差出人:   Osamu Ichiyoshi <osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp>

送信日時:             202052日土曜日 11:08

宛先:      '

件名:      RE: 新型コロナ対策について; 九月新学期問題

 

宇多村様、

貴重なご意見をありがとうございます。

今時間が無いので取り急ぎ愚見を申します。

 

(1)全国一斉に同じ教育をする必要があるのか疑問です。

岩手県はまだ感染者が出ていないそうです。そこでも全国に揃えて何故休校しなくてはならな

いのか疑問に思います。

 

(2)教育にGlobal standardなどは無い。

フランスはバカロレア、イギリスはClass A, 日本はセンター試験などと国によって教育のシス

テムは違います。歴史を振り返れば日本においても武士の子は各藩の藩校、庶民は寺子屋、或

いは洋学、漢学塾、国学塾、有名な適塾や松下村塾等の私塾など各人、各地の条件に合った教

育システムがあり、多種多様な人材を産み出して来ました。明治の学制制定以来国が教育を支

配した事が軍国主義(島国の日本には最も異質な思想)の推進に絶大な力を発揮しました。米国

の教育は日本に比べれば国立の大学なるものは無く、州立あるいは私立が主でこれが多様な人

材の育成に力を発揮しているのではないでしょうか。

 

私は「働きながら学ぶ」事が教育の基本だと思います。現代文明の基礎を築いたJ.Watt,

M.Faraday, G. Stevenson, A. Lincoln, T.A.Edison, A.Lincoln, A.Carnegie, H.Fordは家の貧困或

いは学校制度に合わない為学校に行けませんでした。A.Einsteinは軍国主義の色濃いドイツの

学校に合わず高校の時、学校をDrop outしてスイスに逃亡しました。

日本では豊田佐吉、松下幸之助、本田総一郎、吉川栄治などは家の貧困のため小学校にしか行

けませんでした。

 

(3)高校までの九月学期制には反対

コロナ問題を契機に学期制度を性急に変えるのに私は反対します。

理由

a. その理由に挙げられる横並び思想には基本的に反対。

b. 九月にコロナが収まる可能性は低い。むしろ秋、冬に向けて流行が拡大する可能性が大。

c. 最も活動に適した夏季を活かせない。例えば高校野球やインターハイが意義あるのは同学年の

応援があればこそだと思います。

 

(4)          安倍首相の「英断」に疑問

子供はコロナで重症化する可能性は低いそうです。学校で流行もしない内からの「英断」には

疑問を持ちました。確か学校給食の調理掛、即ち大人の感染者が出たのが切っ掛けだったと記

憶しています。

 

(5)大学は多学期制にすべし

私は大学は成人教育であり高校以下の教育とは全く異なると考えます。私のお勧めは年4学期

制です。今の制度では春の入学試験に落ちたら希望の大学に入るのに一年間も「浪人」をしな

くてはなりません。年4学期制なら三か月後にまた挑戦する機会があります。また大学間の転

校、専攻科目の選択も自由にすべきだと考えています。その為の教育体系と共通単位制度の整備は

意義あるものだと考えています。更には医療人教育も看護師、介護士を入り口に医師の免許の

取得に到る事が可能な教育システムの構築を訴えます。

 

以上宇多村さんにまともに答えてはいないかも知れませんが日頃の愚見を申し上げました。

 

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

+      市吉 修 

+     二十一世紀を楽しく生きよう会

+     HP ;   http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

From: Mitsu Utamura [mailto:ma-mpulpn-693925@ijs.dream.jp] 

Sent: Friday, May 01, 2020 11:31 PM

To: 'Osamu Ichiyoshi'; etsuromori@jasmine.ocn.ne.jp; '市吉修'

Cc: Subject: RE: 新型コロナ対策について; コロナとの共生

 

市吉様、メールリストの皆様

 

市吉さんのお考えにとても共感します。

緩やかに感染が広がり、重症者は病院に入院できて治療が出来る安心感があって、我々は、ゆっく

り感染して抗体が出来る、これが理想です。ワクチン無で、はしか、水疱瘡、おたふくかぜん、イ

ンフルエンザ、ポリオなどなどを生き抜いてきた我々は、もしかの時には病院に入院できる安心感

が欲しいですよね。

 

ところで、市吉さんの意見に一つだけ異を唱えます。

私は、「この機に一気に9月始業を導入」に賛成です。

 

以下の二つのサイトを読みました。高校生が訴えています。

 

https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.change.org%2FChangeTheStory%3Ffbclid%3DIwAR1tLQ-n9y6A-BxchZd2L5FFlBc_WBLOb5MEOsGSzNa584Zpi2aN9M0-VWw&h=AT1e5rAWv2Cvd-OlsMIupD6BhFLAwaOcnR-y8DbxW-ZkNqm6SSe2Lr1wpdbenliYAzGWlh-

y1KEm_3Y6YxftcuDgICiX3sNYDamDe79rnuGGZVHHL2Zrw1rLqBu_jAEazEXyl18-cnfutahXWsiCCB0sykgAR7GwlQ

 

https://www.facebook.com/thestory.change.10?__tn__=%2CdK-R-R&eid=ARAXU6tIfLHBCgwMdNfNEOb2cX_a76xHn81f92xWTGT3TBPc9SCjHOwav8r9EI0NjC4embTAM57a7uYU&fref=mentions

 

私はこの主張に賛同します。是非今年20209月から仕切り直して新しい学年を始めて

下さい。この趣意書にもあるように、学校行事、部活動、大会は人間力を養成する大切な

教育課程であり、学校で味わう貴重な経験です。非常事態でも本人たちに諦めさせるの

はしのびないです。

今年一斉に入学新学期を変えることで、全教育機関を9月始動にすることを推進すること

に賛同します。

本日(51日)千葉県知事が「今年でなく2021年から」という発言していました。また、「コ

ロナで国家存亡の時にこんな議論をしている余裕はない」と発言する人もいます。そんな

ことはない、今未曽有の非常事態なればこそ、それに立ち向かうエネルギで持って改革

できる千載一遇のチャンスです。こんな時だからこそ、実現できるのです。日本には優秀

な官僚が沢山います。コロナと教育、その他、それぞれの持ち分で全体を見渡しながら

今後のことを細部の困難を一つ一つ乗り越える議論できる余裕は十分あると思います。

来年からですと今年3月から収束迄の間の失われた行事部活大会、学校生は戻っていき

ません。楽しみにしていた、林間学校、運動会、学級行事、大会、全てなくなり、子供達は

がっかりしています。

この趣意書の429日追記は特に注目に値します。即ち、学校の区切りは現状のまま、4

2日生まれから翌41日までという形で固定して下さい。 少なくとも20204月に小学

校に入学した生徒までは。今まで一緒に過ごして来た同学年の仲間たちと急に違う学年

として過ごすことになるというのは学生の立場から見ると受け入れがたいというのも、大

いに共感します。

私は団塊の世代ですが、小学、中学と同じ学年で過ごした仲間との絆があればこそ、中

学校の同期会が6070歳過ぎても懐かしい縁となり一生の宝として生きる元気を得られ

ます。高校の同期会も同様に、その交流は今老年を生きる時までも生きがいとなってい

ます。小学、中学、高校の同学年での共同活動を通して得られた共通の思い出は心の

栄養となって「一生もの」であることを72歳の私は強調したいです、故に、若い、これから

の未来を背負う現在の小学生、中学生、高校生に豊かな学校生活を過ごさせてやりたい

と切に願います。

429日付追記に特に同感します。

 

若い高校生たちが立ち上がっています。ウイルスと共存しながらの学生生活ですから、

全く元通りとは行かないでしょう。でも、休校の空白を工夫で埋めてくれるでしょう。何よ

り、こうして当事者が立ち上がったことを応援したいと思います。是非応援しようではあり

ませんか!

 

宇多村(江本)美津

 

From: Osamu Ichiyoshi [mailto:osamu-ichiyoshi@muf.biglobe.ne.jp] 

Sent: Friday, May 1, 2020 10:30 PM

To: etsuromori@jasmine.ocn.ne.jp; '市吉修'

Cc: Subject: RE: 新型コロナ対策について; コロナとの共生 (同日掲載の記事をご覧ください)

  以下省略