、祖父母、叔父、叔母な
ど近くにいましたので両親にとって子育てはより安心だったと思います。核家族では両親に病気や精神
的疾患などの問題が生じると子供の環境は地獄に急変してしまいます。
<>孤老問題
非婚が増え、結婚しても成人した子供達は遠くに暮らしているので一人暮らしの老人が増えています。
孤独死ばかりでなく、葬式や遺骨の引き取りをする親族もいない場合が多数あります。
<>国の衰退
少子高齢化が続くと国が衰退します。それが無限に続けば国の絶滅に到るのは明らかですが、その前に
国力が衰退し、外国に侵略される恐れもあります。
少子高齢化問題の解決法
[地域のつながり]
宮崎の両親が癌になった時、どうしようか途方に暮れました。その時両親の地域の包括支援センターが
食事配達を兼ねた見守り体制を組織化してくれました。痛感しました、遠くの親類より近くの他人。
<>幼児虐待
は児童相談所の努力にも関わらず、なかなか無くなりません。子供が死んだ後で地域の人の証言を読む
と「昼夜を問わず、泣き方が尋常ではなかった」。その時ご近所の底力で問題のある両親を支え、子供を
保護する事ができれば最良です。そのためには普段から地域の助け合いを推進しておく事が必要です。
<>孤老問題
今世紀の初めに「人が最後まで自宅で暮らせる」事を目指して介護保険制度が創設されました。私の両
親の介護経験からそれは極めて有効な制度です。私は両親の死にいたるまで宮崎で共に暮らしましたが、
訪問看護と介護のおかげで、楽しく暮らす事ができました。そして多くを学ぶ事ができました。
[学問立国]
少子高齢化問題の原因の一つは東京一極収集と地方の過疎高齢化です。新型コロナでTeleworkが推進さ
れましたが、どれ位定着したでしょうか。私は会社では通信装置の設計技術者でしたので、工場に行か
ない事には仕事になりませんでしたが、現在は通信機の開発も大半はcomputer programの開発に他な
らないので高速通信回線さえあれば何処にいても仕事はできる筈です。但しその実力があれば。実力を
つけるには若い時は下積みから始めあらゆる問題にぶち当たってそれを解決する、実務の経験を積む以
外に習得する道は有りません。そして死ぬまで不断の学習、研究が必要です。
[開国]
世界に対する開国無しには国の発展はありません。今日はパリ五輪選考会を兼ねた水泳選手権がありま
したが、五輪標準記録を突破するのは大変な事です。またその後で世界figure skating大会を見ました
が、世界にはすごい選手がいますね。その中で日本選手の活躍を見るのはとても嬉しいものです。
可哀そうなのはロシアの選手です。国が明らかな侵略戦争をしているため国際試合に出られません。
そのためロシアとその友好国の間で国際大会なるものをやっているそうですが、一流選手では不参加の
人がいるそうです。その無念たるや推して知るべし。
古代の大和朝廷の建国を支えたのは中国や朝鮮からの帰化人でした。はるかペルシアから来た帰化人も
いました。また明治の開国、危ない帝国主義世界の中で急速に国の近代化を進めるうえでお雇い外国人
だけでなく日本に帰化した民間の外国人の力もありました。現在我国で働いている外国人は200万人に
上りますが、その力を最大限に引き出し、その人達を望むならば如何に日本に取りこんで行くのか検討
すべきだと思います。
[健康]
国民が健康であれば少子高齢化も恐れるに足らず。
私は両親の介護が必要になった時は既に会社を定年退職していました。母は93歳、父は百歳で他界しま
した。母は87歳で大腸癌の手術をしましたが、それまでは元気でした。私は既に年金生活に入っていま
したので両親の介護は負担というより、郷里に帰って共に生活できたので却って楽しい思い出でできま
した。
また父の死の一年後に私達にも双子の孫ができました。私達の子は共稼ぎをしていたので子育て支援の
ため私達は夫婦で札幌に引っ越し、孫達が小学校に上がるまで直ぐ近くで暮らしました。これも私達が
共に健康であったからこそできた事です。
両親の介護中には随分医学書を読み、その教訓を「二十一世紀を楽しく生きよう会」に載せていますの
で、よろしければご覧下さい。
ここでは体操の効果と歩き方についてご参考までにお話します。
体操
私は毎朝ラジオ体操、木刀の素振り百回、庭木にぶら下がり、首回し、そして四股を踏む事50回をやり
ます。また長く座った後等にはその簡易版をやります。体操はとても効果があると感じます。
歩き方
ゆっくり歩く時は踵摺り足です。重いものを持つ時は踵で体重を支えますから。急ぐ時は体を少し前傾
させると自然に足が前に出ます。ゆっくり歩きで時速4キロ、速歩きで時速6キロくらいでしょう。更
に遠くに行くには足車で時速10キロ程度、さらに遠くに行く時は自転車で時速15キロ位でずっと推し
て行けます。自分の力で移動するのは何よりも快適だと感じます。
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+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
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