3/10と3/11に思う
2021/03/13 21:29
宛先
市吉修 その他53件の宛先
転送歓迎
配信不用の場合はお手数ですが返信にてお知らせ願います。
二十一世紀人世研究会は人が全国どこでも学び、働き、生涯元気に生活できる世界を研究する会です。
返信または全員に返信により皆様の情報交換をお願いします。研究しながら二十一世紀を楽しく生きま
しょう。
3/10と3/11
今週は忘れてはならない大災害の週です。1945年3月10日に米軍による東京大空襲があり、東京の大
半が焦土と化し一晩で10万人もの死者が出ました。その惨害は到底語り尽くせるものではありせんが、
概要については下記URLをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E7%A9%BA%E8%A5%B2
2011年3月10日の東日本大地震と津波の惨害はまだ10年前なので記憶に新しいものです。
此方も簡単には語り尽くせないものなので概要は下記URLをご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD
人災と天災
東日本大地震は千年に一度と言われる稀有の天災でした。しかし地震そのものは仕方無いとしても実は
死傷者の大半は大津波で被災しました。揺れから津波の来襲では何十分もの時間があったのですから十
分な準備ができていたならば大半の人は助かった筈です。中でも生徒70人、先生10人が死んだ大川小
学校はすぐ裏の山に避難したならば全員助かった筈なのに自主的な判断力に欠けた指示待ち精神構造の
教育機関の欠陥が露呈した痛ましい事件でした。同校は震災の教訓遺構として保存されています。
更に大きな人災は東京電力福島原子力発電所の被害です。緊急用電源のDiesel発電機を皆地下室に設置
していたのが致命的な設計の過ちでした。今から振り返れば何という愚行だったのか理解も困難です。
電源が落ちて真っ暗な中で燃料棒を冷やす冷却システムを動かすために発電所に外部電源を引こうと四
苦八苦していたのは悲惨かつ滑稽でもありました。司馬遼太郎は第二次世界大戦に到る過程を「集団発
狂していたとしか思えない」と言っていましたが原発事故の原因はまさに原子力発電所の安全に関する
「神話」でしたね。戦争の失敗の原因が「神がかり」参謀にあったとすれば原発設計の失敗の原因は安
全神話でした。そしてその責任に関しては津波の規模が「想定外」であったという万能句が効力を発揮
しました。私自身会社で通信機械の設計をしていた時に問題が出てから自分の愚かさを思い知らされた
事が何度もありますので偉そうな事は言えませんが、原子力発電の失敗に対する反省、その原因、機構、
予防に関する技術的な検討と国家的なエネルギー政策の再検討が十分にはなされてはいないのではない
でしょうか。
以上の事から人間にとって天災よりも人災が遥かに甚大な惨害を生じる事が分かります。中でも人災の
最悪なものは戦争です。しかし人災は人知により予防可能なものである事が一縷の希望でもあります。
想像を絶する宇宙災害
滅多にある事ではありませんが宇宙災害は全く想像を絶するものです。地球上のあらゆる元素、私達の
体を作るあらゆる物質の起源は太陽系の発生に先立つ前世代の恒星の一生と最後の超新星爆発にあると
言われています。その凄まじさは全く想像を絶するものです。
地球では約6500万年前に一億年近く地上を支配した恐竜の絶滅とそれに取って代わる哺乳類の大発展
の切っ掛けを作ったのは直径10kmの小惑星の衝突であったと言われています。それより遥かに小さい
とは言え直径数百mの巨大隕石が地球をかすめる事は時々起る事です。それが大都市に墜落すれば原爆
に匹敵する災害が生じるのは確実です。すぐにでも対策が必要ではないでしょうか。前々回に報告した
私の研究はその予防にも関するものです。よろしければ下記URLをご覧ください。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
+ 市吉 修
+ 二十一世紀を楽しく生きよう会
+ HP ; http://www5e.biglobe.ne.jp/~kaorin57/
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++